ダイナモロンド × ストランド マテリアル リプレイ 公演情報 ダイナモロンド × ストランド マテリアル リプレイ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.5
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★

    難解
    ひとさまの作った芝居で難解な芝居ほど劇評を書くときに苦労することはない。
    脚本家の意図するところ、表現したいところと大きくずれちゃったりしたら、失礼極まりないし、「ナンだよそれー、全然解ってないじゃん!」なんて思われたらワタクシの気高きプライドが許さないからだ。(^0^)

    以下はねたばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    再演らしい。しかも、三つの公演作品「ダイナモ」と「デジタルクォーツ・セコンドハンズ」と「無伴奏冒険組曲」をミックスして再構成することにしたらしい。

    「名づけてマテリアル・リプレイ。三本分の芝居を一本に詰め込んでしまうわけで、とってもリーズナブルな公演です。」なんつーて暢気に謳ってる場合ではない。

    三本を一本化した事で観客はリーズナブルどころか、難解度の数値は上がりっぱなし。しかも2時間40分という上演時間にワタクシの集中力はへこみまくって眠いのなんのって!

    「ダイナモ」・・地球に住んでる男と座礁したピンクのクジラが同じ周波数で通信する。「地球は空洞だからマントルを越えて来い。」とピンクのクジラに向かって言う男。男は恋人を失って孤独だったがピンクのクジラと物語を語り合うあううちに、鱗がはがれてピンク色になってしまったクジラは実は自分なんだと気づく妄想劇

    「デジタルクォーツ・セコンドハンズ」・・最終戦争をやり過ごす為、地下シェルターに閉じこもった家族が始める長い長い暇つぶしのおしゃべり。

    「無伴奏冒険組曲」・・うんめい、という名の競走馬がいた。父親は新聞のその名の下に「逃げ」と書いていた。色々な時代を走馬灯のように思い出して作った、当時の傷の物語。

    これらを一本に詰め込んでしまった。別の意味で「しまった」作品。

    脚本家はその時代時代の物凄い情報量を作品の中に詰め込ませ過ぎた為に、役者の吐くセリフは膨大でスピーディー。観客に飽きられないように、との意図らしいが、むしろ情報量が多すぎて何が言いたかったのかが、理解不能。

    とにかく何でも詰め込めば良いってもんじゃあない。観客の事を思うなら2時間以内に要所を凝縮して欲しい。情報はラジオ、TV、その他で充分だから、芝居でしか表現できない公演を打って欲しい。

    全体的に若い劇団特有の構成と演出。だから万人には受けない。しかしながら、所々に笑いを散りばめ、観客を飽きさせまい、とする姿勢は感じた。
    まあ、そのうち成長するでしょ。(^^)/




  • 満足度★★

    部分的にはわかるが・・
    CQ、CQ・・といきなりアマ無線の用語が飛び出す。知らない人にはまったく意味がわからないかもしれないが、まあ、聞いたことがある、という人もいるだろう。しかし、QTHまで出てきては、「なんのこっちゃ?」状態だったと思う。
    で、内容はマニア向け、かな。単純に喜怒哀楽を楽しみたい観客には、ちょっと受けない。抽象的な、「これが芸術だ」という舞台に、ついていけないだろう。

このページのQRコードです。

拡大