公演情報
「こどもの一生(東京公演)」の観てきた！クチコミ一覧
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満足度★★
鑑賞日2020/03/01 (日)
劇場自体が非常に狭く小さいので
照明や音響設備を除くと
ほぼ学校の教室や体育館と変わらないセットで
舞台演出の面での制約が多い中
役者の方々の熱演や、工夫された演出で
なんとかプロレベルの芝居が見れたと感じました。
ただ残念ながら全体的に物語を楽しむことは
私にはできませんでした。
物語全体を俯瞰して予測することはさすがにできなくても
細かな場面の流れはすぐに見えてしまいますので
小説、漫画ならサッと読み飛ばせるのに
演劇の演技の手法上、いちいち過剰にアクション・リアクションしながら
セリフで長く説明していくので
やはり中弛みを感じ、間が伸びて退屈に感じてしまいます。
たとえば、何々さんのいろんな特徴を
舞台に立つ全員が順番で何度も何度もしつこく述べたり、
またその人物がいちいちそれを一人一人に語ったり、、
もう少し台本を絞ることができなかったのかなと感じました
要は長すぎるんですね
そして、その退屈さを軽減させる通常の演劇の手法として
コミカルな場面がちょこちょこあるのですが
私は個人的に一度もクスクスと笑うことができませんでした。
人を笑わせる台本を書くことは
やはり簡単なことではないと感じます
（ただ周りの他の観客の方たちは受けてらっしゃる方もいたので
あくまでも個人的な感想です）
またややエロな表現や演出もチラホラ出てくるのですが、、
時には素直に笑って楽しめる場面もあるにはあります
色気担当、、でよろしかったのでしょうか
女助手さんはかなりコミカルで妖艶な色気を出し
演劇全般に良いアクセントと活気を吹き込んでいらしたと感じました
（ファンになりそうです＾＾）
しかし、ちょっと気持ち悪かったり、きわどかったり、生理的に受け付けられない場面もあって
楽しめない場面の方が断然多かったです。
とくにお爺ちゃん絡みのシーンが、、、
小学生ぐらいのお子様連れの親子がらしき観客の方もいらしてたのですが
よろしかったのでしょうか
明らかに受けを狙うシーンで、ほとんどの観客が引いたように感じるシーンもあったので
男性陣のお股からの攻撃、、シーンとかが、、
こんなそんなような状況で
長く非常に硬く狭い椅子に座っていたので
途中から眠気と腰の痛みと戦いながら
あのベルの音から始まるホラーなクライマックスを迎えたのですが
ーここもすこしセリフのしつこい場面がたくさん出てきますー
「もうそれはわかったから、さっさと物語を進めてくれ！！」と心で叫びつつ
やっと終わりが来ます。
最後に屯田返しがあり、悪くはないのですが
なにしろそれをじっくり味わう間もなく
「え？？、、あ、、、」と感じるや否や幕がすぐに上がってしまいますので
そのネタが十分に面白さとして生かされてないと感じました。
これで4000円は正直に高く感じました。
言いたい放題ですみませんが 2500円ぐらいが良かったですね
役者さんの演技には不満はありません
間違いなくそれぞれ個性と実力のある俳優さんたちです
次回作に期待、、と言いたいところですが
台本に不安があるので
今度は口コミをちゃんと調べてから
機会があれば、、と思います。
素人意見をさんざん書いて
関係者の方々には申し訳ありません。
劇団と団員、役者の皆様のこれからの活躍を期待します
ksk（1）