ゆうめいの座標軸 公演情報 ゆうめいの座標軸」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-20件 / 21件中
  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2020/03/04 (水) 20:00

    価格2,000円

    #弟兄
    演劇青年が中学時代に受けたいじめ被害とその後の高校・大学時代、そして今のエピソード。

    初演(2017年2月)がデッサン、再演(2017年9月)が線描、そして今回は色彩がついた、な感じ?
    戯曲としては初演からインパクトがあり完成度が高かったが、演を重ねるにつれて演劇としても進化し続けている印象。
    三演目となる今回は装置に仕込んだギミックを筆頭に演出や照明も大幅グレードアップ、みたいな。

    それにしてもほぼ実話といういじめの描写はやはりエグい。語り口が柔らかいのが救いだが、それって「糖衣錠の毒薬」では?(真顔)(それゆえ「万人にオススメ」とは言い難いのが珠に瑕か)

    なお、上演時間は初演が65分、再演と今回が80分。
    (他は初演と再演の「観てきた!」コメントをご参照ください)

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2020/03/04 (水) 20:00

    「弟兄」85分。休憩なし。

  • 満足度★★★★★

    『弟兄』観劇

    ネタバレBOX

    作演の人の中学時代に虐められた経験、具体的には学校の掲示板に死ねのポスターを貼られたこと、首を絞められたリバスケットボールを顔にぶつけられたリ身体的苦痛を強いられたこと、どぶに落とされザリガニを食わされたこと等、そして高校の時に知り合った同じく虐められ経験者の友人のこと、更には虐めた側の現在の心境等を描いた話。

    心が激しく揺さぶられました。素晴らしかったです。

    今から10年程前のことだと思いますが、ひどい話です。ただただ驚き、怒りがこみ上げてくると同時に、虐めの現場を見た先生が素通りするこんなことが本当にあるのかと驚かされました。

    虐められる側が悪いとか、虐めた側は忘れていたりさほど気にしていなかったりしている現状を踏まえ、日本全国各地でどんどん公演してほしいと思いました。
  • 満足度★★★★★

    『弟兄』を観劇。
    学生時代に受けたいじめの一連はほぼ実話なのでしょうが、ちょっとすっとぼけた感じの作者(主人公)の主観性と他者への客観性のバランス配分のおかげで、とても観やすい自分史エンターテインメントに。

    いじめの筆頭は何だか学生時代より現在の方が忌々しく映ったのだけれど、対峙する作者が(なかなか癒えない傷を負いながらも)大人になって精神的な武器もいろいろ身につけているので、そこが何とも小気味良い。
    「親友」ではなく「弟兄」か・・・
    転んでもタダでは起きない感じが好きかも。

  • 満足度★★★★★

    テーマが限定的なので、今回の話が一要素として組み込まれる「姿」ほど翻弄されるめくるめく感じはないが、心を掴まれる。痛烈な復讐になっており、この復讐はありだと思った。怒りは大事だ。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2020/03/15 (日) 14:00

    「愛の反対は憎しみではない 無関心だ」とマザーテレサは言ってましたが、「弟兄」の本質は復讐や仕返しではなく「愛」なのだと思う。

    だって、自分を傷付けた人や自分から離れて行ってしまった人の事をあんなにも考え続けたのだから。

    ネタバレBOX

    ‪未熟で痛みを知らない子供は仲間以外には残酷だ。‬

    子供にとって仲間外れになる恐怖は想像を絶するものがあるのだろう。

    いじめは当事者だけでなく、周りの人の協力がなければ解決出来ないけど、自分がいじめられるリスクを冒してまで、いじめを止めようとするお人好しはなかなかいない。

    だから仲間外れにされる事は残酷な仕打ちをされても仕方がないことになる。

    ‪教師にまで見て見ぬふりをされた子供の絶望は如何程のものだろうか。

    主人公も弟の苦しみを理解出来ていたのかと悩み続けているように、本当の痛みや苦しみは当事者にしか分からないのだろう。

    どうせ分からないからと無関心でいられる人は自分が嫌な目に遭った時に自分だけが酷い仕打ちを受けるのは納得出来ないと感じるようになるんだろう。

    そして、分からないからこそ、理解しようと考え続ける人は自分が嫌だと思ったことを人には経験してもらいたくないと感じるようになるんだろうな。

    主人公は後者であったと僕は思う。

    真実の暴露は仕返しではなく、未来の為だったんじゃないかな。

    そして居酒屋のシーンも自分が受けた仕打ちに対しての怒りではなく、人の痛みを想像すらで出来ない奴が人の喜びや苦しみを伝えて感じてもらう役者を名乗ってるおこがましさに憤りと覚えたんだと感じました。

  • 満足度★★★★★

    まず「俺」、続いて「弟兄」(何故か「おととい」と読む)を観た。
    3年前の下北ウェーブ企画(だったか)でピックアップされた3劇団の一つがゆうめいで演目は「弟兄」。スピード感があって中身はねちっと重い。確か「ドキュメント路線で成功したが、ネタ切れせず続けて行けるのか・・」的な感想を書いた覚えがあるが、デビュー作「俺」から最新作「姿」まで、かの路線を堂々と歩んでいる。
    役が客席に語るナレーション・スタイルが成功している芝居は結構多い。昔~し観た「ホテル・カリフォルニア」、「焼肉ドラゴン」も。回想式が相応しいドラマ、と言えるか。今回のゆうめいの二作品も、苛烈ないじめや死と隣合せの日々が「回想」のフィルターによってノスタルジックに立ち上がる。「俺」ではMisha、「弟兄」では椎名林檎で。

    ネタバレBOX

    ドキュメントとは事実という事だが、これは芝居である以上どこまでが事実でどこからはフィクション(創作・編集されたもの)かは取り敢えずベールに包まれている。ドキュメント「的」手法は、面白い。だが事実性に裏打ちされた迫真は、事実か否かの疑義の前で色褪せる。然して初演では「池田亮です」と語る本人が池田亮であろうと信じた。そういう台詞であり演技だったのだろうが、かくも「己のこと」を語り、作者自身に見えてしまう芝居を、ここまで臨場感をもって演じる俳優、という存在を想定できなかった自分が居たわけである。敗北の過去を回想する芝居を、役者として応援する人間がいる、即ちその分だけこの作・演出には人望がある、という事が、ギャップであった訳だが、それは何とのギャップかと言えば、作者が書いた物語そのものとのギャップな訳で、私がそれを事実だと信じた所から既に事態は始まっており、正確に言えば「始められていた」訳である。

    身長150cmの「俺」は、「弟兄」では語り手・池田が高校時に友人となる相手(より苛酷なイジメに遭っていた)になっていた。作者の化身と信じて観ていた登場人物のモデルが、必ずしも作者本人ではない可能性が2作を短期間に見比べた事で出てきた。
    しかし「姿」にも登場した母と言い、書かれるディテイルは作品を効率的に高めるべく選択され創作されたものとはみえないのは確か(これも技術か)。
    という事で、これまで観たゆうめい3作いずれも個人史を素材とし、言及の対象は過去の「事実」である可能性が高い、あるいは「事実」という態の芝居である。
    だが普通そうであるように、事実に拠る限り「それ」について語るほどにリアリティは増すもので、ゆうめい的劇世界はそのようにして創られ続けるのだろう。と、今は思う(否、思わされている)。
  • 満足度★★★★★

    【俺】
    他人の言葉に耳を傾けてくれる人は少ない。
    仲間外れにしているクラスメイトの嘆きは無視出来るのに、SNSの知り合いの言葉は届くのだから不思議な世界だと思う。

    言葉が届く筈のない人に、どうしても伝えたい何かを真剣に考えた末に生まれた舞台だったのかなぁ。

    演劇の可能性を感じさせてくれる舞台でした。

  • 満足度★★★★★

    もう、凄い今更の感想なんですけど、
    ずっと観たかったゆうめい、
    ようやく観ました。
    3本予約したけど、2本しか観れず、
    もっと観たくてWS公演も観ました。
    「弟兄」が良かった。

    あと余談ですが 劇団の方達が
    感じが良かったですww
    (結構大事)

  • 満足度★★★★★

    実体験したイジメを昇華していく過程を見る体験は、鳥獣が捌かれる様子を見る時の、恐ろしくも目が離せない心理状態に似ていると思います。それは自分の中に眠る暴力性と対峙する時間でもあるかもしれません。

    再再演となる『弟兄』は、これまでとは異なり実名を伏せての上演となりました。初演と再演も拝見していたため、比較するとその影響は小さくないように感じました。エネルギーの向かう先をうやむやにされたような物足りなさもありつつ、それって不必要な刺激なのではと、自分の倫理観とクリエイションへの献身性を試されるような部分があったのは事実です。

    ただ何にせよエンタメとしての完成度も高く、演劇には人生を豊かにする力があると信じる方にとってはその確証となるべく作品で、多くの人に観てもらいたいと感じました。

  • 満足度★★★★

    「弟兄」を観劇。
    客に話しかけながら進めていく演劇。
    最近、Amazonのフリーハグというドラマを見ていたので、
    こういう感じの演劇好きです。

    色々とぶっ飛んだ演出があるのは、
    重くなりすぎないように配慮しているのかな。

    開演時刻を結構過ぎた場合は、
    なんらかのアナウンスがあると助かります。

    ネタバレBOX

    前説みたいな感じで登場し、いきなり劇が始まる。
    あまり見かけないパターンだったので驚いた。

    登場人物の名前は、実名が良かったな。
    メールすれば実名を教えてくれるらしいけど、
    演劇が終わった後では実名より、
    その後どんな生活を送っているのか気になりました。

    現実離れした妄想部分が独特の演出でした。
    中学時代の遺書で支離滅裂だとわかりましたが、インパクトが強かった。

  • 満足度★★★★

    『弟兄』。作品として素晴らしかったとともに、この演劇について話すのは難しい。

    というのも……

    ネタバレBOX

    『弟兄』は、作品の呈としては「作・演出・主演の子どもの頃のいじめ体験を加害者の名前を実名で上演して、さらには本人達に怒られたので伏せ字にしたが上演は続けている」というもの。どこまでがフィクションかはわからないのでもちろん全部つくりものの可能性もあるし、すべて現実の可能性もある。

    ……という状況のなかで、観客はおそらく、観劇しながら自身の加害性や被害性を垣間みることになるだろう。

    それとは別に、もし、これがすべて事実だと仮定すると、そこには『演劇の暴力性』がうまれる。この上演そのものが、かつて子どもだった加害者へのひとつの加害であり、それを楽しんでいる観客はその『演劇の暴力性』をうみだす共犯者たりえる。(もちろんあくまで仮定の話ではあるが、ゆうめいはその可能性を残して上演をしている)

    また、(大幅な改定をせずに)再演をしつづけることによって、物語本来の切実性は薄れ、観客個々人のもっている作品の情報は多くなってくる。「作品を見ている」という前提が強くなるほどに、小劇場の客席から動きづらく発言もしづらい観客は「演劇の暴力を浴びている」という状態になる。つまり、再演をするほどに作品の意義や価値が変わってくる演劇ではないかと感じた。

    作品としてのクオリティが高いことは、過去上演の成果や、今回公演のさまざまな感想からもわかるし、私もおおむね同意ですので細かなことは割愛させてください。脚本の構成、照明や音響や美術などをふくむ演出の仕掛け、フィクションとのバランス、俳優の表現力など、どれも魅力的でした。そして、「演劇ってなんだっけ」「表現ってなんだっけ」「芸術ってなんだっけ」という問いドキュメンタリーシアターとしても独自の芯が通っているからこそうまれる力強さがあります。

    批判が多いほど、上演意義の深い作品だと思いました。
  • 満足度★★★★

    ■『俺』鑑賞/100分弱■
    一人芝居というよりも、ワンマンショーのような演出がいい。それがライブ感を生み出して、グイグイ惹きつける。もちろん、そのような演出に応えてちゃんと“独壇場”にしてみせた田中祐希のショーマンシップも凄い。
    どこまでが本当でどこからが脚色なのか不分明な内容は『弟兄』同様。真偽の配分はともかくとして、“よく出来た作り話”みたいな展開は街裏ぴんくの漫談を想起させるが、ディテールに現代性と生々しさがあり、街裏ぴんくの漫談よりも楽しめた。

    ネタバレBOX

    自身に降りかかった惨劇をネット配信で生々しく語る男にハマった「俺」。が、男はそこそこ名のある映画監督で、「惨劇」はすべてウソ、虚構の話を人はどこまで信じるのかという実験に「俺」は付き合わされ、おちょくられていたという話。
    ウソ話を生々しく語る男をリアルに演じる
    というねじれた構造が面白かった。
  • 満足度★★★★

    いろいろ考えさせる舞台でした。解釈や想起
    させられることの多様性を許す作品はそれだけ豊かで優れているものと思います。観劇後、少したってからは"言葉"というものについて考えることしきりでした。言葉は大切にしなくてはいけない、というのはわざわざ演劇をやったり観にいったりする人間にはあたりまえのことてすが、それでも不可避に私たちの放った言葉は他者の中で独自の意味や重さを持って私たちを突き放すようにふるまってしまうことがあります。そういったことが決定的な形で現実化、実体化することがあるわけです。それは言葉を受ける一人一人が独自の独立した人間であるから当たり前なことなのですが、人間存在や他者との関係性といったものにおける絶望的な孤独感を産むものだったりするわけです。劇中、最後に主人公はある人の言葉に対し対し激怒します。しかしその言葉は自分が過去に守るべき人に対して放った言葉と同じなのです。彼は本当は何に対してキレてしまったののでしょうか。生きるってつらいね。

  • 満足度★★★★

    CoRich舞台芸術まつり!の審査として『弟兄(おととい)』を観劇しました。
    作・演出の池田亮さんが演劇作品をつくり始めた現在から、中学時代に経験したいじめ、その後高校で知り合った親友=「弟」とのエピソードを回想する物語。

    ともすればやや乱暴にも感じられる大胆な踏み込みと、何重にも考えられた繊細さの両方を味わう、複雑な観劇体験でした。

    ネタバレBOX

    俳優が演じる「池田亮」さんが、「池田亮です。初めまして、どうぞよろしくお願いいたします」と話し出す冒頭から、現実との境目は曖昧。以前はいじめっこも実名で演じていたのを今回は取りやめた、と説明する台詞にもリアルな憤りが滲みます。

    序盤で描かれる苛烈ないじめの実態には目を覆いたくなる部分もあり、リアリティがあればあるほど、むしろこれは(実名はとりやめたにしろ)作品の形を借りた「暴露」「復讐」なのではないかという疑念さえうかぶほどでした。ですが高校の陸上部で出会った「弟」の登場以後、グッと視点は複雑化されます。同じいじめられっこの「弟」との関係は対等のようでいて、やや「兄」の方が世間ずれしていて上でもあり、特に卒業生を送る会の出し物をめぐる二人の感覚の差を描いた場面は秀逸でした。程度の差はあるものの、そして、見たところは踏みとどまってはいても、人は容易に加害者にもなれるのです。

    大学進学から現在を描く終盤は、さらに「赦し」について考えさせられる展開になりました。我慢しない、痛快な(?)復讐のさなか、夢の中に現れた弟との再会、暗転直前の、池田が伸ばした手がギリギリ弟に触れない、その距離に胸を突かれました。
  • 満足度★★★

    ■『弟兄』鑑賞/90分弱■
    題材がいじめという深刻なものであるだけに、どこまでが本当でどこまでが脚色なのか、それが分からないことにはどう受け止めていいのか分からない。
    学生時代にいじめを受けた男二人がどんな被害を受け、その後の人生がどうなったのか。
    この点について話を盛りすぎるのは、実録性を尊ぶ劇団の特性、そして題材の重さに鑑みて御法度だと考えるが、真相はどうだったのか。
    アフタートークを催して、そこら辺りを語ってほしかったところ。

    ネタバレBOX

    ◆ネタバレ◆
    主役のいじめられっ子二人がいじめっ子に復讐しようとしては、些末な理由であきらめる。これが繰り返されるくだりを面白く観た。
    一番笑ったのは壮行会のシーン。いじめっ子の一人が進学した高校を二人が訪れると、復讐相手のいじめっ子は「卒業生を送る会」に向けた稽古の真っ最中。練習場所のホールからは長渕剛『乾杯』の合唱がもれ聞こえてきて、指導役の女生徒がダメを出すヒステリックな叱声が歌をたびたび中断する。この様子に長々と耳を傾け、やがて学校を後にするいじめられっ子二人の呆然とした表情が可笑しかった。
    この長渕のくだり、多分に脚色を含んでいると思われるし、なんならすべてフィクションである可能性も否定できないが、こういうくだりの“創作”は許されていいと思う。ここはいじめを描いた演劇である本作の、あくまでも枝葉の部分にすぎないので。
  • 満足度★★★

    ■『ワークショップ発表会』鑑賞/90分強■
    十数人のワークショップ参加者が2チームに分かれ、各参加メンバーの個人史的重大事件を年代記的に発表。
    話として強いものは本人による告白だけにとどまらず、寸劇として上演されるが、寸劇は演じ手の組合せがどんどん変化。この“演じ手のリレー”に洗練が感じられた先手チームの発表をより面白く鑑賞。後手のチームは、年代が現代から過去へ向かってカウントダウンされてゆく逆年代記だったためにやや見づらく、それもまたマイナスに作用していた印象。
    最後には演出家の手を離れ、それぞれ自主創作で作ったようだが、その割には総じて良い出来。
    劇団の作風に合わせ、発表されるのはほとんどが黒歴史。封印したい自分の過去を思いきってさらけ出した参加者たちの蛮勇にも敬意を表したい。

  • 満足度★★★

    鑑賞日2020/03/04 (水)

    「現実と妄想が行き交う巧みな作劇・演出」

     劇団ゆうめいが過去の上演履歴のなかからこれまで活動の軸となる三作品を再演する企画「ゆうめいの座標軸」。2019年上演の『姿』上映会やワークショップ発表会を含む大型の催しである。途中『俺』のダブルキャスト中止や『あか』の上演中止が決定。私は上演作品の『弟兄』と『俺』を観劇した。以下の記述は『弟兄』の初日公演を中心としている。

     2019年にMITAKA"Next"Selectionで上演された『姿』は、三鷹市芸術文化センター星のホールの広い空間を目一杯使った力作で、2時間近く全く飽きなかった。今回はこまばアゴラ劇場の小空間をどのように使おうとしているのか、期待しながら劇場へ向かった。

    ネタバレBOX

     場内に入るとブラスバンドによる『ルパン三世のテーマ』や『風になりたい』『LOVEマシーン』の演奏が耳に入る。舞台上に10枚ほど並べられたキャンバスには油絵のような抽象画が飾られている(これらの絵画の由来は『あか』で明かされるとのことだった)。中学・高校の放課後や学園祭の風景を思い出す客入れである。

     作・演出の池田亮本人を投影していると思しき主人公の池田(中村亮太)は、中学時代の壮絶ないじめ体験を観客に打ち明ける。舞台上には中学時代の池田(古賀友樹)が登場しその傍らに現在の池田が寄り添いながら物語を進めていく。いじめっ子へ復讐を夢想し、自殺をしようにもできなかった日々を乗り越え高校に進学した池田は、陸上部で親友と出会い、やがて彼を弟と呼ぶようになる(演じるのは古賀友樹・二役)。幸せな時間がずっと続くかに思えたが次第に暗雲が立ち込め……やがて池田は演劇と出合い自身が負った体験を劇化する術を覚えるのだった。

     本作第一の魅力はせりふの巧みさである。池田と弟はふたりきりでいじめ体験を茶化しながら湿っぽくなく打ち明け合う。「二人でスイーツパラダイスに入って浮きまくったのを誇ったり、ドンキホーテにいる不良カップルへ気付かれないようにウインクしまくる回数を競ったり」というような逸話も固有名詞の入れ方が絶妙である。やや若書きでぶっきらぼうに聞こえはしたが、作者が書きたかったことはきっとこの弟との日々にあると思えたし、後に知ることになる悲劇を思えばこの二人のやり取りは輝いて見える。

     現実を徹底して描く一方、そこに入り込む夢や妄想は強烈な印象である。池田はいじめっ子たちへの復讐をノートに記していたが、それを成し遂げることはできない。代わりにどのように復讐したかったが舞台上に再現される。いじめっ子が飼い犬に食い殺されるであるとか、いじめっ子の家がザリガニの大群に乗っ取られるであるとかが、犬のぬいぐるみや家のミニチュア模型など手の込んだギミックで描かれて面白い。なかでも成長した池田が彼女(鈴木もも)と寝そべっているときに悪夢にうなされる場面は、おかしいながら生々しくもあり苦い見ごたえがした。

     さらに音楽の使い方がいい。中学時代の池田は自殺を図ろうと屋上へ登る途中で、高校生たちが部活の顧問のため長渕剛『乾杯』を練習する様子を目にする。稚拙な演奏がサビに近づくにつれて感極まる。この演奏を聞いた池田が「(自分のことを)殺せねえよ」と漏らす場面が目に焼き付いた。また弟が好きだった椎名林檎『女の子はいつでも』が、成長したいじめっ子(小松大二郎)からの逃亡に使われる幕切れが切ない。

     2017年2月に初演、同年9月に再演した『弟兄』の三演は「トラウマティックな思い出を消化し劇化したことで実人生がどう変わったか」と銘打たれている(「CoRich舞台芸術まつり!2020 応募公演への意気込み」より)。冒頭の説明でいじめっ子たちに許諾を得て劇化し仮名化、一部にフェイスブックをブロックされたとの説明があったり、成長したいじめっ子に対していじめ体験を劇化していると激白する場面を見ればその企図はわかるものの、やや食い足りないと感じた。それは許諾を得る過程でモデルとなったかつてのいじめっ子たちとどのようなやり取りを交わしたのか、という点をさらっと流したことに覚えた違和感に端を発している。たとえば『俺』の主人公がスマートフォンのアプリを用いて自身の体験を実況中継したように、より現在進行系で内面を吐露する手法を採用すれば本来の上演意図に近づいたのではないかと感じた。

     また、なぜいじめっ子は池田をいじめたのか、いじめに走らざるを得ない動機は深くは掘り下げられないため図式的に見えてしまった点は拭い難い。「死ね」という紙を貼られたりザリガニを食わされたりしたいじめのエピソードは強烈ではあるが、被害者の告白にウェイトが置かれすぎており加害者側の言い分が軽視されていると感じたのである。『姿』で描かれたような、両親の不和や虐待がいじめと連関するような場面があってもよかったのではないだろうか。
  • 満足度★★★

    『俺』観劇

    ネタバレBOX

    子供の頃に6歳上の兄にプロレス技で痛めつけられたこと、漫画オタクの友達がいたこと、そのうちの150cmの男は自殺したこと等々、ネットで知り合った男の経験、即ち『弟兄』に通じる経験を、演者がスマホ、タブレット、プロジェクター等の機器を駆使してネット環境を利用して、そして身体を思いっ切り使って演じるも、男からネット上の色々な情報を取り込んだものだと言われ、ちょっとへこむという一人による芝居。

    ばたばたしているだけで全く好みではありませんでした。

    自分の経験を演劇化する手法を学び『弟兄』を作ったものと思っていたので、先日は猛烈に感動したのですが、今回真偽の程は定かでないと言われたことで、そういえば虐めた側は覚えていないなんて話もありきたりだし、何か全てが適当な作り話のように思えてきてがっかりしてしまいました。

    あの感動を返せ!って言いたくなりましたが、でも、そういうことも含めて演劇なんですね。
  • 満足度★★★

    感想を書くために私小説に関するテキストをいくつか読んだのですが、あれ、これ作者=池田亮としてそのまま読めるんじゃないか、と思ったのは、坂口安吾「わが思想の息吹」です。これは一種の私小説論なのですが、安吾はこの文章の中で「いたわり」という言葉を使って、私小説の望ましい読み方について書いています。いわく、事実ベースの物語において、作者がどうやって登場人物を描いたり名前をつけているのか、という「いたわり」方から「作者の思想の息吹を読みとってほしい」。

    ネタバレBOX

    これを踏まえ、『弟兄』における池田さんの「いたわり」方に注目すると、登場人物がずいぶんキャラ化されているなあ、という印象を持ちます。その場面の笑いに奉仕するために選択されたエピソードやセリフ回しが多いように見えました。少しアニメっぽくもあります。それもあって飽きることなく見続けることができるのですが、その観客に対する隙のなさが、逆説的に、舞台にのらない切実なことを指し示しているように思いました。
    また安吾のテキストの中で、作品中に実名を出すことへの言及もあります。いわく、作者の意図的な構成=「いたわり」から外れた事実を描く際には、仮名でしか書くことができない。
    これを踏まえると、実名にこだわる池田さんは、意図的な構成=「いたわり」に固執していると言えるかもしれません。
    総合すると、池田さんは、結果的に笑いが起きるような「いたわり」方にこだわって作品を作っていると言えそうです。
    ただ池田さんの笑いは、コントや漫才などいわゆる「お笑い」ほどハキハキし過ぎていないように思います。俳優が結構リアルな演技をしていて、記号的な演技態でないことも「お笑い」との違いとして大きいように思います(逆に俳優の演技が記号的なものだったらほとんどコントに見えそうだなと思います)。
    個人的には「お笑い」的記号的な演技態と、ずっしりとしたリアリズムの演技態が混ぜこぜになった作品も観てみたいです。緩急をよりはっきりさせることで、作品の厚みが増すのではないでしょうか。

    舞台美術が少し浮いているように思いました。赤が基調のパネルが舞台を取り囲んでいる様は、異様な印象を受けましたが、その色使いが上演に対して効果的だったようには思えませんでした。同時上演されていた他の作品ではメインで使われるものだったのでしょうか。私としては単にノイズになっていたように思います。

    また公演があるたびに毎回良いなあと思っていたのですが、今回も宣伝美術が良かったです。団体活動初期から同じ質感のビジュアルで統一されており、ゆうめいという団体のイメージ形成に大きな役割を果たしていると思います。線の目立つイラストを工作的に切り貼りしたような手作業感漂うグラフィックには、池田さんの「いたわり」方に通ずるものを感じています。


    <参考>
    坂口安吾「わが思想の息吹」:https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42823_26494.html

この公演に関するtwitter

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(ツイート取得対象にするテキストは公演情報編集ページで設定できます。)

  1. はてなブログに投稿しました ゆうめい ゆうめいの座標軸『俺』『弟兄』@こまばアゴラ劇場 - 中西理の下北沢通信 https://t.co/2uDYTgHazj '' #はてなブログ

    約4年前

  2. 先日、ゆうめい『弟兄』を観て、いじめてきた奴らはもちろん許し難いのだけど、そのぶん彼らは今になって過去と向き合うのは簡単ではないのだろうなと思ったりした。加害側のこと考えちゃうのはプリズンサークルの効能かなあ。。

    約4年前

  3. ゆうめい『弟兄』と『俺』どちらも本当に素晴らしかったです。弟兄は2回観ました。2回ともダブルコールが起きてましたが、スタンディングオベーションしたいぐらいでした。かなり励まされました。 去年観た舞台の中で1番だった『姿』もぜひ再演してほしいです。『あか』も待ってます。

    約4年前

  4. ゆうめいの座標軸、終演しました!顔合せから今日の搬出まで様々あった公演でした。 全メンバー、ご来場いただいた皆様、ありがとうございます! 弟兄は悲愴感を踊った時を思い出しながら、俺は遠くの誰かへも繋げながら、WS発表は驚きながら、… https://t.co/qvwwwLbsOp

    約4年前

  5. 【終演しました】 ゆうめいの座標軸『弟兄』『俺』が終演しました。ご来場いただいたお客様はもちろん、ご来場をご検討いただいた全てのお客様に感謝申し上げます。『あか』上演につきましてはクリエーションメンバーと協議を進めてまいります。今… https://t.co/HTJlpRz4Dg

    約4年前

  6. ゆうめいの座標軸 『弟兄』『俺』 無事終幕しました。 一先ずホッとしております。 文化祭みたいな日々。 強力なチームワークでした。 個人的には、やりたかった事も試せて、次の目標も決まりました。 めでたしめでたし。 写真は、… https://t.co/nfrvgpv1l4

    約4年前

  7. 【制作助手】 2020.3.4〜16 こまばアゴラ劇場 ゆうめいの座標軸『弟兄』『俺』『あか』の制作助手をしました。 主に受付周りを担当してました。期間中に何度もお見かけするお客様が何人もいらっしゃって、ゆうめいが、広く深く高… https://t.co/qUWQOrEVOw

    約4年前

  8. ゆうめい「弟兄」観劇。いじめてた「いいい」がショボい大人になっていて良かったな。「カナリヤ鳴く空」かかってた。

    約4年前

  9. ゆうめい「弟兄」、 ゆうめい観るといつも思うこと、いけだ、よく生きてたなあ、生きててくれてよかった。よかった。うまく言えないけど。 とても、ものすごく演劇だった。 かっこよいです。

    約4年前

  10. 今日は、ゆうめい「弟兄」再々演に。イジメの実体験から生まれた話。ものすごく力のある作品だった。本当に見れてよかった。

    約4年前

  11. ゆうめい「弟兄」を観た。最初、俳優が既に役として出てきて、あ、そういう感じで進むのかと少し身構えてしまった。 過去の僕に、現在の僕の語りが並走する「僕」の視点の話だけど、あくまでも、僕と弟の話。コンビニのシーンがすごく好きだったな。

    約4年前

  12. ゆうめいの座標軸、無事に千穐楽となりました。最後は自分なりの関わり方をして、ラストを見届けさせて頂きました。

    約4年前

  13. ゆうめい『ゆうめいの座標軸』、予定していた千秋楽を無事終えることができました。感無量です。 今回は制作助手でした。これは上演中劇場から世界へと発信を行う田中さんを、ロビーから優しく見守る制作チームです。最高のみなさん、また春にお… https://t.co/lBoXQbmsey

    約4年前

  14. 昨日はゆうめい「弟兄」を観に行った。いつもタイミング的に行けなくてやっと観に行けた弟兄。姿でのシーンのいくつかがやっと繋がって改めて姿の素晴らしさも感じたし、やっぱり池田くんは本当に楽しそうに空間を使うなって思ったし、なんならアゴラも狭く感じた。もっと広いところでもやって欲しい。

    約4年前

  15. ゆうめいの座標軸「弟兄」、全公演終わりました!!御来場ありがとうございました!!追加公演含め、無事に全公演終えたのは嬉しい限りです。これからもお客様も、私達も、健康に気をつけて過ごすことができたらなと思います。ありがとうございました。

    約4年前

  16. ゆうめい『弟兄』、おかげさまで全日程無事に終えることができました。恒例の訂正ですが僕は池田さんではないですし、憎まれ役の小松はめちゃくちゃいいやつです。たくさんのご来場ありがとうございました。

    約4年前

  17. 「弟兄」11ステージ、12ステージ目終演。これにてゆうめいの座標軸も終了です。たくさんのご来場ありがとうございました! またどこかで会えますように。 写真は今日の「俺」開場前の漢の背中。 https://t.co/nCWwC9MDkp

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  18. ゆうめい『弟兄』@こまばアゴラ劇場 千秋楽。 こんなにかき乱されることがあるだろうか。 いつも、ゆうめいを観ると信じられない程揺さぶれるが、更にどんどんその幅が大きくなっている。すごいチームだ。あるシーンでは正視できずに頭を掻きむしった。 観客にとっても、演劇はリハビリでもある。

    約4年前

  19. ゆうめい「弟兄」観てきました。 良いか悪いか別として、僕は歯を磨いたら死にたいと思ってた側の人間だから、殆ど笑えずに胃をキリキリさせながら観てました。この話で笑えるのはその現象を知らないか、忘れてる人間だと思いました。しんどかった。直視できないシーンがいくつもありました。

    約4年前

  20. ゆうめい『弟兄』/『俺』観ました。『弟兄』はもう大晦日の第九並みの安定感というか、お歳暮やお中元に弟兄のチケット送ってもいいくらいの「品」になってました。一方の『俺』は舞台上のルールにそんなに乗れなかったのですが、田中さんは顔も身… https://t.co/IBDkijy97s

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  21. 中学時代の「彼」と、高校時代の彼の「弟」とを、同じ俳優が演る意味を考えてる。そしてあのラストである。ゆうめい「弟兄」。

    約4年前

  22. ゆうめい「弟兄」 途中とあるシーンでフフっと笑ったら誰も笑ってなくて、自分の残酷さに落ち込んだり、でもそういう演出だったしと開き直ってみたり。観ながらこんなに自分の受け取り方を意識する舞台は初めて。「この物語はフィクションです」は… https://t.co/m1bSoJMJeA

    約4年前

  23. こんなん言い尽くされてそうだけれど、ゆうめい「弟兄」のラストシーンは、弟だけでなく、中学時代の「池田くん」がトラウマに打ち勝つって構図も含まれてるのかなと3回目でやっと気が付きました でも最後に弟が池田くんの手を取らずにはけるのが切ない、そのシーンでちょうど流れてる歌詞も相まって

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  24. ゆうめい『弟兄』拝見した

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  25. ゆうめい「弟兄」、そうなの、ラストがいいんだよラスト。とても苦しいのだけど。とても苦しいのだけど。その為の80分と言っても過言ではない。

    約4年前

  26. ゆうめい「弟兄」 僕はずっと居心地の悪くて、観る人によって笑いながら声を上げてる人もいて。それで良いのだけど込み上げるものが多かったのは誰かを恨んだことも自分を憎んだこともあるからかもしれない。社会の中で居場所を探してるのは今の自分だったと今日気付いた。

    約4年前

  27. ゆうめい「弟兄」 池田亮さんのまなざしが悲しくでも静かに燃えていた。演劇が誰かの為にあるとするならそれは池田亮さんの為だし、僕の為だと思えた。過去をアテンドする今の彼がこの満席の劇場を、拍手をする観客を、見せたいのはいいいではなく、過去の彼や弟だったのではないかな。

    約4年前

  28. ゆうめい『弟兄』観た。笑って、笑ってすぐに笑った自分に気持ち悪さを覚え、ラストなんかもう笑っちゃうんだけど涙が止まらなかったりで、舞台上のあちらとこちら、舞台上と自分のあちらとこちらを行き来しすぎてなんだこの演劇はつかれた。

    約4年前

  29. ゆうめい「弟兄」観てきました。わたしは池田くんや、ゆうめいのみなさんが作る作品がとても好き。本当によかった。こんなときだけど演劇やってくれてありがとう〜。 一ヶ月ぶりくらいのひさびさの観劇だったのだけど、癒された。 https://t.co/RhqqliRHaL

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  30. ゆうめい「弟兄」。少しでも多くの人に観て欲しい、そして、これをきっかけに誰かと発話したくなる、また、して欲しい、そんな作品。現代人は大小色んな問題を抱えてて、その中でもがきながら生きている。より複雑化していく中で、最も大切なのはつ… https://t.co/TighR0LuQU

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  31. ゆうめいの座標軸 弟兄 を観た 刺さる人には刺さるし、そうではない人にはそうではない ずっと捻れの位置 なんで知ってるの?歯磨きの時、クるのが 他の舞台もとにかく観たい

    約4年前

  32. 先日ゆうめい「弟兄」を観てきました。 実体験をもとに描かれた世界はユーモアでありながら残酷に存在していました。 他人事のようですぐ隣にある感覚。 何より演者の方々が全力でその世界で生きていて、心がえぐられました。

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  33. ゆうめい『弟兄』 ほんとに見てよかった

    約4年前

  34. 『俺』を観て、これは改めて観なくちゃダメだなと思い、ゆうめい『弟兄』を当日券で観劇。 最初に観たときより俯瞰して観れた、気がする。深く覗き込めば込むほど、自分をまざまざと見せられているような錯覚に陥った。鏡みたいな作品群でした『ゆ… https://t.co/Fe3BvoVs0C

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  35. ずっと楽しみにしてた、ゆうめい「弟兄」を観劇。 高校時代忘れ去りたい事の方が多かった私としては笑ったし苦しかったし困惑しながら観ていて。自分の言った言葉が大人になって降りかかってきたのにゾッとした。楽しんで観ていたのだけど少し気持ち悪くなってしまったので何故か駅でカレーを食べた。

    約4年前

  36. 14時からのゆうめい「弟兄」は急遽できた回なのに通路席出るくらい人来てた(東京感)。古賀さんやっぱりすごい。

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  37. ゆうめい『弟兄』を観た 思い返しながら自分と他人を見ていたら帰りの電車を乗り間違えた、胃から体が、指が重くて感想を書けない

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  38. ゆうめい「弟兄」 自分には遠い遠い世界だったし共感を求められているわけでもなかったから入り込めなかったことに残念さとかはない。 回想シーンで刃物を持ったときは「いやいや…」って思ったけどトラウマを撫で返された三回忌ではこの状況になったら殺すしかないなと思った

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  39. ゆうめい「弟兄」見た ただの一度も笑えなかった 椅子に縛り付けられて排水溝に溜まる髪の毛とか腐る生ゴミとかを眼前1センチで見させられてるような80分 地獄に他なし これは褒めています

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  40. ゆうめいの座標軸『俺』 開いた口が塞がらなかった。ぽかーん。 きれいでぐっちゃぐちゃ、だった。 わたしも、「私」を全身で生きてこって気持ちになりました。

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  41. ゆうめい『俺』を観た。 これは「俺」の話だな、と思ったり思わなかったり。 全然寝てなくて大丈夫かなと思ったけど目が完全に覚めた。演劇ってすごい。

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  42. ゆうめい『俺』みました。 凄かった〜。今はただぼんやりしています。 見れてよかった〜。早起きしてよかった〜☀️ 俳優の力を感じざるを得ない作品でした。ひぃ〜〜。凄かったよ〜〜。

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  43. ゆうめい『俺』観てきました この作品と出会えて良かった...どうしよう...

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  44. ゆうめい「俺」 演出が面白くて、舞台美術も綺麗だった。とにかく田中祐希さんの熱にお腹の底がうわーっとなった。それくらい凄かった。物語が誰かのものではなくて、ただ俺のものであった事がなんか泣けたし、笑った。

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  45. 駒場アゴラ劇場にて、ゆうめいの座標軸『俺』観劇。 『/(スラッシュ)』より逃げ場のない一人芝居。 テクニカルのミスもグダついてるトコも全部がキラキラと眩しかった! 100%田中。まさに『俺』。 凄い作品を観た。 力強く拍手し過ぎて… https://t.co/PqzER4nwOq

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  46. ゆうめい『俺』拝見しました 泣き果ててつかれた

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  47. ゆうめい「俺」 すっごかった。

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  48. ゆうめい『弟兄』と『俺』、演劇を観るきっかけが映画『幕が上がる』、本広監督が小劇場と繋りが在り、映画の中にハイバイ の『ワレワレのモロモロ』を今のももクロの4人がそれぞれ演じるシーンが、何なら伊藤沙莉さんもやっている。ゆうめいでその派生版を観て、自分の影の部分を描く繋がりを思う。

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  49. ゆうめいのひとつきWS発表会、終演です 自分の弱さと戦う第一歩だったかなぁ。。ほんとにこれからですね。 おもしろかったやってて、楽しかった! ゆうめいの座組の皆さまにたくさん支えていただきました。ありがとうございました。 今日「ゆ… https://t.co/Vh2f2q40Cz

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  50. ゆうめいの座標軸、本日千秋楽おめでとうございます。毎日本番の時間になるとソワソワドキドキしてるこの気持ちといっしょにいられるのも幸せな体験でした。たまってる感想はすべての公演が終わってから。とにかくたくさんの人に観てもらいたい劇団… https://t.co/rfGSKKAh01

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