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第三舞台2026『パレイドリア』

第三舞台2026『パレイドリア』

サードステージ

紀伊國屋ホール(東京都)

2026/08/09 (日) ~ 2026/08/30 (日)上演中

実演鑑賞

満足度★★★★★

良かった! シニアも別に人生ややりきれない思いを抱えていないのではない。シニアにはシニアなりの後悔や捨てきれないもの、終われないものがあることを、よく描いてくれた。もちろん、若者の思いも、親子の思いも素晴らしく描かれています。

隔たる

隔たる

JACROW

新宿シアタートップス(東京都)

2026/08/06 (木) ~ 2026/08/12 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/08/10 (月)

似た者同士は引き合うものなのか、それとも神様がいて手引きをしているのか…。加害者、被害者…それぞれの気持ちを覗き見、右往左往したり、洋美さんの気持ちも伝わってきて、もうね。色々と…演劇で良かった。自分がその立場になったらどうなるかわからないからね。

泥棒とキツネとある夜と

泥棒とキツネとある夜と

ロマングラス

水性(東京都)

2026/08/06 (木) ~ 2026/08/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/08/07 (金) 19:00

つかみの森のざわめきから、あ、これ好きなものかも!!って。
初ロマングラス。なるほど大人の絵本だ。泥棒とキツネと…。
もうこれ以上の森林伐採や都市開発は要らないと思っているのでなおさら哀しくなった。また森が森であるように祈りたくもなりました。

卓

風雷紡

小劇場B1(東京都)

2026/08/12 (水) ~ 2026/08/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

2時間10分の比較的長めの作品ながら最初から最後までしっかり観れた良質な舞台でした。まだ夏ですが、自分的には今年一番の作品になりそうな気がします。

卓

風雷紡

小劇場B1(東京都)

2026/08/12 (水) ~ 2026/08/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

終戦直後、養蚕を営む旧家で起きる毒死事件の顛末を描く休憩無し2時間強、繭と蚕をキーとした物語の背景には戦争の影が暗くのしかかっています。ヒロインが可愛く、相手役がイケメン。

ネタバレBOX

眼力の強かった犯人の動機が今ひとつすっきりとしません。あと冒頭と幕切れのシーンはイケメンがお嬢さんを結局迎えに来なかったことを示しているのでしょうか。
頭痛肩こり樋口一葉

頭痛肩こり樋口一葉

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2026/07/29 (水) ~ 2026/08/30 (日)上演中

実演鑑賞

満足度★★★★

2022年公演を2回観た凄く思い入れのある作品。幽霊花蛍役若村麻由美さんを観なくちゃいけない義務感すら感じた。公演メンバーはほぼ同じ。

主人公・樋口夏子(=樋口一葉)の明治23年(1890年)19歳から没後明治31年(1898年)までの物語。貫地谷しほりさん。
母、多喜は増子倭文江(しずえ)さん。ジャイ子や花沢さん系のアニメ声優っぽい味のある声が武器。
妹、邦子は最早こまつ座看板女優の瀬戸さおりさん。後ろでんぐり返しに「ケケケケケ」。この人はコメディエンヌなんだと思う。

樋口多喜が乳母として育てた稲葉鑛(こう)役元宝塚トップスター香寿たつきさんの歌は説得力があって胸に沁みる。美川憲一のような表情によるリアクション芸。

幼くして父を亡くした兄妹の面倒をかつて樋口家で見たことがある。父である樋口則義の同僚であった縁。その妹の方、中野八重役を熊谷真実さんから岡本玲さんへ変更。岡本玲さんは日本の演劇界を背負う気なのか?貪欲な役者。

そして会場人気No.1の幽霊花蛍役若村麻由美さん。

現実世界に失望し過ぎて興味を失い、文学という異世界でのみ生きる実感を味わう樋口夏子。過酷な境遇に追い詰められた彼女の魂は文学の宇宙で自由に飛び回り真実を叫ぶ。
一度は是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

気付かれない程度の台詞のちょっとしたミスなど、余り調子良くない回だったのかも知れない。役柄もあるのだろうが役者が疲れやつれて見えた。第二幕からぐんぐん良くなった気がする。配役の年齢差が段々気になるレヴェルに。

若村麻由美さんは流石に会場を沸かせる。増子倭文江さんと瀬戸さおりさんの感情がほとばしる対決が見事だった。声音の重要性。増子倭文江さんの「麦湯が美味しいねえ」は余韻が残る。麦湯=現在の麦茶。砂糖を沢山入れるとどんな味になるのか?
隔たる

隔たる

JACROW

新宿シアタートップス(東京都)

2026/08/06 (木) ~ 2026/08/12 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/08/12 (水) 14:30

JACROW『隔たる』

初めてのJACROW。これまで経済/企業物の上演を他の劇団で拝見して、企業に勤めていた者からすると、あちこち、時には大きく企業の現実とかけ離れていて観ていて辟易していたこと、政治は、現実の政治にあきれていて、演劇でことさら見ようと思わないこと、もちろんJACROWが上演する作品は見る価値があるのだと思っていたけど、ということでこれまでJACROWを拝見していなかった。いつまでもそうは言ってられず、今回は企業/政治が題材でないので予定に入れた。

ホームページの一面に「上演時間は 122分を予定しております」(劇場に来たら125分になっていた)とある。この 122分を予定しておられるという拘り。拝見してその拘りに納得。
永山則夫死刑囚と文通を経て獄中結婚する女性、永山の弁護士、そして被害者家族を描いた作品。永山事件は中学1、2年の頃の事件でそこを覚えている訳ではない。その後の報道で記憶しているのだと思う。

19歳の時、4人を拳銃で短期間に殺害。その生い立ちは悲惨で、困窮家庭/養育放棄/虐待/児童労働/教育・愛情・人間関係の欠如と壮絶な少年時代の、平凡な在り方とですら隔てられた劣悪な環境が犯行の根底にある。その辺りの背景を上手く劇中に埋め込み展開させる。密度が濃いけど、舞台美術がテンポを産み出し、125分、舞台から数秒たりとて気を逸らすことがなかった。脚本が持つ力が素晴らしい。

JACROWの(敬称略)、宮越麻里杏、小平伸一郎、福田真夕、狩野和馬、芦原健介、佐藤貴也、中野英樹、水野あや達の客演の方達、皆さんの演技が凄まじい。宮越麻里杏さんと福田真夕さんの演技が目に焼き付いた。

割り当てられた指定席が最前列ど真ん中、舞台美術に特徴があったので演者が舞台の最前で演じることが多かった。演者の目零れ落ちる涙、熱が籠り飛び散る唾を目にし、熱を帯びる本作を身に浴びた。

様々な問題を問い掛ける作品で、感情に訴える場面も多く、周りの皆さんも久し振りにハンカチを取り出した。

また推しの劇団が一つ増えた。

第86回「a・la・ALA・Live」

第86回「a・la・ALA・Live」

a・la・ALA・Live

座・高円寺2(東京都)

2026/08/12 (水) ~ 2026/08/12 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/08/12 (水) 14:30

色々なパフォーマンスが観られ、凄く楽しかったです!劇の脚本が魅力的でした!

大礼服・壜の中の鳥

大礼服・壜の中の鳥

巴プロデュース

南青山MANDALA (東京都)

2026/07/22 (水) ~ 2026/07/25 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/07/24 (金) 19:00

 『赤糸で縫いとじられた物語 寺山修司幻想童話集』の第1話として発表された「壜の中の鳥」では、朗読劇の冒頭から中盤にかけて、学者や学校の先生等が何の前触れもなく鳥になってしまう、そして疾走した夫も鳥になってしまったりといった不可解で不条理なことが次々に起こる。ニュースになり、目撃証言も取り上げられる辺り、フィクメンタリーの様相を呈していて面白かった。
 しかし本題は寧ろ、そうした中で起きるあるメルヘンチックな純愛悲劇のお互い好き同士の少年と少女の物語だと感じた。
 この入れ子構造に仕掛けられた物語の仕組みは、童話集のようなものであっても寺山修司らしさを強く感じた。
 しかし、普段の寺山戯曲等はもっと複雑で分かりづらく、実験的なことが多いが、今回の話は、寺山にしては内容が理解しやすかった。
 最初、少年が急に鳥になったことを知った少女は嘆き悲しみ、自分も少年と同じように鳥になって鳥になった少年と仲睦まじくいられるように願うが、鳥になった少年は、また人間に戻って少女と一緒にいられるように願うというすれ違いにより、悲劇的な終わり方になっていき、メルヘンチックで牧歌的ながら、そのどうにもならない終わり方に、胸が痛んだ。

寺山修司がラジオドラマとして書き下ろした「大礼服」では、少女の婚約者の刑事が、どこか存在が謎めいた透明人間の大礼服の男を血眼になって探し、少年探偵団も出てきたりと、寺山修司の大抵の劇作では、幻想怪奇、エログロナンセンスだが、あんまり笑いは多くなく、幻想性や叙情性が殊更に強調され、例えそれが近親相姦等の禁忌を扱っていても美しく描かれることが多いのだが、今回のラジオドラマでは非常に大衆的な感じで、笑いも多く、初めて寺山作品に触れる人であっても、抵抗感なく観れるのではないかと感じた。
 しかし、大礼服の男を巡って、街の秩序を保つ権力側でもある警察が慌てふためき、対策を思案する様が、何処か皮肉が効いている気がして、面白かった。

 また、場所が南青山MANDALAというライブハウスのMANDALAの系列の中でも、お洒落でとても高級感の漂う感じで、スタンディングではなく、一部ソファまで用意されたラグジュアリーな空間で、お酒を飲みつつ、その非日常感の中で、寺山修司の朗読劇という異質な組み合わせが、意外にも悪目立ちするというより溶け込んでいて、どんなラグジュアリーな空間でも寺山の作品を演ると、自然と寺山色に染まっていく感じが、寺山修司の凄さを感じた。

海の家クライシス

海の家クライシス

劇団チャイ。

シアター711(東京都)

2026/07/22 (水) ~ 2026/07/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/07/24 (金) 14:00

父親から出禁をくらっている長男がさびれた海の家の人気を取り戻そうとチャンスに賭けるが……なコメディ。顔を合わせてはマズい人物が鉢合せしそうになったり嘘や勘違いが事態をややこしくしたりという展開はまさに「和風レイ・クーニー」。
そしてあれこれが噛み合いハッピーエンドに向かう終盤、父親の決断とその伝え方が粋で特に良かった。
また、いかにも海の家という凝った舞台美術も見事。

隔たる

隔たる

JACROW

新宿シアタートップス(東京都)

2026/08/06 (木) ~ 2026/08/12 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

死刑囚に出会い、妻として共に罪を償おうと生きていく様が力強く感じられ凛とした姿がとても切なく感じられた。終演後の本編外伝は近山目線の舞台であったが、洋美に出会ってから世界が広がり希望を持ち始めてからの絶望が・・・。宮越さんの外伝も見てみたいなぁ。

ラブイデオロギーは突然に〈劇場版〉

ラブイデオロギーは突然に〈劇場版〉

劇団だるめしあん

座・高円寺1(東京都)

2026/08/07 (金) ~ 2026/08/11 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/08/08 (土) 15:00

劇団だるめしあん『ラブイデオロギーは突然に<劇場版> 』甘組回 作/演出 坂本鈴さん @座・高円寺1
8月8日に吉祥寺シアターでの木ノ下歌舞伎『心中天の網島 アクセシビリティ版』とのはしごで拝見。この日は幸せのはしごでした!

感想第1弾
観てきた!
とりあえず三言!
全人類見るべし!
2年前のアトリエ春風舎から座・高円寺1に場を移してパワーアップ!
超絶素晴らしかったぜ!

改めての感想
2年前のアトリエ春風舎での初演を拝見して、その年のベストに挙げた作品。今年もベスト入り確定!
90分で演者が6人だったのが、120分で9人に。増えた演者が何を担うのか、ネタばれになるから話せないけど話したいよ 笑。劇場に入ると、おっ!アトリエ春風舎と違って横への拡がりがある舞台美術が目に入る。座・高円寺1が活かされていた。
上演は予想を遥かに超えた。アトリエ春風舎で拝見した上演作品が頭にあるが、前述の舞台美術と増えた出演者の受け持つ役割が活きている。桜子を演じる陽向さと子さんはあざとさをしっかりと、かつ美麗に醸し出し、田実陽子さんと小泉まきさんは物語の根幹部分をしっかり担い、増えた演者にその部分は全面的に委ねるのかと思っていたけど、さにあらずの新システムが採用され、小林桃香さんと榊原あみさんと重なったり、2人は新しい部分の役割をしっかりと請け負う。そこも大いに機能していた。
男性パートもダンス パートも担いながらしっかりと女性パートの起点となっていた。最後の世界のフニャフニャのシーンはアトリエ春風舎の方が受け取りやすかったかと思うのだけど、ちょっと自信が無い。そこまでの記憶がある訳ではないけど、大きく動かされるものが在った様に思う。勘違いかも知れないけど....。
物語の根幹を成す、これまでの男社会への痛烈な批判の部分については、↓↓↓初演の感想を転記します。

2年前にアトリエ春風舎で拝見した時の感想です。
『ガチゲキ!!復活前年祭』劇団だるめしあん『ラブイデオロギーは突然に』ネタバレ編 もう一度観たくなって2回目
以下題名とは関係無くネタばれを含みます(1回目の感想と重複あり)
見事な構成、展開に脱帽。 異世界転生/タイムスリップし高校生になってしまった中年女性二人が、20年前での塾講師の女性の高校生達へのセクシャルハラスメントや家庭内暴力に対し、現在のハラスメントの尺度をあてはめ、先生/お父さん!それはいけないんだよと、過去のモラルレベルの教師/父親に、問題点を指摘し、20年経っても過去と左程変わってない今のレベルや、当時は問題とすら思っていなかったことを無理なく浮き上がらせる。その構成/設定が見事だった。話の展開もしっかり組み込まれていてグイグイと引き摺り込まれる
異世界に来て制服姿の高校生となっているけど、中年女性二人の意識はそのまま残っていて、そこには無理なく見れるのだけど、この二人の女性高校生を演じる小泉まきさんと田実陽子さんが良いんです。そしてもうお一人、見ている観客がこそばゆくなってしまう、でも、そこを突き抜ける演技で、大人がヒロインの女性の高校生を演じ切っている陽向さとこさんの、例えば腕を 45度下に真っ直ぐ下げ、手首で折り返し、手のひらを床に水平にするキャピキャビした仕草や、その姿勢でくるくるッと回る姿を含む(←言語化は無理なのでみんな見てくれ!)(許可をいただき、映像をお借りしました!3枚目の仕草の映像)、キラキラっとした女子を演じる演技が突き抜けていて、小気味良く、素晴らしかった。不良男性高校生を演じた勝沼 優さんもキラキラした不良が正味の不良で、気恥かしくなった(笑)
高校/高校生と言えば、リアルな高校生の演劇の全国大会で、8月1日に上演された都立千早高校の『ちんぷんかんぷんぷん』で、部員の体験をオムニバス形式で上演したのだけど、兄が布団に入ってくることに笑いが起こる客席という状況であったことがあったけど、20年経って意識の在り方は当時と変わっていない
で、本題に戻ります、大傑作です!作/演出 坂本 鈴 劇団だるめしあん『ラブイデオロギーは突然に』ブラボー!

ガラ林短編集 【ファンタスマゴリ4】

ガラ林短編集 【ファンタスマゴリ4】

ガラ劇

シアターシャイン(東京都)

2026/03/25 (水) ~ 2026/03/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

真田林佳さん出演のCチーム「ガラ版ブラスフェマス」を観劇。
ブラスフェマスは宗教や神聖なものに対しての「冒涜的」という意味だそうです。

ファンタスマゴリはWikipediaによると「18世紀末にフランスで発明された、幻灯機を用いた幽霊ショー」とのこと。知らなかったので勉強になります。

登場人物はこの6人。
1 速水
2 田中
A 吉田
B 警視
C サカキバラ
D 佐川

1、2、A、Bが警察。C、Dが招かれた専門家。場面は一貫して警察の一室です。

ネタバレBOX

舞台上の壁や床にはプラダン(プラスチック段ボール)が張られています。吉田は事件の説明を始めるとともに席を立って、プラダンにペンで大きく書き始めます。みんなに見せているのかなと思いきや、書く(描く)内容があまりにも抽象的。実は吉田の頭の中。警視が1回だけ空席に向かって話します。それが種明かしというわけですね。

面白いことに、台本ではそれが表現されていません。こういうのゾクゾクしますね。

台本を読まないと分からないこともあります。冒頭で速水が読んでいるのは聖書ではなく”聖傷”。耳では聖書だと思っちゃいますよね。

「原罪者」「飢えた者あれば肉を与え」は聖書っぽいですが「着るものに困るようなら人肌で応えよ」がおかしい。服を与えるべきですよね。「あくまで己の肉体で償わなければ」と続きます。「ロカ・クリサンタ」といういかにもフィクションの聖人名を出すところがちょうどいい感じで好きです。

「ファラリスの雄牛」の伝説や、ゴヤの絵画「我が子を食らうサトゥルヌス」といったものは実際にあります。フィクションとノンフィクションをうまく取り合わせてます。

台本を読み返しましたが、ややこしいので詳細の理解は無理かな、と。でも観劇者はそのややこしさを理解する必要はなく、雰囲気でポイントが分かるのがうまい。速水の弟が犯人に殺されたこと、警視の追及で明かされる速水の復讐、速水と弟の関係、田中の怒り。それでだいたいOKです。

専門家として警察に招かれた佐川とサカキバラの役割は。この話の重要な要素である「グロ」を語らせることだけでなく、華やかなアクセントでもありました。吉水さんの佐川はピンクのロリータ。真田さんのサカキバラはキャンディ舐めて首にヘッドフォンかけてたり。・・・まあとにかく、警察だけでは地味ですものね。

台本とパンフレットは有料のPDFです。せっかくなのでAIに読ませてみたのですが、縦書きが不得意らしく誰のセリフかを取り違えられてしまったり。でも、舞台の楽しみ方の新たな可能性を感じましたね。余談でした。
≪完売≫ 天国の待合室

≪完売≫ 天国の待合室

劇団6番シード

スペースBANRAI(東京都)

2026/08/07 (金) ~ 2026/08/11 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2026/08/10 (月)

石田太一さんの抑えた芝居が芝居に現実味を与えていて一番印象に残った。鶴田葵さんのお母さんは妙に艶っぽかったが内容から言って納得感はあった。その他の役者さんも安定感のある芝居でお話自体も芝居も好きな方向で満足感あるお芝居でした。

ネタバレBOX

ただ2時間は長い。お話的には「患者」は1人で成立するのに5名という大人数にしたのは何故なのだろうか?3名だったら2時間はかからないだろう。話の構成が第一話から第五話のような形ではなく一連の流れで進んでいくため区切りがなくテンポもない。全体の話としても「ドンデンガイシ」的なものや話が一つにつながるような爽快感などもなく単調なものになっている。それ自体が悪いのではなく、本などと違い芝居は見る側で時間を調整することができない(疲れたからまた明日とはできない)その辺に対する工夫はあって然るべきではないかと思う。日替わりゲストがまあまあ大事な役どころで出る。今回高宗歩未さんであったが自分的には悪い意味で悲壮感を感じてしまいあまり好きになれなかった。正直医者がやればいい役割でわざわざゲスト枠にする意味は客寄せ以外に思えないのだが上手い下手でなく「コレジャナイ感」
20の物語 -週末を、劇場で-

20の物語 -週末を、劇場で-

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2026/07/16 (木) ~ 2026/08/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

二作観た内のもう一つ、「煙草のハイ(high)について」について。

ネタバレBOX

題名から知れるチェーホフの「煙草の害について」のパロディで、ボーナストラックとしてこれのリーディングも付いていた。
ステージには演壇だけがあり、暗転後漢が登場。まず本家のチェーホフ作のリーディングが、前座であるらしい。眉の両端が上がり、老境にしてカクシャクとせしめている頑迷さと恐妻ぶりが板に付き、この上手い役者は誰だと凝視するも判らず。一瞬下総源太朗?と閃いたが風貌を見て否定、だが結局下総氏であった。話が逸れに逸れ、煙草の害には結局一切触らずに終える講演を、美味なる料理を一番美味しい食べ方で存分に味わう如き演技で「やってて気持ち良いだろう」と観客も美味に与りながら観る。
一方本編の「煙草のハイについて」は作者が中国名(多分台湾)とあり、俳優はかんのひとみ。役名が女とあるので脚本が女性を指定しているらしい。
朗読劇「たもつん」

朗読劇「たもつん」

朗読劇「たもつん」製作委員会

IMM THEATER(東京都)

2026/08/05 (水) ~ 2026/08/11 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

3人の変な関係性が織りなす友情コメディー
苦笑い的なトホホな空気が流れても、この3人の場合なんだか微笑ましい というか笑ってしまう
所々で露呈するお互いの記憶違いがスパイスになって更に面白く、出番こそ少なかったものの影響大な2名の存在も良い感じ
観終わった後、詳しく描かれていなかった部分に疑問を残すところもあったけれど、余韻の多幸感をもってすればスルーでいいかと

魚雷モグラ‘26

魚雷モグラ‘26

ウラダイコク

池袋みらい館大明 ブックカフェ特設ステージ(東京都)

2026/08/07 (金) ~ 2026/09/06 (日)上演中

予約受付中

実演鑑賞

面白かったです。

飛び出せ、アクアリウム。

飛び出せ、アクアリウム。

中部大学演劇部 劇団「とらの穴」

中部大学(愛知県)

2026/08/08 (土) ~ 2026/08/09 (日)公演終了

実演鑑賞

鑑賞日2026/08/09 (日) 13:00

緊張していたのか練習不足だったのか
全員とちりまくりのセリフに
動きもどこかギクシャクしていて
まあ、新人さんだったから仕方ないか・・・?
「黙って水族館で飼うことになった人魚をどうするか」
というテーマ自体は面白かったけれど
どうにも水族館の人たちのやっていることが
ちぐはぐでよくわからなかった。
おそらくは、作者さんも人魚という神秘的な素材を使って
ファンタジーな世界を作りたかったんじゃないかと思うのだけれど
歌いもしなければ踊りもしない、ただ座っているだけの人魚。
ちょっと残念でした。

15 Minutes Made 東京/福岡 東京公演

15 Minutes Made 東京/福岡 東京公演

Mrs.fictions

テアトルBONBON(東京都)

2026/07/29 (水) ~ 2026/08/02 (日)公演終了

実演鑑賞

15分程度の短編を一挙上演する人気シリーズ、3年版ぶりの開催は、東京・福岡のツアー公演で、それぞれの地区からの団体を集めて。休憩10分を含み120分。8月2日までテアトルBONBON。福岡での公演では、スポンサーの協力により10-20代には500円のワンコインの料金設定を設定しています。

https://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2026/08/post-2aa849.html

隔たる

隔たる

JACROW

新宿シアタートップス(東京都)

2026/08/06 (木) ~ 2026/08/12 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

主人公を演じる宮越氏が入魂の熱演で圧倒される。最前列の席で観ていたが、一人の女が背負ってきた過去と今ある存在感を凄い迫力で表現している。
死刑制度と贖罪が可能かという決して答えの出ない問題が扱われているが、必ずしも特定の立場に依拠した単純な答えを提示しようとはしておらず、無責任や他責や永遠に続く苦しみを描き、演劇として深みを感じる。
でもでも、通り魔的に4人も殺したとなると、さすがに死刑しかないのかな、という気も。
ところで、死刑制を廃止している国・州は世界でも多くあるが、そういう国でも、殺人容疑者の逮捕の現場で警察官の命令に従わなかったら即射殺されるのが当たり前と聞く。そうやって犯罪者を現場で裁判抜きで殺しているから死刑制度があまり必要でないのかもしれないのかな、と思ったりする。死刑に値するよっぽどヒドイ奴はもう現場で殺しているので。

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