最新の観てきた!クチコミ一覧

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東おんなに京おんな

東おんなに京おんな

演劇ユニット体温

広島市南区民文化センター スタジオ(広島県)

2017/07/28 (金) ~ 2017/07/30 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/07/28 (金) 19:00

価格2,000円

劇的な事件が起きるわけでもなく、
穏やかに時間は流れてゆくのですが
親子ほど近くなく、他人ほど離れてない
主人公女性ふたりの微妙な関係の中での心の機微を
うまく描いてたと思いますし良かったです。
恵南さんはかなり年齢が上の役を演じてたんだろうなと思いますが、
とても役にぴったりでした。

チケット代は早割りなのですが、
こういうシステムは助かります。

まいっちんぐマチコ先生

まいっちんぐマチコ先生

舞台版まいっちんぐマチコ先生実行委員会

ブディストホール(東京都)

2017/08/17 (木) ~ 2017/08/20 (日)上演中

満足度

ファンにはたまらないんだような他には全く・・・♪

まいっちんぐマチコ先生

まいっちんぐマチコ先生

舞台版まいっちんぐマチコ先生実行委員会

ブディストホール(東京都)

2017/08/17 (木) ~ 2017/08/20 (日)上演中

満足度★★★★★

鑑賞日2017/08/18 (金) 14:00

いやぁ〜、とにかく楽しくて、夏休みらしい舞台でした!外のお天気は関係ないですね。そう言えば、臨海学校って良く雨になりませんでした?『まいっちんぐ台』も素晴らしい出来でしたね!(笑)
とても賑やかで、臨海学校らしい舞台でした♪夏休みの思い出、ありがとう!絵日記に書かなきゃ^_^

秋心SUMMER

秋心SUMMER

宰団紡人企画

ザムザ阿佐谷(東京都)

2017/08/17 (木) ~ 2017/08/20 (日)上演中

予約受付中

満足度★★★★★

非常に緻密かつ自然に流れるお芝居です。このお芝居、観客は「普段」とは違う目線でそれぞれのやりとりを眺めます。「エクストラで良いから反対の目線で観たい!」そう思わせるくらいに、演出家の意図、役者さんの技量が上手く絡まり合っています。劇場はコロシアム型(?)で、正に全体を俯瞰で見下ろせます。この一年で一番良かったお芝居です!٩(◜ᴗ◝ )۶

PTA

PTA

ホチキス

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2017/08/17 (木) ~ 2017/08/21 (月)上演中

予約受付中

満足度★★★★

登場人物(職業)に配役に舞台セットにストーリーとよく考えられた作品。
2時間10分の公演でしたが、笑わせるところがたくさんあり、とても楽しく観覧することができました。
超満員のお客様。

鎌塚氏、腹におさめる

鎌塚氏、腹におさめる

森崎事務所M&Oplays

本多劇場(東京都)

2017/08/05 (土) ~ 2017/08/27 (日)上演中

満足度★★★★★

鑑賞日2017/08/08 (火)

面白かったぁ。毎回見続けているけど、鎌塚アカシさんに釘付けです(笑)
チタルちゃんがお人形さんみたいに完璧で面白かった。
ヤサブロウさんがかっこよくって…
スミキチとアカシのやり取りはもうたまりません~!!
次も待っています。

8人だけ〜

8人だけ〜

劇団ダブルデック

d-倉庫(東京都)

2017/08/10 (木) ~ 2017/08/13 (日)公演終了

満足度★★★★

カブいた動きで要所要所で笑わされました。いつもながら、エンタメ的に楽しめながらテーマも伝わり、ラストも心に残りました。

ネタバレBOX

地元から都心へ出てきた身として、今回の話は感じるところがありました。スーパーウーマンと老人のつながりに多少気がついていながらも、ラスト明らかになるところはその後が気になってしまいました。
フィクション・モテギモテオ

フィクション・モテギモテオ

ライオン・パーマ

駅前劇場(東京都)

2017/08/17 (木) ~ 2017/08/20 (日)上演中

予約受付中

満足度★★★★★

自分の拝見した回は満席であったが、昨夜時点で日曜日に未だ若干残席があるとのことであった。問い合わせてみることをお勧めする。観劇すれば芝居の醍醐味を満喫できるであろう。

ネタバレBOX

先ず、テーマを恋愛にしたのが、今作成功の秘密だろう。この問題、如何にDNAに命じられた行動・欲求とは言え、性差ある生物には死活問題であり、本能の衝動そのものであり、つまりは普遍的なテーマであるからだ。流行歌でも何でも兎に角、人口に膾炙する音楽一般の殆どは恋に関するものであるという単純な事実一つみても、このことは納得がゆくであろう。貴賤の区別も貧富の差もまして性差も知的優劣の差もない、我ら生き物の本質的衝動なのだ、ということを改めて思い知らせてくれる傑作。
 喜劇なので、必然的に順当な切り口はしていない。本能を逆手から切り込んでくる。モテない、それも半端でなくモテないタイプが主人公なのである。で、であるからこそ、その本能的欲求は極点に達しており、純化されている。喜劇の面白さに矢張り誰かが誰かをからかうという視座がある訳であるが、演劇における喜劇が成立するのは、舞台上で役者達が歌舞いている造形を観客がからかいの目で見ているという構図が成り立つだろう。今作は、この歌舞き(歌舞くという動詞から生まれた名詞)が、箍外し、大小様々などんでん返し(観客の読みを更に先読みして、ひっくり返す極めて知的な展開)などを、実にバランスよく、見事なキャスティングと演出、シナリオの完成度の高さ、それを具現化する役者陣の演技によって提示して見せた。
雨季

雨季

演劇ユニットG.com

花まる学習会王子小劇場(東京都)

2017/08/16 (水) ~ 2017/08/20 (日)上演中

予約受付中

満足度★★★★★

 先ず舞台設定がユニークだ。通常、舞台への入り口となる両開きのドアが、そのまま舞台にも用いられる。従って観客席は通常とは真逆の位置に設えられ、ロビーもまた、舞台となっているのだ。

ネタバレBOX

而も2階位置にある渡り廊下も、舞台として用いられている。この渡り廊下に留められた長短様々な角材が、音楽的なリズムを感じさせるような配置で設えられている。床まで届く角材もあれば、短いものもあるのだが、そうして作られた空間に、様々なセットが収められている。下手には、ホテルの応接セット、正面奥にはバーカウンターに椅子、そして上手壁際にはベッドである。出捌け口は、右コーナー奥と、通常ロビーと劇場を隔てる両開きのドアである。
 さて、時代背景は、スターリンからフルシュチョフ辺りまでのソ連であることが、容易に想像される。というのも、原作はA&Bストルガツキイの「みにくい白鳥」だからだ。作家は、下手をすればラーゲリ送りになることを常に意識しながら今作を書いていることは明らかである。(この辺りの事情を文学で知りたければソルジェニー・ツインの「収容所列島」辺りを読んでみると良い。スターリンの暴政についてはもう散々報じられているからいくらでも資料はあろう。)
 ところで、このような歴史的背景を知って今作を観るのと、そのような前提なしに観るのとでは、無論、解釈が大きく変わる。否、この前提なしに観れば意味不明な箇所や、読み違えがたくさん出てくるであろうことは容易に想像がつく。無論、そのような読み違いを含めて解釈されることが、芸術作品が生き残るたった一つの道であることは重々承知しているが、自分が生きた時代の生々しい知識のリアリティーを持つ世代とそうでない世代とでは、自然解釈に大きな隔たりは出てくる作品ではあろう。
 作る側も当然、その辺りのことは意識しているから、余り露骨にそれを出すことはしていない。一種の寓話として描いている、と言った方が適当だろう。ロシア語はからっきしダメなのだが、恐らく原文でもそのように描かれているのではないか、とは思う。世界観としては、オーウェルの「1984年」の世界を想像してみると良い。
 以上に挙げたような前提を満たすと、今作の傾向は、怖い作品ということになろうか? 無論、幽霊や怪物のような、異界の者が登場する怖さではない。現実の政治が人々に対して行使する権力によるリアルな恐怖である。そして肝心なことは、現在着々と、この極東の「小国」でも、この事態が進行していることであり、理不尽で何らの戦略・戦術・地政学的見識・人倫・判断力も持たぬ下司が、この「国」の支配者として君臨し、この国の針路を誤らせようとしていることである。その先にどんな世界が待っているか? 今作を他山の石としたい。
雨季

雨季

演劇ユニットG.com

花まる学習会王子小劇場(東京都)

2017/08/16 (水) ~ 2017/08/20 (日)上演中

予約受付中

満足度★★

芝居が終わった直後の暗闇の中 何故か見上げた天井が小宇宙のように見えた。芝居の意図を読み解くことは出来なかったが古い星は消滅し新しい星が誕生するかのようだった。雨男が教祖で子供たちは洗脳されたどこかの教団のような感じも受けた。休憩中も降り続いた雨音と照明が効果的だった。ただ あの内容で2時間半はちょっと長いな~

第23回稚魚の会・歌舞伎会合同公演

第23回稚魚の会・歌舞伎会合同公演

国立劇場

国立劇場 小劇場(東京都)

2017/08/16 (水) ~ 2017/08/20 (日)上演中

満足度★★★★

夏恒例の催しである。いずれは笑也のように大成するかもしれない若者と、終生歌舞伎の世界で脇役や裏方など何ほどかの仕事をしながら支えるものがまじりあって、一つの舞台を踏む。学校演劇のような青春が商業伝統演劇の中にもあることが楽しいのである。ここでご贔屓になって生涯つきあったりすれば面白い人生の彩になるかもしれない、などと思うのは観客のロマンでもある。
舞台の成果は勉強会なのだから云々するのは野暮でやめるが、演目には疑問がある。一つ目の「番町皿屋敷」はもう大正になってからの新歌舞伎で、こういう作品なら今後いつでも学べるし、新しい工夫を持ち込める。ここでやるのはどうだろうか。歌舞伎でも最近は近代劇的にやるのが多くなっている由(渡辺保さんによる)でそれももっともだが、そうなればここでやる意味はない。今回の公演は、結構古めかしい演出で、見得も台詞も形を作ろうとしていたが、それはどういうことなんだろう。二つめの「紅翫」は字を出すだけでもパソコンで苦労する(翫)ほどだから十分古典であろうが、舞踊の会の最後で見せられる総踊りみたいで、玉石混交の御稽古の成果を拝見した感じ。歌舞伎を志す若者もこの頃はすっかりジャニーズ風になっている。現代的な体型の若者が多く今はそれを隠そうとしない。芝居は今のものだから、それでもいいのだが、いずれ大歌舞伎で畳の上や御殿をやるときの立ち居振る舞い大丈夫だろうか、と気がかりになる。そう言う伝統演劇の基本演技はこういう所で叩き込まないと。板の上に出てからでは遅いのである。
最後は「引窓」。やっと伝統演劇になる。曲輪日記はずいぶん無理な筋立ての芝居と思うが、この親子兄弟の情愛を何とか客に納得させてしまうのが古典の力と言うものだろう。無理な筋立てだから、ハラで押し切らなければ進めないところも多く、こういう会の演目としては荷がおもすぎたかと思わないでもない。ずっと説明的で近代的な皿屋敷の播磨が、菊を成敗しようと気持ちを変えるところもできていない(橋吾は全体としては柄も芝居もいいのだが)のだから「引窓」は親子兄弟ながら戯曲の説明だけでは難しい・今回の芝居二演目ともわかりやすそうだが、そもそもが無理難題なのだから、伝統演劇の形にハマってようやく成立する。そこのところの覚悟があやふやな感じがした。
などと老人の繰り言だが、劇場は大入り、カップルで見に来ている若い観客も多く、時に転寝をしながら楽しい夏の午後を過ごした。

しょうちゃんの一日

しょうちゃんの一日

芝居屋風雷紡

d-倉庫(東京都)

2017/08/16 (水) ~ 2017/08/20 (日)上演中

予約受付中

満足度★★★★

昨年だったか、私は「観たい!」に“日本の夏、風雷紡の夏”と書き込んだのだが、今年もその季節がやってきた。 

前々回までは日本の戦中・戦後の闇を野崎淳之介(谷仲恵輔)&駒子(吉水恭子)のコンビが解き明かしていくシリーズが4本続いたのだったが、前回はそこから離れて、足尾銅山事件の後日談を描いていた。そして今回は親娘3人の一見和やかなチラシで、歴史的な事件がモチーフでもなさそう…と思っていたが、狭山事件(高校1年生の少女を被害者とする強盗強姦殺人事件)がモチーフになっているとのことだった。この事件のこととなるとすぐに部落差別との関わりをうんぬんする人も多いが、「差別裁判」という呼び方には被差別部落の内部にも反対する意見があったというし、左翼系の中でも「冤罪かどうかさえ怪しい」と明言する人もいる。そこらの微妙な空気をどう舞台で表現してくれるのか楽しみだった。 

開演45分前に受付開始。30分前の開場で受付順に入場。上手側の最前列全てと2列目の半分まで、高校生と思しき一団が席を占めている。(チラシ写真で自転車を押している)吉水雪乃ちゃんの同級生か(微笑)。 

上手に和室の茶の間と卓袱台、下手に洋風のダイニングセット、それらの背景には黒いパネルが何層にも立てられ、中央が通路のように空いている。 

定刻に5分遅れて開演、上演時間2時間15分。前説の最後の「最後までリラックスすることなくお楽しみください」というのは、吉水恭子がダブルで在籍するJACROWの「肩の力を抜かずにご覧ください」というところからのものか(笑)。 

(以下、ネタバレBOXにて…)

ネタバレBOX

上手の卓袱台と下手のダイニングテーブルに、それぞれの家族が座り、客席側のある一点を見つめて微動だにしない。そこに中央舞台奥からセーラー服の女子高生が出てきて、鞄を頭に雨を避けながら歩を進める。その後ろから2人の男が現われて、その女子校生を拉致し、暗転。
この冒頭は、観客の意識を一気に舞台上に引きずり込むとともに、これが事件によって波乱をたどるであろう2つの家族の物語であることを暗示する。秀逸な幕開けだ。 

上手にいたのはこの事件の被害者・日下部翔子の家族、下手にいたのはこの事件を捜査する狭山署捜査一課の刑事・立花翔一の家族である。因みにこの翔一を「史上最年少の警部。警視庁期待のホープ」という台詞があったが、狭山署は埼玉県警であり、東京都を管轄する警視庁とは異なるので、ちょっとおかしい…警察官というのは地方公務員であり、無論各県警を所轄する警察庁と警視庁間での異動はない。
翔一には高校生の次女・祥子がいるだけに、この強盗強姦殺人事件がただの事件と割り切ることができず、犯人が自供した後も、真相を知りたいという思いにかられている。祥子の「本当にその人が犯人なの?」という問いかけも心を抉る。そして彼らの周りには怪しげな人間がうごめき、犯人とされた川嶋庄司(実際の事件では石川一雄)と親しい交通課の巡査部長・関村も庄司が犯人とは信じられない気持ちを抱えている。一方で日下部家にも重苦しい状況が続いていた…。 

舞台の空気は一瞬も緩むことなく、テンポよく進んでいく。暗転が少ないことで、集中している意識が途切れることもない。 

この作品は狭山事件が冤罪であったかどうかよりも、むしろ「家族」というものに力点が置かれて、そうした構成の中で、この事件の複雑な問題が浮かび上がってくる。いつもながらに吉水恭子の脚本は見事だ。 

恭子・雪乃母娘が劇中でも母娘として登場しているのが、妙なリアリティを感じさせる。さすがに父親役まで、とはいかなかったが…(笑)。
その父親役の祥野獣一もいかにも実直な刑事という役どころを巧みに演じていて印象的だったし、関村役の山村鉄平もいい味を醸し出していた。 

さすが風雷紡ともいうべき秀逸な作品だったが、作品自体と離れて驚いたのはラストで、自転車を押して歩く祥子と、手錠をはめられてフラフラと歩いてくる庄司がすれ違う場面だった。普通に歩けば庄司の足が日下部家の茶の間に置かれていた座布団の隅を踏むところだったのだが、庄司役の尾形龍一はちょっと不自然に足を動かして座布団を踏まずに歩を進めたのだ。私ら世代では“座布団を踏んではいけない”ということはいやというほど躾けられており、最近の若い人が平然と座布団を踏むのを苦々しく思っていただけに、驚きがあった。因みにこの尾形は本来の庄司役が体調不良のために降板しての代役だったそうで(高校3年生だという)、短期間の稽古しかできていなかったらしいが、その自信なさげな感じが役にぴったりとはまっていた。
あ、そういえば雪乃ちゃんの箸の持ち方、私とおんなじだった(笑)。 

ところで今年の話ではないが、やはりこの風雷紡の公演初日の終演後に、客演していた某役者から「どうだった?」と訊かれ、「う~ん、あなた一人だけ舞台全体の空気に馴染んでいないというか、ちょっと演技に違和感があったなぁ」と答えたところ、「え、周りは下手な人ばかりなのにどうして」と返され、驚きながらも「いや、雰囲気というか、そういうものかもしれないけど…」と言うと、その役者は再び「周りは下手な人ばっかりなのに…」。私が観ていた感じでは、下手と言い切るほど乏しい演技力の役者はいなかったのだが、この役者は自分のことをどう過信しているのだろうと思いつつも、いやいや役者というのはそれだけの自負が必要なのだとも思ってはみたのだが、その一言は風雷紡を大好きな私に強烈なショックを与え、その日の日記にそのことを書き留めずにはいられなかったのを思い出す。
解散

解散

江古田のガールズ

サンモールスタジオ(東京都)

2017/08/12 (土) ~ 2017/08/20 (日)上演中

予約受付中

満足度★★★★

初、江古田girls イン・サンモール。意外やまともに演劇である、という印象。勝手な予想と違ったというだけの事だが・・。
荒唐無稽さや笑いへの貪欲も、劇団員(今回は二名が中心的役で登場)のエンジン全開で自在な立ち回りが幻灯機の光源のような按配に周囲を照り映して、ある「信じられる」世界が構築され、周囲の俳優も皆、「演技」的に(主に笑いに向けて)全力で表現に勤しんでいた。表現アスリートといったところ。
俳優の技術レベルが予想外であったことと、若さ、輝き(年寄り臭いが・・)を引き出しそれをフル活用した躍動的ステージは成功と言えよう。
このステージが、江古田のガールズのスタンダードであるかどうか、そこは判らないが・・共通していそうなのは、細かな粉末のようにまぶされたチョイ毒ありの<笑>のネタで、またいつか味わってみたいと思わせた。テンション高し!

ナイゲン(2017年版)【8月19日(土)本日14時/19時開演。いずれも当日券ありますが、19時の方がおすすめです!】

ナイゲン(2017年版)【8月19日(土)本日14時/19時開演。いずれも当日券ありますが、19時の方がおすすめです!】

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2017/08/11 (金) ~ 2017/08/21 (月)上演中

予約受付中

満足度★★★★

評判を呼んでいるだけの事はあり、再演が重ねられたからこそ観られた「会議もの」劇の感想。
我々が直面しがちな「選択における葛藤」が、ナイゲンという会議で制限時間を使い切る迂回の仕方でフルに展開。高校生の設定ならでは、と言える子供っぽい反応な部分も含めて、「あり得る」展開のその結末は・・。
一言で言えば、結末よりは「ちゃんと会議してる」事に溜飲が下がる。皆がクラスを代表している事情もあって、エゴ、いい加減な論理、無節操、付和雷同なんでもござれだが、それでも「この結末だから」でなく、やはり「結論を出すために頑張っている」プロセスに注目させられ、「一件落着」を望みつつも、私などは会議やってるよ高校生が・・と、会議礼賛派であるこの芝居には手放しに一票である。

ネタバレBOX

「会議」が必要である事情はこうだ。
毎年生徒の自主運営にゆだねている文化祭を話し合う会議(内部限定会議略してナイゲン=このネーミングは実体験を想像させる・・作者のオリジナルだとすればセンスだ)に持ち上がったのは、学校が教育委員会の要求を入れてしまった「マスコットキャラクター付の節電キャンペーン」を、やらなければ「公開」を認めない(外部の人間を招べない)という条件で強要してきた案件である。
前段、学校側の主張がおかしいと正論を力強く発言する三年のクラス代表がいる。ちなみにクラス数は全学年とも3クラス、従ってクラス代表は9名、加えて議長席の並びには監査(規約に則っているかチェックする)、文化副(文化祭を進める立場として文化委員会?から参加)、文化書記(同じくその補佐で書記)が一列に座る。計13名の内、学校側の姿勢を糾す意見を吐くのは、その3年男子と、問題の所在は理解するが「それを主張する事の無意味さ」をこぼす3年男子。しかし「現実を見よ」という論調が、浜辺の砂を洗う波みたく「原則論」を洗い流そうとし、それに抗して声を荒げるという場面が序盤にある。
やがて、「まあ冷静に」「一人ずつ意見を確認していこう」と一旦落ち着くが、その局面で「世論」を巧みに誘導して行く「うまく立ち回る」人間が登場し、論点が完全に「どのクラスが担当するのが相応しいか」に移行してしまう。
この論点追求に端を発し、エゴの、エゴによる、エゴのための議論と主張、無節操な投票行動を見せていく。
進行としては、最初に槍玉に挙げられた「残す価値の低い」と思われる企画が、その場での投票という難を逃れ、すべての企画を一つずつ検証して行くべきだという事になり、検証の的が移り変わるたびに予期せぬ問題が持ち上がり(極めつきは同席していた2年男子がその彼女=文化書記に黙って文化副と浮気をした、しないのくだり)、一通り企画の中身を飽きさせることなく俎上にあげるという点がうまい。
そしてこの伏線が結末への追い込みの展開に効いてくる。

正反合(アウフヘーベン)ではないが、理想・理念(それを追求して学校側の要求をハネれば友達や家族を呼べる文化祭はできなくなる)と、受け入れるしかないと見えた現実(ダサいキャンペーンを誰かがやる)との二者択一が、最後に至って、理念に反さずに現実を受け入れる知恵を出し合う展開となる。
私はこれをポジティブ志向と括り、「もし、そんな工夫が浮かばなかったり、工夫の余地のない現実だった場合、どうするの?」と、冷めた頭を保とうとする。さてこのあたりから少し難癖が出始める。

問題の所在は、「学校側が、自主性を重んじていた文化祭に首を突っ込んできた」事にある。自主性=尊い、という価値観が共有されていない場合、ここでの理想は弱いものになる。だが、自主性はすばらしいという一つの(恐らくは経験的につかまえ得た)価値観を基準にするなら、学校側の態度は「暴挙」に等しい。それに抗しようともせず、最初から「あきらめて」いる者たちが9割である高校生ってのも、それが現実でもあろうが、この「たかだか3年の学校生活で本気とかマジうぜえ」といった倦怠をこの芝居の基調にしているとは思えない(単純に面白い議論劇が書かれたのだ)。そして「自主性」を疎んじる感性は「自己責任」を無限大に課せられる社会にフィットしない気がする。高校生事情を私はよく知らないが。(ある私学の事情を聞けば、逆に自主性尊重の方へ舵が切られ過ぎ、放任主義の弊害が出ているとか。。)
・・そんなあれこれを思いながら、最後に残った男子が交わす会話の中に、真摯に「原則」を大事にしようとする心が観え、そのことには溜飲を下げた。結局のところ、彼らは学校に「負けた」。やりたくもないものを「やりたいこと」にできる「可能性」を追及したに過ぎないという自嘲が台詞にも出ていたが、改めてこう思い直すのが正しい。
この芝居は「学校と闘わずして負けた不戦敗を、主観的には負けてないつもりになれる道を探り当てた(当てようとした)物語」である。
恒例として演劇をやる3年の、そのクラスが上演許可申請の不備のため、最終的に担当に決まったが、キャンペーン行動を挿入した面白い劇に作り変える動機は、当人にあるのかどうか、「微妙」な終わりにもしてある。
きちんと自己批評を織り込んだ脚本ではあるが、最初に抗議する3年と、それに反対する3年の後者が言うありがちな台詞が、私にとっては最初のボタンの掛け違いだ。
「だってあの時も、みんなついて来なかったじゃないか(だからそんな正論を主張しても仕方ない)」・・これは、正当に主張すべきことを主張しても誰もついて来なかった過去のナイゲンを思い出し、その敗北=周囲の無理解を今回の案件にも当てはめようとする言動だ。しかも皆の意見が出揃わない前に、このことを抗議する本人に言うのだ。この言動は、「本当はいやだ」と思っている人間のものではない。最初から消極的な人間。ドラマの展開にはよくこういう「神経過敏なの、許して」的存在が、ドラマを「正当な方向」に進ませず、イライラさせる。だが事の本質はそういうことで、相手のこの態度は、爽快なラストではすでに無かったようになっていたが、「主張した」3年男子は、その事を一言、相手に言いたかったはずだ。
今回の脚本の設定では、やりたくない事を、たとえ1クラスの犠牲とは言ってもやらせようと言うのだから、普通は頭にくるし、通らない。ならば思いは共通していることがすぐに知れ、団結できたはずだが、「神経過敏」ちゃんの企んだかのような巧まざる誘導で霧散した、とまあ見ることができる。
そもそも「要求をのまなければ「公開」は許可しない」という脅しは正当性が薄く、できる高校生なら逆に教師を言葉で吊るし上げに出来る論理の弱さがある。
「自主」という理念が形骸化している事の倦みを高校生らが体現しているのだと解釈しても、文化祭はやりたい訳である。純粋にやりたいことをやる、という事がやれる風土というのは、管理されることに慣れたような校内環境では作れないものだ。
「やりたいことをやれる」喜びを知っているなら、その事を制限されることに本気で怒ることができるはず・・・という、最初のハードルさえ越えれば、大変面白い出し物ではある。役者の技量と「ハマリ度」の総和のクオリティは高いと思う。本人たちの自覚は、あまりなさそうではあったが。。
PTA

PTA

ホチキス

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2017/08/17 (木) ~ 2017/08/21 (月)上演中

予約受付中

満足度★★★★

杮落とし観劇っす で 内容は説明通りでした~♪

でも何か喰い足りない感があったような・・・
そんでイメージはナイゲンだったかなぁと

冒頭からの情報開示がいまいちに思えたのが理由かなっと判断
でも最終的には綺麗にまとまって楽しめたです(^-^)

ネタバレBOX

舞台セットはユニークな作りで
後方に黒板として使える壁と勾配を作って
右手=上手側に壇上を作っていまして
小型の机は様々な形に並べられるようにしていました
虎縞カラーの自転車とか小道具もユニークでありました(^-^)

亡くなった教諭の兄=等々力健一役の稲垣さん・・長身でイケメンさん~♪
その妹さんも じ・つ・わ~場内アナウンスで出演(?)されてたりと・・芸が細かいデス=作中は写真のみで その写真もユニ~クな使われ方するんですけど~(笑)
雨季

雨季

演劇ユニットG.com

花まる学習会王子小劇場(東京都)

2017/08/16 (水) ~ 2017/08/20 (日)上演中

予約受付中

満足度★★★★★

連日の鬱陶しい天候と地続きな世界観は、ある意味グッドタイミングといえますが、ジメ~ッと辛気臭い雰囲気というより、停滞感漂う中にも大人の秘め事が香り立つ甘美な印象が残ります。
全ての役者さんに安定感があり、何より主人公の人間味ある大人なキャラクターがユーモア風味を添えてラストまでいざなってくれました。

SF作品ではありますが、とんとん拍子な展開ではなく、ジワジワと奇怪な異常事態が迫りくる薄気味悪さ。
論調から読み取れる原作の「みにくい白鳥」は、おそらく私には肌が合わず読破できない著書ではないかと思えました。が・・・生舞台マジック。
現実界から少しズレた不思議な空間に身を置く事で、初めてこの作品の世界観を享受できたのではないかと思えてなりません。

計算尽くの照明がSF感をグッと底上げし、天から降ってくる様な迫力の音響には心地良さを感じます。
作品を反映するがごとく観客も大人な感じ(高齢という意味ではなく)で、こういうしっかり落ち着いた観劇環境は、とても貴重だと思えました。

バルバトス

バルバトス

TABACCHI

小劇場B1(東京都)

2017/08/16 (水) ~ 2017/08/20 (日)上演中

予約受付中

満足度★★★★★

重い話ではあったけど・・・開演前の前説お兄さんが
正反対に明るくてギャップが楽しめた(^-^)
(=開場すぐの入場薦めます~♪)

話は2時間超えながらも
集中力途切れず見切りましたわ

ネタバレBOX

セイレムの魔女裁判の話(アメリカ合衆国マサチューセッツ州セイラム村(現在のダンバース)で1692年3月1日にはじまる一連の裁判。200名近い村人が魔女として告発され、19名が処刑され、1名が拷問中に圧死、5名が獄死した。無実とされる人々が次々と告発され、裁判にかけられた)っす

しかし”ジェヴォーダンの獣”といい
中世は人と人との争いが怖いっす(・・今でもだけど・・ねぇ)

タイトルのバルバトス (Barbatos) は、悪魔の1人であり。カリブ海の島国である「バルバドス」の事ではない。グリモワール(仏: grimoire、仏語発音: [ɡrimwar])魔術の書物、特にヨーロッパで流布した魔術書。奥義書、魔導書(魔道書)、魔法書ともいわれる=『ゴエティア』によれば、30の軍団を率いる悪魔序列8番の公爵。またグリモワール『ミュンヘン降霊術手引書』や『悪魔の偽王国』においては、バルバルス (Barbarus) という名前で紹介されており、36の軍団を率いる伯爵にして公爵であるという。もとは力天使または主天使が堕天したものらしい。魔術師の財宝の隠し場所を知っていたり、動物の言葉を理解できるなどの能力を有する。また、過去と未来をよく知り、友情を回復する力を持つという悪魔が少女たちを唆したという事です。

小道具や衣装も凝っていて
飲食などもリアルにされていました

判事さんが少々カミカミだったのが残念~
closet

closet

643ノゲッツー

エリア543(東京都)

2017/06/21 (水) ~ 2017/06/25 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/06/21 (水) 19:30

価格2,300円

誤解が誤解を呼び混乱を招く海外コメディ的な味わい。ツッ込みどころは多々あれどそれをイキオイで突っ走る確信犯(笑)。
しかし途中で何度「キミら、ちょっと落ち着け!」と思ったことか!

解散

解散

江古田のガールズ

サンモールスタジオ(東京都)

2017/08/12 (土) ~ 2017/08/20 (日)上演中

予約受付中

満足度★★★★

面白かった。若さで元気をもらいました。

ネタバレBOX

雑然としているが、それが芝居なのかリアルなのかが判別できないような設定に感心しってしまった。終わってみれば元気をもらう芝居だった。役者さんが楽しそうで楽しかった。でも途中ではジーンときてしまうような温かい芝居だった。最後に「夢か!」と自分の生き様を振り返ってしまうような素敵な芝居であった。
バルバトス

バルバトス

TABACCHI

小劇場B1(東京都)

2017/08/16 (水) ~ 2017/08/20 (日)上演中

予約受付中

満足度★★★★★

初めて観るTABACCHI さんの舞台。
『バルバトス ~嘘、 連鎖、叫び〜』
正直自分が
1番観ないタイプの舞台でした。
虚言から始まり
終始暗く重い雰囲気でしたが
それでも人には
譲れないモノが確かにあると
再確認出来るお話でした。
個人的にはかなり
ズシっとくるお話でした。
ただ初めて舞台観劇される方には
ちょっと重過ぎるかも。

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