今がいつかになる前に 公演情報 空間ゼリー「今がいつかになる前に」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    明日や将来の僕は、将来なりたい僕自身になっているでしょうか
     本作品を観て、印象に残った劇中の台詞から、タイトル『今がいつかになる前に』に込められたテーマを僕の視点で解釈します。

     『過ぎた時間(とき)はもどせない』
     『(仕事を辞めようと思っても)続けていけば、世界が変わってみえるようになる』
     『また明日』

     本作品は小学校が舞台となっています。それにちなんで、僕が小学生だったときを振り返ってみました。
     あのとき、もっと頑張っていれば、今とは違う結果になっていたかもしれない、と後悔することばかり連想してしまいます。
     今回は小学校ですが、これに限らず、高校生の時に片思いをしていた女の子に告白しておけばよかった。子どもだった時の方が今より幸せだったと考えてしまいます。

     誰もが、過去、昔の「いつか」に「たられば」と、後悔することが多いのではないでしょうか。僕はそう考えます。
     10代、20代でどのように頑張ったかで、30代、40代の生き方が変わってくると考えます。過去の「いつか」にいた僕にとって、今の僕は期待に応えているでしょうか。ウソや言い訳をついていないでしょうか。
     「大人だから」「子供だから」で割り切っていないでしょうか。

     「また明日」は劇中ではふつうのあいさつですが、明日が『今がいつかになる』ときです。
     今がいつかになったとき、要するに、明日や将来の僕は、将来なりたい僕自身になっているでしょうか。

     何かを辞めよう、あきらめようと思っても、必死に続けていけば、世界が変わってみえるようになります。過ぎた時間はもどせないので、今を大切に、明日の僕のために頑張っていこう。また明日。僕はこう考えます。

    ネタバレBOX

     理事長の中里弓枝先生と瀬尾先生、昔は先生と男子生徒で、恋愛関係にあった。
     恋愛に『大人だから』『子どもだから』という言い訳で割り切れない。僕はこう考えます。
     瀬尾先生役の半田さんが机を蹴飛ばして苦悩するシーンで「恋愛は気持ちで出来ている」と考えさせられました。

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    2010/11/04 00:35

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