実演鑑賞
満足度★★★
80年代から今も上演中、アメリカはじめ世界中で各国版も上演と言うイギリス産のヒットミュージカル(日本も再演)だが、全体のつくりが古めかしい。
物語も貧民階級に生まれた双子の兄弟が、一人は富裕層に一人はそのままの境遇でお互い知らぬまま暮らしていく、と言うあたりも昔の名作児童物を思わせる。最初は教育劇として書かれた作品だともいう。劇設定、人物設定も貧富の対立とか、母子の情愛とか、少女をめぐる三角対立とか、図式的、曲も、歌詞も、振付けもこれまた古めかしいが ,それだけわかりやすく落ち着いているいともいえる。
俳優陣はベテラン揃いで全員そつはなく、この内容ではボロは出ない。若い娘役の木南晴夏が儲け役。