「月いち座布団劇場 六月篇」 公演情報 占子の兎「「月いち座布団劇場 六月篇」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

     お題は上演順に”明烏”、”猫”、”お見立て”である。落語の噺故内容は書かない。(追記後送)

    ネタバレBOX


    “明烏”では、堅物の息子の堅物ぶりをどう演ずるかが見所だが、これが中々に上手い。青っ白い顔色の説明では、実際、そのような表情で登場しているし、現代で言えば引き籠りに近いようなぼんぼんの堅物ぶりをこれでもか、と中盤までキチンと演じ続けた上で終盤のドンデン返しを見せるのだが、当然予測できるこのドンデン返しそのものより、その見せ方と、或る意味優等生である息子を案ずる親の心が良く表されている点でも、この噺が名作と謳われる理由がよく分かる作品である。
    “猫”を扱った作品は絵画、彫刻、文学、音楽など凡そ人の歴史の中でもその作品の数や表現の多様性には目を見張るものがあるが、それも故なきことではあるまい。犬と違って、猫は人に自由の夢をみさせる。その分、人間より高い存在として描かれることも多いのである。殊に、文学に描かれる猫の殆どは人間など小馬鹿にしているのではないか? くしゃみ先生の飼い猫には名前こそないが、先生をからかった描写も多いのは誰もが知る所である。フォークナーなどは、猫の会議で、人間どものどうしようもなさを活写している。スィフトはそれをフーィヌムにやらせているが。まこと、人間とは愚かな生き物である。云々を伝々と読むアホそのものの「首相」とやらは恥を知らぬのみならず、己自身が無能であることも自覚するのを誤魔化し続けている大嘘吐きであるが、その事実を認識することすらできないウツケの癖にそのことがまるで分かっていない。あんなアホが、人間というものの代表ということになっているのだから、猫に軽蔑されて当然であろう。それで分からないから、このオチがあるのだ!
    どんじりに控えしは“お見立て” である。


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    2017/06/23 00:55

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  • 今日はスペイン語の授業の後、東大でイスラムフォビアに関するシンポジウムがあり、シンポに出席して懇親会という流れになるので、手が空き次第アップしておきます。
                                    ハンダラ 拝

    2017/06/24 07:24

    コメント、有難うございました。追記おまちしております。

    2017/06/24 01:29

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