森のふるふり 公演情報 TEAM ゆうびんホスト「森のふるふり」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    不思議な感覚の物語
    ファンタジーコメディという感じであり、主人公を守る地域の人々の心遣いは、この公演全体を包む優しさのようなものになっている。その雰囲気作りは舞台セットや演出に現れていた。
    一方、物語の展開では分かり難かった。その理由は、話のキーワードになっている”ふるふり”の意味合いが最後まで理解出来なかったことである。

    ネタバレBOX

    舞台セットは、中央通路、上手スペース、下手奥は紗幕で囲まれた別空間のようである。また人が宙に浮く(テレビのCGじゃない、舞台だ!)。舞台後ろから梃子または滑車原理を用いて吊り上げる。その浮遊は幻の世界への誘いのようである。もっとも、この幻の世界は六道の辻のようである。
    冒頭、天上か地獄へ行くか、その分岐に立たされた人々(すでに瀕死)が、生前の善行・悪行の数々を勘案して、天上界か人間界より下へ...。今一度のチャンスとして動物に姿を変え、その成り行きを見守る。
    一方、人間の世界では主人公・モコ(高柳沙彩サン)を見守る地域の人々。その触れ合いに動物に姿を変えたものたちが触発されて、心温まる交流をする。
    そこに、「歌って踊るファンタジーコメディ!」がしっかり観える。

    しかし、この物語の核になっている”ふるふり”とは?それは、パンフレットによれば、「森では妖精や不思議な生き物が飛んでいる!空中で闘いも?」あるらしい。この知りたい部分が曖昧で...残念に思った。
       

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    2015/10/02 16:10

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