mamomyaの観てきた!クチコミ一覧

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砂時計

砂時計

しかくさんかく。

王子小劇場(東京都)

2015/08/06 (木) ~ 2015/08/09 (日)公演終了

満足度★★★★

降る
作・演・代表の小見波結希さんがサマースクール生。
2年前だから自分の観ていない時だけど。
その時にはじめて演劇に触れた、とどこかで聞いた気がします。

王子小劇場が帰ってくる場所として機能しているのが素晴らしいですね。

レティクル東京座以来の楽屋を通る導線で会場内へ。


前説。
ああ、そうかと思ったのはその段階からお喋りをされるのは嫌だな、と。
もうどうせ知ってる事しか話さないんでしょ?
の気持ちも分かるけれども。
たまに独自の注意してる事だってあるのだからその感覚はよろしくない。
いや、単にその段階ではもう黙ってワクワクしていたい。

前説側はちゃんと聞いてくれているかは気にしなくてはだと思う。
それこそ形骸化的に話してるだけになっちゃうから。
その言葉を届けなくてはいけないのは、きっとそういう人たちこそ、だと。


舞台中央に傾斜道有り。
結構な角度で、意外にやってる側は平気なのかもしれないけれど、観てる側はちょっとドキドキする。
「危ないな」と捉えてしまう人がいるかもしれない。

小道具の扱いが印象的。
ちょっと駄洒落的なアレ、好き。

案外、人って持って生まれたものからは変わる事はなくて、見て、聞いて、知って、自分の中に入ってくるものによって変わってく様に見える、と言うような事を考えたことがあります。
(わけわからん)
そういう類いの説明しようとするとわからなくなってしまいそうな事をよく描いた様に思います。

ちょっと淡々とはしていて、でも派手さとかでごまかさない感じで良かったです。

分かりにくい部分はきっと演出意図だし、やっぱり分かりにくい事を表現しようとしているのだからこれで良いはず、と思う。
お客は何故だろう、と考えて楽しめば良くて、それが演る側の意図と合致していなくても構わないのだ。
そう言う作品だったと思います。

ネタバレBOX

舞台面から何も拾われず、貯まっていく一方なのは自分には印象的でした。
あれ、でもハンカチは拾っていたのか?
実際に拾ったかどうかは実は見逃しているのですよね。
拾っている動作が無いように見えたのだけれど。

その辺り、さすがにわざとでしょう。
何か意図があるのだろうな。
こういう作品は色々想像して、最終的に聞いてみたくなる。
それが良いか悪いかは分からないけれど。

自分にはあの砂は星に見えた。

劇場には飴が降るし、星も降る。
小劇場!中高生!大往生!3

小劇場!中高生!大往生!3

花まる学習会王子小劇場

王子小劇場(東京都)

2015/07/24 (金) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白くて面白くて、全部観るつもりです。
王子小劇場の取り組み、これ本当に素晴らしいです。
中高生の演劇がこれだけの事を出来るなんて。
って自分は知っていたから行ってるんですけれど(笑)
陳腐な言い方しか思い付かないけれど、2時間と少しがあっという間。
大いに笑えて、そしてゾワゾワ出来るものがそこにあります。

観たことのあるお客は絶対戻ってくるし(去年、自分が面白いと言ってるのを聞き付けて来てくれた人と今日一緒に行ってたりします)、卒業したり、今年は参加できなかった子も戻ってきている。
きっと関わった多くの人にとって戻ってきたい場所になっていって、その数は年々増えてきている。
来年はまた増えるって事ですよね!

土日は各14時から。
後2回!
去年と比べてお客さん増えてましたが、まだまだ入れます。
是非、お誘いしたいです。


去年も観ていますが、進化して深化している印象。
で、これきっと残り2公演でもどれだけ変化していくことか。
単純に去年より良いという話ではなく、全員が同じメンバーというわけではないのに、キチンと引き継いで重ねる事が出来ている。
去年も居たメンバーはよく引っ張っていたと思うし、今年からのメンバーもそれに負けていなかった。


大いに自分は笑っていたし、皆もとても楽しんでいたかと思います。
演じていない時、他の子が演ってるのをじっと観ているのですが、その観ている時の表情がとても良くて。
それも込みでとても素敵な空間を作り上げていました。

基本的には去年と同じ枠組みなのですが、変わっているところもあり、次は何をするんだろう?と絶えず新鮮な気持ちで観れた。
そもそも即興の形ですものね。

他人の自己紹介をする事になるあのくだりがとても好き。
時間の都合だろうけれど、去年やってたもといの3周目見たかったなぁ。
きっと明日以降、もっとぶっ混んでくるんじゃないでしょうか。

明日以降も変わらず楽しんでくださいね!

ネタバレBOX

にっこにっこにーをぶっ混んできたの面白かった。去年、大分印象深かったので(笑)
席に戻っちゃうと思いきや、恐らくとても嫌いなタイプであろう男、あれお見事でした。あの席のエリアって非アクティングエリアって皆思ってるもんな。
お父さん良かった。
本当と嘘のバランスが絶妙。あれは大嘘なのかな?
高校生は大人(20~30代?)を演じるのが一番難しいかもしれない、と思ってたんだけど、やるなぁ。

皆既にとても仲良くなっている。
どこまで決まっているか分からないけれど、16人の中で一番遠いと感じている人との絡みをもっと観てみたいと思った。
まだ押し上げられると思う。

16人の個性がどう押して、引いて、上げて、楽しみです。
15 Minutes Made Volume12

15 Minutes Made Volume12

Mrs.fictions

王子小劇場(東京都)

2015/07/08 (水) ~ 2015/07/14 (火)公演終了

満足度★★★★

好きな企画
こういう企画、やっぱり自分は好きなんだなと思います。
実は20歳の国以外は初見と言う、名前は知っていたけれど観たかったところばかりだったのでそれも良かったです。

15分短編で6団体が次々と。
こういう形は打率が悪いときついのですが、とても楽しめました。
アフタートークで20分より15分は更に難しい、という話が出ていましたがどこも本当にきちんとした作品でした!
唯一知っている20歳の国はらしい作品にもなってたと思うけれど、他のところはどうだったんだろう?

ネタバレBOX

Mrs.fictions
『ミセスフィクションズの祭りの準備』
細かいけれどプルタブ開けずに乾杯したのは気になった。
最後はさすがに予想が付いたけれど、二人の関係は良かった。


20歳の国
『消えないで、ミラーボール』
学生の飲み会ノリな面白さ。馬鹿らしいと思いきや結構ぐっと来ていた。
集団の中で皆が好きな女の子(嫌味の無い感じ)、良かったと思う。
それぞれの思い方とかも。


MU
『HNG』
性犯罪は本気で怖いと思う人がいるのでそれは残念だった。
これ、嫌な人いるんじゃないか、は考えちゃうんですよね。
性癖の部分だけであったらもっとゲラゲラ笑えたと思う。


第27班
『夏の灯り』
文字で説明していたのはちょっとだけ卑怯だと思った。
けれど、観にくい高い位置に表示していたので、無くてもと思って作られてたかも、どうなんだろう。
説明無くて伝わる方が好みです。


The end of companyジエン社
『私たちの考えた墓に入る日の前日のこと』
フワフワとしていて、そして自分もフワッと観てしまったので、しまった置いてかれてしまった。
それぞれが勝手に話している様なあの感じ好き、だけど、もうちょっと分かりやすい話でやったのを観たいと思った。


シンクロ少女
『性的人間 あるいは(鞭がもたらす予期せぬ奇跡)』
面白かった。初見の中で、本公演を一番観たいと思ったのはここ。
ただ、割りと無理矢理終わらせた感を一番感じたのもここだったり。
みんなの宅配便

みんなの宅配便

EPOCH MAN〈エポックマン〉

明大前KID AILACK ART HALL 5F ギャラリー(東京都)

2015/06/27 (土) ~ 2015/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

小沢道成さん×川本ナオトさんの回。
お二人とも良かったなぁ。

本当に小さなスペースで、でもこの場所が好きだという小沢さんのストレートさはとても好印象です。

小沢さんの女性役が全く無理なく見えるのはちょっと凄いですよね。
川本さんはどうしても変態寄りになるなぁ、そして輝く(笑)

お客さんとの距離感、と言うのは色々考える事があります。
勿論、自分がお客の立場の場合も。
それもやはり人間関係なのだよなぁ。

うどん十ヶ条は唱えたいです(謎)

登場人物は狂っていて、でもそれは自分も持ってそうな部分で。
物語ならば許されたり美しく見えたりするのが歯がゆく感じたりもします。

ネタバレBOX

ところで世の中って本当に怖いと思うのが、公演中に起きたあの事件が、ラストの場面で符合してしまって、これ、気にする人いるかなぁ。。
という自分が気にしているという。
リ:ライト

リ:ライト

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2015/07/01 (水) ~ 2015/07/06 (月)公演終了

満足度★★★★★

人が生きている面白さ
初日観劇。
「劇」小劇場、こちらの会場久し振りでした!

良かったです。
自然と感情を揺さぶられる形で、とても好みで。
こちらはやっぱり自分、全力で推します!

冒頭からトツゲキ倶楽部らしさが出ていたと思っていて、話していない人の面白さがすっと入ってくるのが素晴らしく。

これは毎回の事ですが、どこを観ていても誰を観ていても楽しめるのですよね。
人が生きている事の面白さを感じられる気がするのです。
基本的に笑いのある作品です。
ただ、それはゲラゲラ笑えるけど物語と実は関係無い、とかではなく、物語の中で自然と笑えるという様な。

うーん、説明の限界(笑)


ネタバレになってしまうので全く話せないのですが、今回の作りの物語って単にその仕掛けに寄ってしまうと簡単に飽きてしまうと思うのですよね。
全くそんなことを思わせないのは流石で。

このお話、役者としてはとても難しいのではないかと感じています。
きっと、これヘタな人がやったら全く面白く無くなってしまうんじゃないかというくらい。

それに応える役者陣を観ているのが本当に楽しく。

特に佐竹リサさんのコミックリリーフぶりと、かつ物語を引っ張っていたのはちょっと凄いですね。

トツゲキ倶楽部の中核の女優陣がラスト舞台に揃っていた場面がとても好きです。


カーテンコール、トツゲキ倶楽部のお三方だけではじめて並んだのがぐっと来ましたね!

わが星

わが星

ままごと

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2015/05/16 (土) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

大切な人に観て貰いたい
と思える芝居です。
自分はこちらならば奢ってもいいから観て貰いたいと思える。

これから二回目観てきます。

はてしないものがたり

はてしないものがたり

キシノカワモト

王子小劇場(東京都)

2015/03/18 (水) ~ 2015/03/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

飛び道具系かとは思いますが。。自分は好き。
予想外の方向に面白かった。
基本的に馬鹿を笑える。
自分はゲラゲラいけてしまう感じ。

ただ、30代以上の生きる不安とかが結構リアルなのだろうなと、30代の自分は思うわけで。

軽くて重かった、それが本当に思ったこと。

オムニバスで4本、特に一話目がかなり好き。
この話だけ重さが無かったからかも。


ちょっと本物の果てしない物語を読み直してみたくなってる。
いや全然違う、あれは本物のファンタジーですが。
子供の頃、とても好きだったんですよねー。

ネタバレBOX

「3秒間だけ恋をした」とか名言。
そうその気がないとか関係無く、あなたの言動で男は簡単に惚れてしまうんですよー!ヽ('ー`)ノ

自分なんかを好きになる人は嫌い、がっかりだよ!
という感覚も実は凄く分かる(笑)

男だけの国を作りましょうヽ('ー`)ノ


最前列に座っているとスタッフのかたから荷物は預けるか椅子の下にしっかり入れてくださいと注意がありました。
役者が客席にでも侵入してくるのかなーと思っていたら「あれ」か(笑)!
あの装置(謎)の仕組み、知りたいなぁヽ('ー`)ノ

えらいイカツイ乗り物も出てきた、マジか!
裏に捌けてからもガッコンガッコン言ってて笑う。


お金も掛からず、一人で出来て、幸せになれる。
圧倒的な説得力だったけど、いや、酷い(笑)
多分、凄いペテンヽ('ー`)ノ


最後、ああ、『はてしないものがたり』か!
と。
人間の望みって。。苦笑出来る。
やっぱり面白かった。
紅白旗合戦

紅白旗合戦

Aga-risk Entertainment

サンモールスタジオ(東京都)

2015/03/18 (水) ~ 2015/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★

生徒と大人の対立が痛快
生徒と大人の対立が痛快。
大人が分が悪く、カッコ悪い、でもその歩み寄りがたまらない。
良すぎた、かなり好みだったので、台詞が入っていないのは気になり過ぎた。
討論で噛んだとしてもそれは不自然じゃないけど、台詞忘れは臭わせないで。

そんなもの気にならないくらい良かったという人がいても分かる。
ただ、それが無かったらもう一段上に、手放しで良かったと自分は想像できる。


自分が普段感じている高校生たちの突き抜けたまっすぐさと大人の馬鹿さ加減が本当に良く出ていた。
そう国旗とか国家とか、論点はそこじゃねぇんだよ、感!

卒業式にまつわる話。
あなたの事を考えながら観ました。
あなたの話してくれた事を想いながら観ました。
この演劇の不思議なタイミングってなんなんだろう。
学校モノが観たいと思って行ったのはあるけれど、今、このタイミングで観るべきものを観れた気がした。

合言葉はパールホワイト

合言葉はパールホワイト

トツゲキ倶楽部

シアターKASSAI(東京都)

2015/03/12 (木) ~ 2015/03/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

オススメしたいと思える団体
今回は「トツゲキ"秘密"倶楽部」ですが、トツゲキ倶楽部は自分の大好きな団体の一つで、特に周りの人たちに強くオススメしたいと思える様なところになります。
ほら観た事のある再演とかならば兎も角、なかなか観ないうちからオススメって難しいじゃないですか。
こちらは合わなかったらどうしよう、とかは考えずに安心して薦められる、そう感じています。

いきなり客出しの事(笑)
劇場を一歩出ると車道の小屋。
客出し時、車が通る度に「白線の内側に!」と鋭く声が掛かる。
この小屋であそこまで気にかけて下さったのははじめてだ。
自分はそういうのに弱くてですねヽ('ー`)ノ

つい昨日、なかなか劇場の外のお客の並びとか、人溜まりとかって気にできないものですよね、という主旨の呟きをしていたので、そうそう、これこれ!
って思ったのでした。

今回、全ステージ完売、キャンセル待ちも沢山入っている状況らしくて(キャパか日数がもっとあったら良かったのだろうけど)、オススメですよ!って言うまでもなく注目度が上がってきている感じで。
それは一つの公演で、じゃなくて、これまでの公演の積み重ねが効いているって事が凄く分かります。

で、凄く無責任な事を言うと、キャンセル待ちも厳しい状況、だとしても無理矢理押し掛けて何とかして貰えばいいんだ。
最大限、本当に最大限、何とかしてくれると思う。


劇中、全てがまだ分かっていない段階から感情に来るものがあったのは見事だったと思う。
自分は本当に話の流れ通りにしか分からなかった、気がつかなかったのだけれど、これ先回りして気が付ける人とかいるのかな?
ミスリードが相変わらず巧みだったのです。

人が怒るのは全然良い。
それが人間らしさでもあると思う。
ただ、その怒りによって途絶状態になる事が多すぎるのかもしれない。
怒りながらも対話を続けられるのが理想なんだと感じています。
なんてちょっと芝居内容から外れてるかもしれませんが。


SFなお話でしたが、ファンタジーにも取れる様に自分には感じました。
どちらにしろこれ、本当は難しいですよね。
そこがどこなのか、抽象的になりがちだから。
観てる側が「何でもあり」と思ってしまった瞬間に何やっても成り立たなくなってしまうんじゃないか、と。

そして、ほぼ最後まで種明かしが分からない状態で面白かったのは、場面場面が面白かったという事かなってふと思いました。

ネタバレBOX

「関係ないけどパールライスってあったなと思い出してしまって、合言葉を言う時に噛まないかとても心配。。
全く関係ないけどヽ('ー`)ノ」

劇場入る前にそんな呟きをしているのですがまさかのほぼラストシーンでパールライスビンゴだったのはびっくりするやら面白いやらヽ('ー`)ノ
関係あったよ!
ちょっと自分凄くないですか?
って思った(笑)

そして合言葉!
入口で合言葉を言うと、ちょっとしたグッズが貰えました。
いつも公演Tシャツとか、非売品で羨ましく思っていたのでこれは嬉しいですよね。
白魔来る-ハクマキタル-

白魔来る-ハクマキタル-

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2015/03/05 (木) ~ 2015/03/09 (月)公演終了

満足度★★★★★

リアルホラー回?
もう陳腐な表現しか出来なくて申し訳ないのですが、ああ、重い作品だった。
自分の家族とか、置き換えて想像出来てしまう程ヤバイのではないだろうか。
気のせいでなければ役者さんもきっとかなりキツかっただろうなぁ。

普段の作品と違う、との事だけど、だから期待外れだった、とかいう人はそうそういないと思う。
やはり、他の作品も気になります。

ネタバレBOX

や、そこをあんまり強調してもなんだけど、事故があった。
多分、障子の稼働が引っ掛かったのかなんなのか、手がぬっと出てきて一瞬どういう表現なんだろうとびっくりした(笑)

あれは凄い目立ったので、残念な部分ではある。

書いていてふと思ったのだけれど、勝手にこちらは事故と思っているけれど、あれ役者の誰の手でもなかった、とかだったりすると、途端にリアルホラーだな。。!ヽ('ー`)ノ!

そんなものが出てきても不思議ではない作品、だったかなぁ。
路上芝居-劇場版-

路上芝居-劇場版-

くによし組

王子小劇場(東京都)

2015/03/03 (火) ~ 2015/03/04 (水)公演終了

満足度★★★★

五寸釘、ペヤング、白線
前説。
役者が裸足なので、五寸釘とか踏んで痛いもの落とさないで下さいねって。
そうそう、つい持ってきた五寸釘を落としちゃう事あるよね!
気を付けなきゃヽ('ー`)ノ

受付のところにペヤング超大盛の容器がきちっと置いてあってこれもすごく気になっている。
食べ掛けを置いて忘れたとかじゃないんだ。
必要だから置いてあるテイでヽ('ー`)ノ
→受付の道具入れだったとのこと。
クールだ!
前説とかもそうだけど、独特の雰囲気があってそういうの大好きです。!


こちらも今の自分にちょっと触れる様なとこのある作品だった。
そのものずばりと言うより、同じ様な感覚になる、というか。

ストレートなお話、芝居だったと思うので、細かいデティールはちょっと気になった。
今、その場がどこなのか、とか。

そう言えば、お話しの上で夢破れたり、壁にぶち当たるのは30歳とか多い気がする(今回の話に限らず)
もしくは20代半ば。
既にその年齢を越えてる身としては「ふーん、そんなものか」と思う部分はある。
そっから始めようとする奴だっていて、それが不正解とは思いたくないから。

ネタバレBOX

冒頭の白線渡り、でも別に白線から落ちる事を気にしてなかったので何か意味があるのかなー?
梅子と「ボクらの青春交響曲」

梅子と「ボクらの青春交響曲」

『熱きロマンを胸に、生きる勇気と希望を与えるべく突っ走り続ける奴ら。』

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2015/03/03 (火) ~ 2015/03/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

自分にはクリティカル
たまに芝居って個人的に絶妙と思うタイミングで出合う事があるけど、今回はまさにそれだった。
そう、文章を誉められるとか嬉しいんだよなー、とか。

良かった。
とっ散らかっていたけれど、読書好き、物語を書くのが好きだった学生時代の自分にはかなりクリティカルだった。
実は涙しながら観ていたり。
ただそれは自身についてのリンク具合によるところなのかもしれない、どうなんだろう?

今、当日パンフレットを見直していたりするんだけど、「謎解きキーポイント」のところは読まずに観ていい作品だと思う。
自分は見てなかった、そしてその方が新鮮に感じられた気がします。

エレベーターの中から案内があってこれはなかなか良かった。
アンケートに「制作について」の欄が設けられている事自体、とても良い事だ、大好きだなぁ。
この辺りは自分にとって、特に見習うべきところ。

終演後、ステージの上に上がって良いと珍しい形をとっていました!
あの秘密基地(呟いた時は伏せ字にしたんだけどいいみたい:笑)の上に登れるの良い!

今回はいつもと全く違う演出だったとのこと。
普段はどんな感じなんだろう?


どう見ても10代に見えない50代~20代が堂々と中学生の「青春」を演じ切るスタイル

というウリ好きです!

独りぼっちのブルース・レッドフィールド

独りぼっちのブルース・レッドフィールド

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターサンモール(東京都)

2015/02/22 (日) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

開演前の寸劇からオススメ
先ず、運営が手厚いのが入ってすぐに分かって嬉しかった。
また個人的に凄く感謝!な対応が。
ありがとうございました!
粋に感じて思わず物販で予定外にお金使ってしまいましたよ。!


問答無用で開場と同時に入る事をオススメします。
「寸劇」があります。
この寸劇もちょっと伏線なんじゃないかと自分は思いましたヽ('ー`)ノ
プロデューサーの登紀子さんから「これ、このまま本編がはじまってしまいます~」というアナウンス含めてPMC野郎だなぁって。
あれを聞くと安心します(笑)


確かにネタバレしにくーいヽ('ー`)ノ
極力ネタバレは避けますが。。




実はかなり救いがなく、全く感動する様な話ではない気がする。
けれど、確かに自分は感動をしていました。
分かりやすい感情だけが感動ではないですよね。


これくらいはいいかな?
何気に馬のいちいち仕草が良かった。
人間外のキャラクターの多彩さといったら。!
相変わらず油断するとその役を誰がやってるか分からなくなる程の化けっぷりですがヽ('ー`)ノ

描かれなかった部分、どうしてああなったのかは知りたかった、観たかった。
実はお客の想像力では繋がりにくい部分ではある気がします。

また各キャラクター勿論濃いのだけれど、もっと色濃くても良かった気もします。
本当に充実したキャストだと思うので。
あんまり役者を個別に観ない自分がそれぞれの方に注目出来るレベルなので。。!

ネタバレBOX

ナップザックとか大評判!
三人兄弟の兄弟愛はベタな流れだけれど好きでした。

主人公を最初に何故生かしていたのか、そこが繋がりにくいですよね。
赤ずきんちゃん

赤ずきんちゃん

トリコ・Aプロデュース

OFF OFFシアター(東京都)

2015/02/18 (水) ~ 2015/02/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

勿論、ストレートな赤ずきんではあらず
当日パンフレットを見て先ずあれ、もしかして?
ほーそうくるか、と(謎)

面白かった。
何だこれって思う瞬間もありつつ面白かった。
柔らかく笑える感じ?
適当な事言うけど、大阪的な笑いなのかしら?

マイムが多いので、序盤少しだけ気になった、くらい。
マイムで扱ったものがうやむやになると気になる人は気になると思う。


場内が暑かった。
出演者のかたがしきりに謝っていた。
のでアンケートには書かなかったのだけど、帰りの車中で東京のお客さんはあんまりそういう部分の文句を言ってこないという話になる。
ということで一応ここに書いてみる。
――陰険な人みたいじゃないか(爆)

謝ってるということは分かってはいるんだけど、どうにもならないのかもしれない、とか想像はしてるのだけど。
そして、役者のかたの方が暑さ大変ですよね。
体調お気をつけください!

ゴキブリハートカクテル

ゴキブリハートカクテル

ゴキブリコンビナート

タイニイアリス(東京都)

2015/02/12 (木) ~ 2015/02/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

所要時間1時間ほど
エグイエグイとの噂を何となく聞き付け、でも取り合えずわけも分からず乗り込んだ形になります。

動きやすい格好がいいだとか、手ぶらがいいだとかは聞いていたのでコインロッカーに荷物を預けて参戦。
多分、この辺知らずに来てる人もいたんじゃないか、どうだろう(劇場では荷物預り不可)

いや楽しかった。
かなりアスレチック、アトラクション(笑)
とりあえず膝痛ぇ(笑)

無責任に何の情報も持たない人にどんどん行ってみて欲しい。
江戸川乱歩の小説にこんな地下娯楽の話があった気がする。

イメージとしては高校の文化祭のお化け屋敷。
今回が特別なのかな?
いつもこんな形?
ってぐらい全く知らない(笑)

四人一組で順番に案内されるのですが、当日券飛び込みだったので自分の回は二人組のお兄さん、一人で来ていたお姉さんと一緒でした。
一人で行くのはなかなか勇気が、っていう話もあるけど、自分は全然大丈夫と思った。

確かにエグくて人を選ぶ内容なのかな、なのだろうな。
ただ、内容エグくてもこの劇場全体の仕掛けとしては本当に面白い。
どんな事があっても率先して楽しもうと出来る人には間違いなくオススメ出来ると思う。
自分たちの回は皆楽しんでたけど、逆に本気で拒絶してしまう人といっしょだったらどうなったかなぁと気になってたりもする。

ネタバレBOX

人一人しか通れない幅の通路をどんどん進む、最初本気で真っ暗な中を進みます!
文化祭でお化け屋敷とかあると思うけど、イメージ的にあんなかも?


真っ暗な中進んでいくとどんどん通路は狭くなっていくし、曲がったり、急に階段があったり。
いつの間にか四つん這いになって進んでいるというヽ('ー`)ノ


ちなみに何か温かいものに触れたと思ったら誰かが落としたと思われるまだ温かい飲み物のペットボトルだった(笑)


ちなみに四つん這いで進んでる時点でじっとり濡れたエリアとかあって、地味に嫌な感じとかもヽ('ー`)ノ
ロープを辿っていくと、ガチで滑るローラーの坂があったり、トンネルを這い進んでるとガタンって通路自体が傾いたり(通路がシーソーになってた)アスレチック状態。


電気がぱっと付き、男が突然出現。!
「お前たちが辿ってきたロープは出口ではなく、俺の陰部に繋がっていたのだ、騙されたな!」
とヽ('ー`)ノ
ええ、巨大男根(はりぼて)むき出しという。。


犯される途中で会った謎の女の人、とりこになる謎の女の人。。
「次はお前らだ!誰から犯してやろうか、気弱で従順なやつから順番に犯してやる!」
と、二人組の男性の一人に襲いかかる。
男でもいいらしいヽ('ー`)ノ


「そこの壁に手をつけ!」
と言われ、確かに従順に従う男の人(お客)
性欲の強い男、そこでハッと気が付き、
「お前は。。!」


ここで暴れた拍子に電球の光が消え、真っ暗に。
「こんなこともあるのか」
とか男が言っている。
これ、ガチのトラブルだ(笑)!
お客全員で携帯を出して照らして電球の復帰をしようとするが付かず、「このまま続けてもいいか?」
と皆で照らしたまま続きへ!


次の部屋ではトイレの便器があり、中から人がヽ('ー`)ノ
薫りでご飯を食べていて、先に進みたければうんこを出せとか言ってるヽ('ー`)ノ
何故そんな事になったのか歌って踊りだす男。
近い(笑)
目の前数センチまで踊りながら来る便器から出てきた男。


ボックスの中に手を突っ込み何かを当てるやつ。
色々なものが入っていました。。
ヤスデとか伊藤くん(誰)とか(謎)


なんだかんだあって、先に進むことに。
行き先は地下の第二新宿。
入り口は気がついていたけど便器でしたヽ('ー`)ノ


劇場内に川!
トロッコ(ボート?)が降りてきて、二人一組で行くことに。
オールで漕いで進むんだ!
って言われて昇っていくんだけど、明らかに動力は機械で引っ張ってる(笑)


ちなみにトロッコはがっつり浸水してましたヽ('ー`)ノ
二組目が登り始めた頃、川から妖怪百目みたいのが出てきて、上流下流で分断されてしまった!
目を潰される案内していた男。
男最後の力を振り絞り、うんこをあいつの目に投げつけて倒すんだ!
とうんこを手渡して来るヽ('ー`)ノ


撃退すると「自分は目を潰されたから一緒に行けない。なおみと言う女に会ったら今でも愛してると伝えてくれ!」と去る。
それはいいけど、あんた誰だったんだ、とか思っていた(笑)


もてなしてやるからこの首枷、手枷を付けるんだと言われテキパキと指示に従う自分たち。
「騙されたな、そんなわけあるか!」
と拷問をされる流れヽ('ー`)ノ


拷問されていると半裸の女が出てきて兵士を虜にして助けて貰う。
一緒に戦ってくれ、お前たちには特殊能力があるはずだ。
と、でっかい男根を腰に装着させられる(女子も)


次の部屋に行くと、同時に分断された二人も出てきて、戦わされる。
察するに向こうでも同じことが。
男根で叩き会う事にヽ('ー`)ノ


スーツを着た男が乱入、バズーカを乱射!
打ち上げ花火を水平発射してる感じ、呆気に取られました。
學園使徒ノクト

學園使徒ノクト

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王子小劇場(東京都)

2015/02/15 (日) ~ 2015/02/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

今夜も月が綺麗ですね
國と人は違う。
とてもエンターテイメントでした。
そして良いホンだったなぁ。
スケジュール的に観に行けなさそうだったんだけど無理矢理ねじ込んで良かった。

大人数、歌って踊ってが好きな人は是非オススメしたい。
また是非最前の席をオススメしたい。
大漁、大漁なんです(謎)

あと、今回は王子小劇場の楽屋に入れる。
なんでこの作りにしたんだろう?
と思ったらなるほど。
本当、この劇場は使う側も個性的な使い方をされるとこが多いなぁ。


愛多憎生、これ多分誰にでもあるのでしょうね。
自分はそういう風に理解。
彼も変わったのだから。

人数多くて把握しきれるかしらと思ったんだけど、人数掛けたからこそ出来る良さがあって、あまり一人の役者さんを追ったりしない自分好みの作品でした。
と言いつつ、主役の目の引きかたはやはり素晴らしかった。

あと自分的にはナカゴーの篠原さん。
実は今回初めて行ったのは、勿論、劇団としての評判もだけど篠原さんが出演されていたから。
勿論、一方的に観ているだけですが(笑)

死刑執行人 〜山田浅右衛門とサンソン〜

死刑執行人 〜山田浅右衛門とサンソン〜

世の中と演劇するオフィスプロジェクトM

座・高円寺1(東京都)

2015/01/21 (水) ~ 2015/01/25 (日)公演終了

満足度★★★

そのテーマについて話すべきなのでしょうけれど
そのテーマについて話すべきなのでしょうけど、芝居の部分について。

自分にはどうしても芝居が古臭く観えてしまった。

これだけテーマの比重が大きい作品は、出来るだけストレートに余計な要素を排除する必用があると自分は思います。

ネタバレBOX

芝居なのだからどれだけ嘘があってもいいと思うのですが、どこを虚構とするのかもっと選り分けが洗練された方が良かった様に感じた。
三時代ありましたが衣装が中途半端であったりとか、余計なアイテムを使っていたりとか(ピコピコハンマーとか)

階段を組み上げて人で支えていましたが、観ていて危ないとしか思えず。
もっとしっかり作るか、使わない選択もあったのではないかと。
光沢のある赤いスイッチ

光沢のある赤いスイッチ

とくお組

ギャラリーLE DECO(東京都)

2015/01/20 (火) ~ 2015/02/01 (日)公演終了

満足度★★★★

とくお組スイッチ
とくお組はやっぱり好きなんですよね。
面白かった。

煙に巻かれた感はあるのだけれど。
あのスイッチはなんだったんだろうなー。
色々想像はできる。
踏み込んで聞いてみたくはあるなぁ。

架空の情勢ではあるけれど、ちょっとキナ臭い背景だったのは気になった。

特殊な状況下での普通にありそうなやり取りが面白いのでそこもさして重要でないと思いますけどねー。

誉め言葉で無いように聞こえるだろうけれど、軽い面白さ、だと思う。

ネタバレBOX

観てる人の想像、どうとでも取れると思いますが、意図した一番正解に近い形があるはずだから。
核の「発射」に連動していたのだろうか。
いたとして、押す事によって??

ただ、多分、そこはそんなに重要でないんだろうなとも。
鬼のぬけがら

鬼のぬけがら

ナイスコンプレックス

OFF OFFシアター(東京都)

2015/01/21 (水) ~ 2015/01/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

作り手の強さを感じたりしています
3.11の話。
主宰のキムラ真さんの体験が元になっている様です。
舞台は手前と奥に別れた二面になっていました。


予想はしていたのですが、重い一撃の作品だった。

序盤が注意深く観ないとこんがらがる可能性があるかもとは思った。
自分はあまり事前情報を入れずに観る方ですが、チラシレベルの粗筋は見ておいたの良かったかも。


実体験が元になっているだろう、だからこそ経験していない者にはウソかホントウか分からない様な。
体験した者にしか分からない、そんな風にも思えたから。

話が大き過ぎてかえって冷静に観る。
もしかしたら感動しないかもしれないという予感が途中でしたのだけれど、それを覆された!

ラストに掛けての部分はとても揺さぶってくれた。
それは例えばボロ泣きする様な類いのものではないのだけれど。
なんだろう、あんまり説明できないのですが。
何かこう、力強さ?



これが正しい感想かどうか分からないし、書くかどうかとても迷ったのですが。
去年ぐらいからこの手の題材の作品で心を打たれるもの何本か出会えています。

それは自分が受け入れられる様になってきたからかもしれない。
少し前は「分かるけれど、そこにとらわれなければ全然別の面白い作品が作れたかもしれないよ」とか思ってた。
東京に住んでいて、現地に特に身内もいない、だとそんなものでした。

今はアレがあったからこそと言える作品があるんだと理解しているつもり。

なんというか、そういう作品にしてしまう人間の力って強い。
そう感じています。

愛のバカヤロウ!

愛のバカヤロウ!

劇団ズッキュン娘

シアター風姿花伝(東京都)

2015/01/14 (水) ~ 2015/01/19 (月)公演終了

満足度★★★★

劇団初見、Aチーム
噂通りに面白かったです。

女系家族の話なので、男の自分はちょっとハラハラしながら観ていました。
男はこの場面で笑う人もいるのか、とか思ったりもして。
男女の違いってそういうところなのかも?


主宰で次女法子役の藤吉みわさん、とても目を惹きました。
一人でも何ら問題なく舞台上を満たせられるので、自分はバックダンサー的なものは無くても良かった様に感じました。

役者陣は女性のみというこだわりの部分かと思いますが、この話の男は男性が演じた方が良かった様にも思った。
クズい男は男の方がストレートに見れるかなと。
クズさがオブラートに包まれた様に観えたのでそういう狙いだったのかもしれない、とは思いつつ。

母鶴子を演じた松永直子さんも目を惹きました。
相手がどんなでも揺るがない愛というのはきっと若い世代には少なくなっている気がして(自分の味方かどうか、裏切るかどうか。裏切ったら冷めるって一般的だと思う)、ちょっと昔気質のその形、説得力があった様に思います。

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