しげが投票した舞台芸術アワード!

2023年度 1-7位と総評
『夜行万葉録・戌』『おとぎ夜話・寿』

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『夜行万葉録・戌』『おとぎ夜話・寿』

Jungle Bell Theater

実演鑑賞

#夜行2023 役者さんがピタッとハマっていた感がある。やはり骨のある優しいお話。好き。
全く関連のないただの短編集みたいに見えてちょっと途中だれる。(ほんのちょっと)今日に作品見たがたまたまなのかそういう劇団さんなのか同じような構成で(あくまでもお芝居自体は面白いし、好き。という前提で)何か客を飽きさせないギミックが必要かもと思った。

立ちバック・トゥ・ザ・ティーチャー

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立ちバック・トゥ・ザ・ティーチャー

Peachboys

実演鑑賞

#立ちBTTT 個人的には熱海殺人事件を見る感覚に似ていて(多分伝わらない)役者さんの芝居が「面白い」ただベーシックな熱海とは違ってそこそこの人数の役者さんが出ているので、全員がそれなりである必要はなく、その役者さんのポテンシャルに合わせた立ち回りが許される余地があるところは違うかなー いい大人がくだらないことを全力でやっていて、それが上手いんだからこちらとしてはもう全力で笑うしか無い
不安点としては少しのパワーダウンで大幅な劣化を生じることくらい 

熱海殺人事件「4作品同時公演」2023

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熱海殺人事件「4作品同時公演」2023

カガミ想馬プロデュース

実演鑑賞

#カガミ熱海2023 売春捜査官を観劇 中2日で代役(主演の)を成し遂げた半仁田さんのお芝居がどうのこうの触れるのはなんか野暮ですが、「鬼気迫る芝居とはこういうものか」と思えるシーンなどもあり。見られて良かった。
ただ全体を見ると(思いっきり贔屓目だと思うけども)、主演以外の他のメンツが不甲斐なかった。特に大山金太郎役の方のセリフの大半が聞きづらくあれでは初見だった場合話の流れが全くわからない気がする。半仁田さんもかすれ気味になってしまうシーンは多々あったが台詞は大半聞き取れていたし、事情が違いすぎる。水野は以前見た面々と比べてしまうのはダメなのかもしれないが李の役も含めもう少しなんとかならないもんかねと感じてしまった(なんだろう薄っぺらく感じた)他の公演で見たことがあるけどもっとできそうな気がするんだけどもなんかリミッターかかってるのかな。熊田は、熊田自体は普通に熊田で良かったが他との絡みがチョットギクシャク感があったかなー(主演が中2日で変わっているのだから仕方がないとも言える)もう1人いたけど初っ端から酷かった。全くセリフが聞き取れなくて聞き取れなくていい設定かもしれないが、結果的に頭っから大声でなんか叫んだけの芝居になっていた感すらある。

ジャングルジャングル9

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ジャングルジャングル9

アイビス・プラネット

実演鑑賞

#ピーズラボ 観劇。ずっと配信で見ていたインプロバトルを劇場で観劇できただけで感慨深い。毎回同じ回はないので単純に比較はできないが配信と比較して役者さんから受ける圧が圧倒的に強く心地よい。又、映像に乗らない「空気感」のような物があるのだなと感じた。9回ともなれば資産として多くの作品も生まれており、その中にはブラッシュアップすればショートフィルムや短編芝居として面白い作品になるものも出始めているのではないのかとちょっと思った。残念だったのはレジェンド平野勲人の芝居が見られなかったこと。
毎回募集してもらうのはもちろん楽しい要素ですが例えば面白かったカードワンセットを別の役者で試すとかも見てみたい。
あの場であの時間でお題達を考えるのは個人的には無理というか映像と比較して情報量が多くそんな暇はない。

IKIZAMA【11/9~公演中止】

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IKIZAMA【11/9~公演中止】

@emotion

映像鑑賞

色々な要素がとても好みで良い。物語としてちょっとギクシャク感がする点はあったけども初日の映像というのもあるのかもしれない。

紙上的至情手法

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紙上的至情手法

劇団ラパン雑貨ゝ

映像鑑賞

#舞台3S すごく分かりずらいしスッキリしない作品ですが最後まで飽きないように色々工夫されていて、まずは全部しっかり見ることができる。分かりずらいが最後までしっかり見れば振り返って色々考察もできて自分なりの答えも出せる。横尾下下さんの芝居が自分にはマッチしていたのも大きな要因か。クライマックスに入る生演奏(だよね?)もシーンをより印象づけて良かった。
ピアノの音で消されるセリフが結構あったように思う。

噂噺 怪奇超常探偵叢書

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噂噺 怪奇超常探偵叢書

OG-3works

実演鑑賞

#OG3怪奇 新シリーズの冒頭4話一挙放送かと思ったら番外編のエピソードゼロの特番でした(伝わらない)
反面台本の段階での手直しがもう少し必要だったのではないのかなと感じた。全部の説明は不要とは言っても何も説明しないは無しだし、逆に無用の情報がありすぎてビンボケしまくり(キャラ優先では普通はそうなると思う)も合わせて書いている本人は気づきにくいのでは?その結果作者の個性が失われるこちを懸念するのは良いとは思うのですが今回の作品は結果演出家の個性が失われてはいないか?と思えたりする
全く関係ないけども殺陣のシーンでの音付けは一部のみとなっていたのは演出側で決定したのだろうか。刀の音の代わりに曲を音量上げてつけていたようですが正直微妙に感じた。色々考えたけど一番アレだったなーと思うのは喜怒哀楽感情の大波が見ていた時に無かったのが一番なんというか、合わないなーと感じた点かなすごくモヤモヤするとかも含めて何某かの「感情の爆発」的なものがなかったんですよねー

総評

作品自体で「一位はこれ」というような作品は少なかった一年でしたが逆に役者さんのお芝居自体は良かったものが多かったと感じる。

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