mistaの観てきた!クチコミ一覧

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余白の色彩

余白の色彩

こわっぱちゃん家

シアター711(東京都)

2020/12/24 (木) ~ 2020/12/29 (火)公演終了

満足度★★★★★

とても面白かった
恋愛について真正面から色々な角度から光を当てられた舞台上
全てが丁寧で上演時間が必要なのも納得できた
どのエピソードも適度に笑える部分があるのが良かった
全国二千万人の瀧啓祐ファン必見の作品だった
彼氏仕草がやばすぎて、ポケットからキュンどころか劇場中がキュンでめちゃくちゃドキドキさせられた
あと星野さんがとても良かった、あれは好きになっちゃう

間

中野坂上デーモンズ

OFF OFFシアター(東京都)

2020/12/24 (木) ~ 2020/12/29 (火)公演終了

満足度★★★★★

これは千秋楽の最後の回を見て、そのまま1月の「で」を待ちたくなる作品
いつだって僕ら観劇者は作品と作品の間を生きる存在
そんな間の僕らをも現実世界から引きずり下ろして舞台と舞台の間に入れてしまうスピード&パワー&リズム
中尾さんと尾崎さんのやりとり本当に良かった、泣いてしまった。どんな道へ行こうとも、立っていようとも間でしか無いんだよ、次の前のどこかとどこかの
あと安藤さんはやっぱり良い。叫びと動きと感情が全てにフィットする

私はここにいる

私はここにいる

ユーキース・エンタテインメント

STUDIOユーキース(東京都)

2020/12/10 (木) ~ 2020/12/23 (水)公演終了

満足度★★★★

使い得る場所と時間と役者を最大限に利用する、これぞ演出
太田さんの演出力に唸らされまくった
作品はある女の現実と都市伝説のフュージョンであり、実録星秀美のトリセツandアストラル大星秀美
幸せというもの自体が都市伝説なこんな世の中じゃポ(略

これは悪かったとかじゃなくて、今どこにいるのかというものなんだけど
この作品は女性同士のカップルが主人公で
これが作品的必然性なのか、社会的な現状としてカップルが女男、女女、男男でも別に良いじゃんというものなのか
百合が作品に与えうるアビリティが変わってきてるのかもと

メモリー×メモリー

メモリー×メモリー

シベリア少女鉄道

草月ホール(東京都)

2020/12/09 (水) ~ 2020/12/13 (日)公演終了

満足度★★★★

相変わらずのエクストリーム馬鹿展開
伏線回収部分めちゃくちゃ笑った
前半のシリアス場面も最近は普通にどこかの劇団でやってそうなレベルで、食い入って見ちゃったので余計に振りが効いてた
当日券有り有りらしいからジョジョとか好きな人は是非観たら良い

2020

2020

劇団肋骨蜜柑同好会

サンモールスタジオ(東京都)

2020/12/03 (木) ~ 2020/12/13 (日)公演終了

満足度★★★★

人生という戯曲を素直に演じてれば良いものを
色気を出して変な演出を付けると碌な事が無いのだ
自分を忘れたら自分になれる、自分がオートマチックに動き出す
知らない言葉で罵られて、知っている言葉で褒めそやされて
そうだ言葉が悪いのだ愛も悪も伝染する言葉が

永田さんのあの台詞回しが聞ける幸せ、ずっと待っていたんだ
さいとう篤史さんの気持ちの悪さ(もちろん演劇的に良い意味で)
海田さんのあの事件とかに対しての実在感
丸本さんの作品の感情を背負ったような足の踏み
藤本さんの平田感

役者さんの好きがたくさんだ

「女がつらいよ」「パンダが降る日」

「女がつらいよ」「パンダが降る日」

MCR

OFF OFFシアター(東京都)

2020/12/02 (水) ~ 2020/12/13 (日)公演終了

満足度★★★★

「女がつらいよ」
わたしというものはどうしようもなく自分だけのものであって、誰かをその内に入れようとしてもそれもまたわたしからみたあなたを一方的に愛するだけで
だから懺悔じゃなくて告白をする
自分を愛するあなたを愛する自分を愛するのだ

「パンダが降る日」
コメディであってコントであってドラマであってドキュメンタリーなMCRがMCRである作品だった
今回は特に笑いよりでなんか技とかじゃない人で笑った感じ
MCRでしかありえない作品で作れない作品で見れない作品

『プラスチックプール』『ジオラマティックパレード』

『プラスチックプール』『ジオラマティックパレード』

waqu:iraz

劇場HOPE(東京都)

2020/11/28 (土) ~ 2020/11/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

プラスチックプール
オムニバス的演劇とダンスによる表現
スロースタートだったけど中盤からの加速感と融合感
9人のミューズたちの演劇というパフォーマンスがどれも素晴らしかった
松尾さんの大きな表情は素晴らしい
海外バックパッカーと姉妹の話が好きだった
こういう表現本当に好き

ジオラマティックパレード
ラーメンズの新噺のような構造から展開される5人の男たちの物語
とにかく岩原さんが素晴らしい演技と存在感
ドタバタとうるさく忙しい舞台上なのにずっと斜陽の差す空気を感じて
振り返るある日の現在進行系がすぅっと静かに時を動かす
身体にしょっぱい血液が流れるじゃねえか

エントツ女王と煙たい町

エントツ女王と煙たい町

電動夏子安置システム

駅前劇場(東京都)

2020/11/18 (水) ~ 2020/11/23 (月)公演終了

満足度★★★★

電夏の観劇に裏切りはないなあと(もちろん良い意味で)
見たいものを見せてくれる安心感とクオリティ
序盤の関係性やキャラがまだ理解しきれいないうちはドロンズ石本さんが強引に笑いを取っていき
中盤終盤のそれまでの物語が絡み合っていくカオスでロジックな様の楽しさ
欲を言えば仲元の物語がもうちょっとわかりやすく提示されていればもっと良かったかなと
吉岡さんは舞台上でのシルエットとか今回のキャラとかなんかとても良いものを持っているなと感じた
あと劇場入ってから出るまでの道井ワールド相変わらず大好き

夜盲症

夜盲症

柿喰う客

ザ・スズナリ(東京都)

2020/11/13 (金) ~ 2020/11/22 (日)公演終了

満足度★★★★

センチメンタリズムの鈍器を振り回す化け物じみた女優たちが言葉を濃厚凝縮鍛高譚なホロ酔い頃良い演技体のリズムを生み出し
痛みと光と怒りのカクテルビームがグラスに注がれるみたいな舞台上に酔っぱらい
衝動の波動がレーザービームのように客席まで降り注ぐ柿喰うイズム

完全な密室

完全な密室

やみ・あがりシアター

王子小劇場(東京都)

2020/11/19 (木) ~ 2020/11/23 (月)公演終了

満足度★★★★

こんなに感想の難しい作品は初めてだ
間違いなく楽しめたし、伏線回収や謎解きもあって面白かった
でも自由で密室と付いてるのに枠が無くてレイヤーが違っててたまに重なって
やみ・あがりシアターが好きなら何をおいても見なければいけない作品だった
番外公演なのが納得でもあり、解散公演でもおかしくない内容で
ともすればシュールになりそうなところを舞台の真ん中にやみ・あがりシアターがいるからちゃんと作品になってる
光が綺麗なシーンがいくつもあった
観客である僕は光も浴びれなければ部屋にも入れない

ビトウィーン・ザ・シーツ

ビトウィーン・ザ・シーツ

露と枕

シアター風姿花伝(東京都)

2020/11/18 (水) ~ 2020/11/22 (日)公演終了

満足度★★★★

期待値より全然面白かった
あれくらいの年代の子たちの軽さとあけすけさとノリの中に時々入り混じるマジがあって
ほどほどに劇的で
ほどほどに人の心が動いてて
ほどよく物語であったなあと
主人公が光を集める鏡的だったのだもう少し背景があった方が好みかな

東京ノ空ハ、タダ蒼ク

東京ノ空ハ、タダ蒼ク

オフィス上の空

新中野ワニズホール ( Waniz Hall )(東京都)

2020/11/12 (木) ~ 2020/11/23 (月)公演終了

満足度★★★

B公演
展開の速さは見やすかったかな。SEも効果的
他作品との接点が出てくると嬉しくなる
「生キル」ではこはるさんが無双していた
「救ウ」は病気の設定という雑音がちょっと前に出てきしまっていて安易にみえてしまった
役者さんたちは総じて熱のこもった良い演技だった

11月11日、あめときどき馬ところにより鹿

11月11日、あめときどき馬ところにより鹿

愛伝一家

シアターKASSAI(東京都)

2020/11/11 (水) ~ 2020/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

止まらない台詞に詰まった小ネタや伏線、漫画やアニメや時事ネタをポップに独特のテンポと不思議なノリで笑いにしていくセンス
やっぱりこの劇団は好きだなあと
この作品の前日譚である「7月7日、はれときどき…」で惜しいと思ってた部分も改善されていて凄い楽しかった
中村翠さんと新川眞白さんのコンビのノリとテンポがとても切れ味良くて好きだった
コロナネタではあるんだけど元々時事ネタ多めのコメディをやるところだから、今現在コメディを作ったらこうなったという感じだと思う
とにかく客を楽しませようとしているのが好き

おめかし、鉄下駄、総本山~削ればカビも大丈夫~

おめかし、鉄下駄、総本山~削ればカビも大丈夫~

劇団「地蔵中毒」

駅前劇場(東京都)

2020/11/12 (木) ~ 2020/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★

いつもの地蔵でありつつ駅前劇場ということで舞台美術的なものがしっかりしてて、いつもよりも出ハケや転換がスッキリ見やすかった
おかしそうな人がおかしなことをするのは正常で
旅館の主人やビデオの父親など正常そうな人がおかしなことをする事こそが狂気であり面白いなと

シャンドレ

シャンドレ

小松台東

こまばアゴラ劇場(東京都)

2020/11/04 (水) ~ 2020/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★

面白いの前にまず役者さんと演劇凄えなあとなった
人の作り込みが深く細かく刻まれててそれだけでドラマが生まれてて
人はその場面その人相手にしか見せない顔があってそれが見事に舞台上にあって
役者さんの凄さに圧倒された

劇団晴天の「曇天短編集」vol.2

劇団晴天の「曇天短編集」vol.2

2223project

王子小劇場(東京都)

2020/11/06 (金) ~ 2020/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

いやぁ好きだったし面白かった!
最近特にほうぼうに良いよって触れ回っている推し作家大石晟雄さんの本はやっぱり素晴らしいなと
あらすじだけだったら凄いありふれた筋なのに
対話と会話と感情を組み合わせるとこんなに笑えて泣けるのかと

「風船割り放題」
シチュエーションコメディのような導入から
見えていたものや伝わっていたものがまるでぐるんとひっくり返されてしまって
さみしさの本質をちょっと浴びせられた気がした
一緒にいるってことには理由があるし
それは必ずしも良いものとは限らない
でも一人はさみしい

「あなたが窓際にいると私には背中がみえる」
背景にある物語はけっこう実はどうでもよくて
そこにいる二人の二人だけの物語なんだよなと
何気ないやりとりが全部現実味があって
ON・OFFと張りと緩みで
そういった作品というものの楽しさを味あわせてくれるなあと

「晴れたよって言われても」
あぁこれは特に好きだった
凄い泣いてしまった
大丈夫じゃなくても大丈夫なんだよって言ってやりたかった
誰かがいなくなるってことはそれだけのことなんだよ
でも僕は生きているしでも死ぬかもしれないし
大丈夫だって言ってもらいたい

はかりしれない光をもつもの

はかりしれない光をもつもの

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2020/11/03 (火) ~ 2020/11/10 (火)公演終了

満足度★★★

Mars Ver
シアターミラクルの作品だなあって何か凄い感じた
ミラフェスっぽさというかお祭り騒ぎ感があって
ここは目崎さんっぽいテイストだなとか、カロリーさんっぽい台詞だなとか、そんな感じで楽しんだ
久し振りに見た役者さんたちも相変わらずでなにより

Venus Ver
同じ台本だけどMarsVerと役者さんが全然違った演り方していて印象が全く変わったものになってた
直前に見ただけにさらにそれが浮き彫りになった感じ
高村さんとセキユさんの対比が特にそう
それぞれのVerでこれはこっちが好きだなとかがあった

The last night recipe

The last night recipe

iaku

座・高円寺1(東京都)

2020/10/28 (水) ~ 2020/11/01 (日)公演終了

満足度★★★

本当にしっかりと創られた世界と物語
喪失から始まって、何かを得ていってるようで元々無いものは何も埋めることもできない
現れる場面がどんどん心に重なって、人が心の中に生きてきて
確かにそこにその人はいて
きっと喪失させてしまう僕は何かを残せるだろうかと

あたらしい朝

あたらしい朝

うさぎストライプ

アトリエ春風舎(東京都)

2020/10/27 (火) ~ 2020/10/31 (土)公演終了

満足度★★★★

夢と現実、生者と死者がドロドロのスープになって舞台上でグツグツしてるいつものうさぎストライプの世界観
過去と未来も現在も誰かと出会い別れて、なんかそれらが綿々と繋がってるこの世界がとても愛おしいと思った

野外劇 NIPPON・CHA!CHA!CHA!

野外劇 NIPPON・CHA!CHA!CHA!

東京芸術祭

池袋西口公園野外劇場 グローバルリング シアター(東京都)

2020/10/18 (日) ~ 2020/10/25 (日)公演終了

満足度★★

意思のない人形を置いて見せ物にするような
演出の意図はわかるけど、とても露悪的な趣味だなと
計算されたギャップというものの
浮き立つような寒暖差
なんだか凄い現実に突き落とされた気分だった

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