虹色維新 公演情報 虹色維新」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    ホール公演らしい雰囲気。
    ホール公演らしい雰囲気と、わかりやすい物語で、赤報隊のことをあまり知らなかったので、色々楽しめました。
    殺陣が少なくいつもより大人しめの小豆組さんと聞いてましたが、今回の落ち着いた感じは好きですし、主役を演じられてた二人?の役者さんも良かったです。

    音楽を含めた音響とかはあまり気にならなかったですし、あとは舞台装置と衣装の精度になるのかなと思いましたし、個人的にはもう少し漆喰壁が色褪せてても良かったかなと。。(細かい。。)

    でも、観客の中で泣きながら観られてた方もいたような雰囲気だったので、多分今回観に来た人たちは次も観に行くだろうなぁ・・・・というような予感。。

    前回よりも好きかな。。わたしは。。

  • 満足度★★★★

    大きな舞台にふさわしい、
    赤報隊の悲劇なども絡めた、なかなか骨太な感じの明治物で面白かったです。ストーリーが分かり易く、演目も内容にぴしりとはまり、時代の流れをうまく感じさせてくれる。泣かせのシーンもあり、あちこちからすすり泣きの声も聞こえました。いい2時間を過ごせましたが、少し視覚的、感覚的に淋しさを感じたな・・・・。

    ネタバレBOX

    う~ん、脚本家の方も含めて、みなさん一度きちんと着物の着付けを習ったらどうでしょう・・・・。お芝居はたくさんの人の目に触れるもの。中には私のように口うるさいのもいます。男性陣の袴のつけ方、帯の結び方などNGを出したくなるレベル。是松以外、時代劇の型の美しさが感じられず、結果として視覚的にすごく淋しい、というかしょっぱい感じの舞台になってしまった。洋装のドレスがよく出来ていただけに、和装の貧弱さが目立つ。輝の和装、おはしょりの処理が下手すぎ。時間が無くてうまく出来ないなら、始めから糸で仕付けをしておくとか何とか方法を考えるべき。この人の寝間着姿も理解できない。なんで腰巻をつけてないんだろう。せっかくの悲しい見せ場が美しくない。若い娘がほの赤い腰巻をつけていてこそ、親に売られた残酷さ、悲しさを表現できるというのに。たかの着物は身幅も着丈も裄丈もすべて合っていない。客商売の女がこんな格好するだろうか。しかも当時最先端だった写真館の女将ですよ?あり得ない~。高畑女史の衣装は特に酷い。この人、帯をつけていなかったですよね。背中がぺったんこだった。陰謀家というのはその本性を隠すため、きっちりと身仕舞いをするのが一般的なキャラではないだろうか。衣装は見た目だけではなく、その性格やバックグラウンドも表している物。すべて意味のあるべきものなので、極力細心であってほしい。他にも適当にぶら下げられた輝と健の写真も気になった。一度きちんとかけて印をつけておけば、簡単にまっすぐかけられるのに。あれでは今は亡き人の大切な一枚である、という感じが全くしない。その後の輝の台詞に哀切さを添える絶好の小道具なのに。視覚的、感覚的に淋しい、というのはこういうことだ。もともと淋しい美術が、こうした手抜きによってますます舞台を細らせてしまう。せっかくのいいストーリー、もっともっと磨き上げることが出来たのでは、と残念でした。あと、岩倉具視、私はなんとなく美声家のイメージでした。下級公家の家に生まれ、公家らしくない容貌をそしられ、妖怪と言われた権謀術策の男。でも何か魅力があったはずだ。そうでなければあそこまで凄まじい出世はできない。でも美声家どころか、声がよく聞こえなかったな・・・・。

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