『黒船』、 『ウインドミルバレー 最後の三日間』 公演情報 『黒船』、 『ウインドミルバレー 最後の三日間』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-12件 / 12件中
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2016/07/03 (日)

    7月3日の夕刻、『黒船』(110分)観て来ました。

    ネタバレBOX

    無敵を誇る1万の帝国騎士団を乗せた、200艘の黒船の大船団。
    目指すは、東の海に点在する蛮族の小国家。
    騎士団の面々の士気は高く、蛮族たちの制圧なぞ容易だと思われていたが…
    100名の先遣隊が、たった1人の「呪いの戦士」の前に全滅!
    陣形を固めたはずの本隊も「呪いの戦士」たちの奇襲を受け、不名誉な撤退を!
    そして思わぬ大苦戦の最中、隊長のラッシュは、不自然なまでに攻め急ごうとする
    騎士団の団長と軍師の様子に不審の念を抱いたのだが…
    7月3日の夕刻、『黒船』(110分)観て来ました。

    劇団ショウダウンさんは、京都の団体さん。東京には2014年から、毎年、帝都東京に「遠征」して来られます。
    でぇ、今回は、個人的都合(☜腰痛、苦笑)でダブルヘッダーは残念ながら断念!
    集団劇の『黒船』のみの観劇と相成りました。

    ということで、早速、観終わっての感想なんですが
    東京公演の過去の作品と比べると、やや大人しめな印象ながら、コンパクトな舞台を充分に使いこなしていた♪
    途中、ダレたところもなく、首尾一貫、テンポ良く進行♪
    むくつけき(笑)熱演の男性陣に囲まれながらも、小柄な女優さんたちが拍手喝采モノの大奮戦♪
    と、ここまで褒めたところでぇ…
    観たのが千秋楽の舞台だったせいか、その「熱演の男性陣」、連日の死闘(=舞台)のせいか、満身創痍! 声が枯れていたり(☜でも、途中から声に力が蘇ったのは流石!)、セリフの噛みもちらほらと。
    あの熱演を続けてりゃ仕方あんめぃ、と同情しつつも、ちょい残念ではありました。

    ビジターの東京くんだりではなく、団体さんのホームグラウンドである関西で、役者さんベストコンディションの『黒船』、是非、観てみたいなあ!と帰り道、ずっと思っていました、とさ♪
  • 満足度★★★★★

    豪華な二本!!
    荒くれの猛者が集う黒船に、
    強いキャストが完璧に世界を構築。
    今回は、金哲義(May)さんの参加がこの作品を成功に導いたと言っても過言ではない。
    がっはっは!
    と漫画のように笑い、語尾に『ござる』を付け、秀逸なアドリブを放り込んでくる。
    そしてそれを振り払うどころか、
    それを凌駕する受けを披露するキャスト!
    類稀なる威圧感を発揮する升田さんを筆頭に、ゲキゲキメンバーがこれ以上はないくらいにキッチリ世界に染まっている。
    古川さんのストーリーテラーぶりは回を追うごとに真実味を帯び、中路さんはあの満面の笑顔を殺し作戦指示を考える役柄に徹する。
    中鶴間くんはSTAR☆JACKSでは絶対にないポジションに自由闊達に泳ぎ回り、
    若いイサゴくん、國枝くんが想像以上に仕事をこなし、男メンバー層の厚さを誇示した。
    そして女子メンバー!
    宮島は安定のキャラに肉付けをし新たな魅力を模索し、たけうちさんは少年役を公演経験二回目とは思えないくらい豊かな明るさを提示、野村さんは前作を観た時に衝動でオーディションを受けるアイドルらしからぬアグレッシブさで妖艶な役柄を演じる。
    そしてフーコさんは存在感のあるツンデレを見事に演じ分ける。
    何度も言うがこの作品は傑作だ!
    【ワクワクする】
    をキーワードに、こんなにワクワクする作品はなかなか他にはない!

  • 満足度★★★★★

    東京出張が早く終わったので…
    東京出張が早く終わったので、東京公演のみ(関西公演無し)のショウダウンさん『黒船』を観劇する事が出来ました(黒船といってもペリーじゃないよ)♪

    狭い劇場ですが、11名の役者さんが壮大な物語を紡いでいきます!
    大国の軍隊に同行した歴史家が史実を書きとめる形で物語が展開する、ショウダウンさんお得意の歴史物!

    「六風館」さんや「冷凍ウサギ」さんに加え、今回は劇団「劇団」から多数の客演さんが参加され、力強い演技をされていました♪
    ショウダウンさんから林さんはご出演されていませんでしたが、竹内さん(ジイカ)や宮島さん(クイン)が好演!

    終演後のアフタートークにて、団員数を把握していなかった(ちょっと風邪ぎみの)主宰のお話、楽しかったです。

  • 満足度★★★★★

    『ウインドミルバレー 最後の三日間』を観た。
    これぞ、という林遊眠さんの一人芝居でした。

    ネタバレBOX

    一昨年、『マナナン・マクリルの羅針盤』初演を見逃し、
    昨年、『マナナン・マクリルの羅針盤』再演で感動して
    そしてまた今回。

    シアターグリーンを、
    架空の大陸世界の北方山脈にある谷、
    ウインドミルバレーにしてくれた。

    林遊眠さんのことを考えたら、
    かなり負担が大きいと思うので、
    一人芝居ばかりに期待をかけるのも憚られるところだけど、
    彼女の一人芝居は一つの旅でもあり、
    旅先での冒険をガイドして魅せてくれるのが良い。

    今作は林遊眠さんの愛らしい一面を
    上手く演出に入れていたような気がする。
    案内役として観客にキャラクター像を
    さらっと説明するところなど、
    観る側の肩の力が
    上手い具合に抜けられるような感じに思えた。

    恒例(?)の休憩シーンも面白い。

    毎度毎度良い気持ちになって
    劇場を後に出来るのが凄いなと。
  • 満足度★★★★★

    ウィンドミルバレー最後の三日間
    林遊眠さんのひとり舞台は、迫力満点!
    彼女の語りの上手さ、照明、音楽が物語の流れにぴたりとはまります。
    引き込まれました~。
    すごく楽しかったです!!!

  • 満足度★★★★

    黒船観劇
    「ウィンドミルバレー」と同じ世界観で魅せる舞台。こちらは、一人芝居ではなく、11人の役者陣でした。やはり脚本がとても面白く、「ウィンドミルバレー」同様に男性受けする内容(笑)
    魅力的な役者さんも多かったのですが、一部聞き取りにくい台詞もあったのが少し残念。
    でも、続編や外伝も期待してしまうようなこのアシュガルトの世界観好きです。

  • 満足度★★★★★

    凄かった
    林遊眠一人芝居を見てきました。
    もう、凄すぎです。
    動き、目線、声の出し分け、
    どれをとっても素晴らしかったです。
    さらに、音響と照明の一体感も合わさって、
    凄い作品に仕上がってました。

  • 満足度★★★★

    黒船
    狭いシアターグリーンの劇場を上手く使った演出、11人の役者さんの衣装や小道具が変わらないのに大勢の敵と味方が対峙する戦いのシーンの演出が見事でした。音楽もとても良かったです。
    役者さんたちも勢いがあって、ワクワクドキドキがいっぱいの舞台でした。
    楽しみました!!!

  • 満足度★★★★★

    ウインドミルバレー観劇
    過去何作か観て、ファンとなっている林遊眠さんの一人芝居、期待して観に行きましたが、やはり期待以上でした。
    脚本、役者、照明、音響が一体となって作り出すエンターテイメントで、小劇場の特権で間近で観られるのが大変な贅沢です。
    あまり演劇を観ない連れも、大変喜んでおりました。
    既に明日時間があれば再度観たいと考えております。

  • 満足度★★★★★

    (ウインドミルバレー)舞台芸術の魅力が詰まった珠玉の作品
    池袋演劇祭の大賞を受賞し、定評のある劇団ショウダウンの林遊眠さんの一人芝居。二時間を一人で駆け抜けることもすごさの一つですが、照明のタイミング、動きや佇まい、豊富な記述が書き込まれたシナリオ、舞台芸術で魅力とされる全ての要素が詰まった珠玉の作品です。
    もし切り取って保存できるなら何十枚も保存しておきたい場面が多数現れてきます。もしこの作品を観劇の最初とできるなら、これ以上の幸運はないと思えるほど、舞台が楽しいと思える瞬間がたくさん詰まっています。お勧めです。

    ネタバレBOX

    流石に二幕は初日ということもあってか、言葉に詰まったり一瞬とんだと思われる箇所が出てきましたが、それを差し引いてもこの価格で、この環境で、席に余裕がある状態で観られるのは信じがたいです。もっと有名になってほしいとも考えてしまいます。
  • 満足度★★★★★

    「記録」に忠実な軍記
    1月に再演の演目で拝見した劇団ショウダウンさんの新作,東京だけで,かつ林さんが出演されない舞台とのことで,どうなるのだろうかと正直不安に思っていました。
    でも違った劇団ショウダウンの魅力に触れることができたので,その不安は杞憂だった事が分かりました。部隊に同行した歴史家がまとめた「記録」を忠実に読み解いていく物語で,その徹底っぷりに魅力を感じます。
    BASE THEATERの小さな部隊に大きな物語が展開されていました。

    ネタバレBOX

    物語で時々描かれていない箇所があるのですが,歴史編纂学者ベイリンと1000人隊隊長ラッシュの記録がベースになっていることを考えると,むしろここで急に神の視点が出てくるのは不自然でもあるので,私はこの描写こそが良いのだと思います。
  • 満足度★★★★

    初日
    もう一本の作品にも通じる物語でした。
    ナツメさんの描く物語は、
    台詞が特徴的です。
    小難しい言葉や、めんどくさい表現がたくさん出てきます。
    それが、ショウダウンです。
    でも、物語の展開につい、引き込まれてしまうんですよねぇ。
    創造力を駆り立てられます。
    初日って事で、役者さん達の危うさが目立ちました。
    なので、☆4つにしておきます。
    明日以降の役者さんの奮起に期待です。

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