if 公演情報 if」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-14件 / 14件中
  • 満足度★★★★★

    衝撃作!
    観るまではどんな内容か知らなかったけど、あの事件の話だったとは。清水潔氏の著作を読んでいたので、すぐにわかったのですが、舞台化されると、よりリアルに迫ってきますね。広く世間に知ってもらいたい事件。繰り返し上演して欲しいです。

  • 満足度★★★★

    観応えあり
    タイトルから”仮定”に基づくミステリードラマ。その軽快なテンポと推理する面白さは秀逸である。この公演の当日パンフに主宰・脚本の阿南敦子 女史が「(前略)...この情報過多の時代に、自分の知らないこと、溢れる情報に流され真実を見失ってしまっていること、そんなことがたくさん存在していることを知りました。(後略)」、と記している。この文章を読んで、最近亡くなられたミステリー作家・夏樹静子さんのことが書かれた記事を思い出した。たしか、ご自身は就職したことがなく世間知らず、社会をよく知らない、という劣等感が人に聞くという取材力になっていた。その作風には市民社会では一人ひとりが「知ること」が大切であるという。そんなメッセージ性が伝わる。翻って、本公演は今までのTEAM6gの作風と趣きが違い、いや今までもメッセージ性はあったが、それ以上に強く感じる。その描いた内容は、権力機構...その象徴として警察機構を取り上げる。しかし、その捉え方が一方的に観えたのが気になるが…。

    ネタバレBOX

    連続幼女(誘拐)殺害事件を追う某新聞社。近日中に廃部署になるところにスポーツ部署から異動してきた女性記者・篠原泉(阿南敦子サン)の視点から見たミステリー、サスペンスドラマ。栃木県足利市を中心に10km圏内で起きた5件(1979~1996年)の事件を再調査する。その進展に伴い、当時の所轄警察署のずさんな捜査(信頼性が小のDNA鑑定、自白の強要など)が浮き彫りになる。

    この舞台はd-倉庫という天井が高い劇場の特長を活かしたセットを作っている。左右非対称の階段状(床面の緑色は「草」か)になっているが、そのイメージは殺害現場である土手を示しているようだ。もちろん、新聞社オフィス、警察取調室、被害者宅などいろいろな場面に姿を変える。そして役者陣は登場人物のキャラクターをしっかり立ち上げ、安定した演技を観せてくれる。

    被害者家族の悲しみは、それを体験した者でなければ理解できない。犯罪...その筆舌しがたい悲しみ、悔しさ等々を伝える。その描きが涙を誘う。

    気になるのは、確かに「冤罪」はあったかもしれない。同時に、この公演で繰り返し出てくる台詞...「想像」すること。その先にあるのは、加害者や被害者家族にマスコミは取材攻勢をかけてきたのではないか。それは新しい材料(ニュース素材)がなければ、警察発表を信じるだろう。そして容赦なく取材したと思われる。公演では、再調査を進める竹内誠(吉成浩一サン)の動機が弱い。廃部署での起死回生のスクープ狙いでは単純すぎる、純粋に人権派気取りであれば面白みに欠ける。表層的には警察の問題的捜査、組織的問題(所轄縄張り意識)が描かれているが、同時に被害者の痛みを”知る”マスコミの姿勢が見られたのか...。
    報道に限らず、ネットで拡散するデマ、詐欺など騙される恐れはいつもある。だから、何が本当で、何が嘘なのか自問する必要があろう。
    「騙されてたまるか 調査報道の裏側」(清水潔 著)

    最後に脚本・演出・演技はもちろん、舞台技術の音楽・音響や照明(茂みの陰影、街夜景・星空など)は見事であり、印象・余韻付けが巧い。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★★★

    舞台じたいは
    凄く面白かったです!たぶん、実際の事件をモチーフとしているのでしょうが、警察を象徴とする国家権力の状況、冤罪とそれを取り巻く環境、事件の被害者とその家族、報道の名を借りた正義、いろいろなモノが詰め込まれていたがゆえに1番伝えたかったことがどれだったのかを考えてしまいました。ストーリーそのものが見応え充分だったための感想になってしまいました。

  • 満足度★★★★★

    もし、あのとき……
    作品中に何度か出てくるメインフレーズが印象的でした。脚本と演出の素晴らしさはもちろんですが、全員の熱意が感じられるステージですね。過去の作品も観れば良かった!

  • 満足度★★★★★

    一番大切な物
    それは命だという事を訴える作品でした。
    当たり前じゃないか…?と言われるかもしれませんが、なかなかこの直球は投げられないものです。
    しかも、警察権力の腐敗構造とか、脱線しそうな仕掛けが沢山配されている中で、ぶれずに進んでいけるという推進力はお見事でした。
    命を大切に思う。この表現は、表現方法こそ少し硬い路線を取りながらも、この劇団の基本テーマをきちんと踏襲していると思いました。
    前作から、無駄な言葉遊びや台詞振りが無くなった筆致は、今回も冴えていると思いました。

    "if"何故このタイトルだったのでしょう?
    もっと母子の方に厚く物語を振っていく予定だったのでしょうか?

    警察組織の集団的隠蔽体質。これは本当に問題でしょう。
    ifよりも never って感じですね。

    力作であり、よくコントロールされた演出だったと思います!!

    ネタバレBOX

    非常に気になったのは、被疑者の遺留品を触る際に、だれも手袋を付けなかったかしょでしょうか。

    あれは無いと思います。

    あと、対決する相手が、一刑事ではなく、検察の方が良かったなとも(個人的には)思いました。
  • 満足度★★★★★

    今回はいつものTeam 6gとは一味違う❗
    昨晩、TEAM 6gの公演「if」を観て来ました!
    今回も素晴らしい舞台でした。
    何時も通り、"ホロリ"とくる場面も多数ありましたが、それ以外はいつもの舞台とはちょっと違って、Team6gの違った一面を見させて頂きました。
    今回は無理ですが、もし再演されたら、是非また観たいですね。

  • 満足度★★★★

    国家権力・・・♪
    早く事件を片付けたいのか?思い込みでの自白強要・・・♪
    殺人などの大きな事件で無く、痴漢なども冤罪は多いらしい♪
    ゲーム感覚で痴漢に仕立て上げる輩もいるとか・・・♪
    正義が正義で無くなるから隠すのか?それはもはや正義では無い♪

  • 満足度★★★★★

    緻密で丁寧に作り込まれた素晴らしい内容
    team6gの舞台を初めて拝見させて頂きました。
    まず、このシリアスな内容をよく2時間でまとめあげたなと感心させられました。あっという間の2時間でした。
    また冤罪となった人物だけにスポットをあてるのではなく、その人物のバックグラウンドにもスポットをあてることで、観る側がより深く舞台にのめり込める、緻密且つ丁寧な作りとなっていました。
    後に「傑作」と呼ばれる作品であると思います。

  • 満足度★★★★

    悲しくて・・・
    娘を突然奪われる母親の気持ち、父親とのほんのちょっとの温度差。とても丁寧に表現されていて、切なくなりました。
    冤罪により二度苦しめられる事の怒りが、私の中でも爆発していました。

  • 満足度★★★★★

    緻密なシナリオ 丁寧なつくり
     冤罪。日本に限らずこの問題はあるだろう。

    ネタバレBOX

    然し、日本でこの問題がキチンと取り上げられなければならない必然性は、この「国」が、アメリカの実質的植民地であることにある。最近の政治問題に関していえば、小沢 一郎の、東京地検特捜部による陸山会問題がある。結果的に無罪となったものの彼の政治生命は大きく後退したことは否めない。因みに東京地検特捜部は、アメリカが日本を占領した際、GHQが創設させた。アメリカの手先となって検閲を実行しアメリカに都合の悪い政治家を葬ってきた組織である。最高裁での田中耕太郎らの振る舞いと合わせて考えなければならない。(疑念を持つ人は実質的統治行為論について調べてみよ、アメリカの意向に従って伊達判決をひっくり返した経緯をキチンと当たれば、見えてくるものがあるハズである)現在でも司法関係でまともな判断を下すのは、地裁、高裁迄であることは誰の目にも明らかだ。それが分かっていないのは、目が開いていて何一つ見えていない愚か者である。検察も然り、アメリカの犬として機能している東京地検特捜部のような組織が存在しているのだ。警察にしても、交番のおまわりさんは、庶民に親しまれることが多いものの、上に上がるほど腐ってくる。北海道道警の裏金事件についても、上層部は、当初蜥蜴の尻尾切りとマヤカシで誤魔化そうとしていた。それを突っ込んだ北海道新聞の特捜部報道が庶民からの批判を招き、抑えきれなくなった道警は謝罪に追い込まれたのである。ただ、これには後日譚がある。当時特捜部のトップを務めていた方は、その後道警からの圧力で飛ばされた。 
    日本という「国」は、こういうバカなことばかりやっている。下水の中で大手を振るドブネズミのような下司が、アメリカの言いなりになって上級奴隷として庶民を搾り取り、誤魔化しているのである。
     その故にこそ、庶民の命は紙屑同然なのであり、冤罪で死のうが家族・親族が世間からつまはじきにされて苦労しようが意に介さないのである。第二次大戦中「兵などいくらでも集まる。一銭五厘だ!」(因みに一銭五厘とは召集令状の切手代である)と抜かしていたのが、当時の為政者である。庶民の命など歯牙にも掛けない。これがこの下司「国家」日本の実態の上部構造であり、下部構造は、この下司共に従わない者は排除し抹殺するという論理の貫徹である。自分を守る為なら他人はどうなっても構わない。人間という生き物に基本的価値を認めない発想・論理がある。どこまで馬鹿なのだろうか? その点で、西欧やイスラムの人という生き物が普遍的価値を持つという論理・倫理に比較して、根底レベルで大衆的倫理敷衍の根拠が欠けている。
     このような前提があった上で、この作品は構成されていると考える。或る地方都市の僅か10Kmの範囲内で5件の幼女殺害事件が起こっていた。どの事件にも共通点が多い為、客観的に見て同一犯の犯行によると考えられた。然し、川を堺に警察の管轄が異なっていることによって、互いの情報共有ができないばかりではなく、メンツ問題が持ち上がって客観的な捜査を妨げる結果となっていた。而も、誤差の多い初期段階のDNA鑑定で、容疑者として逮捕された男は、缶詰にされた上朝から晩まで続く取り調べの間、殴られたり蹴られたり髪の毛を掴んで机に叩きつけられたりするうち、やっても居ない事件を「告白」してしまった。而も、大衆のイメージではDNA鑑定で黒となれば絶対とのイメージもあり、警察は杜撰極まる捜査で、この容疑者を犯人として逮捕してしまった。だが、彼が収監された後にも、同種の事件がこの10Km圏内で起きたのだ。これを不自然として地元新聞社の特捜部が独自に捜査を開始。綿密な取材と、報道に対する真摯な姿勢、被害者家族への思いやりと同時に、心に負った傷の為に、後ろ向きになりがちな被害者家族達へ、再出発の手助け等を通してDNA再鑑定を含む再審裁判を起こす所迄フォロー。冤罪で収監されていた「犯人」には異例の判断でDNA鑑定が最新の技術を用いて行われ、結果は白と出て直ぐに保釈された。然し、彼の父も母も幼女連続殺人犯の父母として社会から排除された上、既に亡くなっていた。また、警察・検察のメンツは、この鑑定結果によっても簡単には覆らない現実が大きく目前に立ちはだかっている。
     物語は、にも関わらず記者たちが大きな壁に挑んでゆこうと更なるチャレンジを示唆して終わる。

  • 満足度★★★★★

    権力を守るための権力
    怖い。“国家権力”は恐ろしい。

    これは、決して人事ではないのだ。

    『権力を持った自らの組織を守るため、権力を行使する。』というロジックなのだろう。

    そして、“国家権力”の前では我々は無力なのだと思い知らされる。

    だが、“誤った権力”の行使に対しては、黙してはならない。

    権力を持った組織が『腐敗』しているのは、誰もが知るところなのだから・・・。

  • 満足度★★★★★

    良かったです!
    色々と考えさせられました。

  • 満足度★★★★★

    とにかく良い!
    初見の劇団で内容も今一わからないまま観劇したのだが、とても分かりやすく作られていて夢中で見入ってしまった。
    喜怒哀楽があるストーリーで本当に良かった。
    最初のシーンは見終わる時に最初とは違った感情を持つように作られていて面白い。
    また好きな劇団が増えてうれしいです。次の公演が楽しみ!

  • 満足度★★★★★

    もし自分だったら、、
    team6g10回記念公演の作品。

    事件や災害の報道をどこか他人の事のように思っていないだろうか。
    本当は、1歩自分の横にあるのではないだろうかと考えさせられます。

    この劇団の公演は、本当にまっすぐ心に刺さります。
    そして、本当にまっすぐ泣けます。

    乾いてしまった自分の心に、まっすぐ泣いてほしい。


    この劇団は、すごい。


    ネタバレBOX

    今回は、飛びぬけて、建みさと、吉成浩一がうまかった。
    一つ一つの表情、言葉の強弱が全て、最高でした。

    観劇するまでは、東京セレソンの「くちづけ」みたいなものを想像していたが、終わってみれば、個人的には、team6g の方が、全体の出来として、上だと思う。

    今回は脚本がすごい。くちづけみたいなキャラを立たせる会話もなく、ただ芝居とストレートな想いだけで勝負をしていた。

    これこそ、芝居というのだろう。セレソン(タクフェス)は、7,800円、team6gは、3,500円、金銭的価値も、圧倒的に、team6gでした。

    これからも応援します。

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