虹の跡 公演情報 虹の跡」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★★

    それらしい
    雰囲気でした。

    ネタバレBOX

    パチンコ依存症の母親に振り回された娘たちや周辺の人々の話。

    パチンコ依存症だけでなく、離婚したにも拘わらず元夫の家に娘に会いに行くなどの無頓着さを見ると、発達障害もあるのかもしれません。上手い演技でした。

    清原事件その他で依存症を根治することの難しさについては昨今知られつつありますが、周囲のひとたちがだらしなさを責めたり、やめればいいのにだけで済ませていたのは若干気になりました。

    流産は悲しいことですが、長女に新たに赤ちゃんができて良かったですね。次女は母恋しさで縁が切れない状態がしばらく続くのでしょうか。
  • 満足度★★★★★

    遅くなりましたが。
    ツイッターから流れる情報でとても評判が良さそうだったので、急遽観劇。
    決して多くを語らないけれど、だからこそ物語やそこに生きる人々の心情が想像できる。想像できる理由の1つは、恐れない間の使い方と、1つ1つの選び抜かれた言葉だったり、行動だったりするのかな。目の前の人々がこの世に存在して生きていた。
    24歳の劇作家福名理穂さん。若いなぁ。なんて思っていた自分を恥じるくらい、年齢なんて関係ないな。っと思った。
    次も大いに期待してきっと足を運ぶ。

  • 満足度★★★★★

    無題
    平日の休みなんですることもなく、たまたま検索してたまたま見にきたわけですが、結果大当たりでした。素直に面白い、見にこようと思った自分を褒めたい気分です。

    次回作に期待します、また面白いものを見せて下さい。

    ネタバレBOX

    シリアスでも笑いをとりにきて、なおかつダンスシーンを取り入れるというのが最近の流れなのかなーと漠然と思っておりました。少々辟易してました。そういうのが無くても全く問題ないのがわかってホッとしたのが第一印象です。

    正直舞台上に自分の母親を見ました、少々いたたまれない気分で見てました。見捨てたいけど出来ない、信じちゃいけないのに無理矢理信じられる部分を探している感が昔の自分を見ているようでした。

    70分は短い、もう少し長くても退屈せず見られたかなと思います。

  • 満足度★★★★★

    無題1791(16-081)
    19:30の回(曇)。

    階段下で待ち、18:50受付(整理券あり)、19:00開場。
    前2列は低い椅子、クッションあり。舞台目の前に大きなドア枠、下手にテーブルとソファ、玄関、正面奥は2階らしく階段あり、上手はダイニング風のテーブルと椅子。

    19:26前説(70分、喫煙シーンあり)、19:32開演~20:38終演。

    第二回公演とありますが旗揚げ「ちいさなひまわり(2014/7@ゴールデン街)」を入れて3公演目になります。最初は、時々自動の岡本さんが出るというので観に来ました(時々自動を始めてみたのは「動物たちの冬(2012/11@せんがわ)」)。

    ネタバレBOX

    少し前「依存症の科学 いちばん身近なこころの病(岡本卓 和田秀樹著)」を読みました。

    そこに書かれていたことを思い出しながら本作を観ました。「母親」に対するいろいろな関係を持つ者の反応、同感/反感/嫌悪/愛情、台風の目のような「母親」と振り回される周囲などがわかりやすく(たぶん共感しやすく)画かれていたように思います。

    個人的には、このような終わり方なんだろうなと思っていましたが、「依存症」は本人の意志だけではどうにもならない、ということが本には書かれています。薬物、ギャンブルなどは治療が必要なので、再演する場合、美央がそういった施設に連絡しよう、というシーンで終わるといいなと思いました。


    宮崎さん、初めは「タルチュフ(2011/8@DECO)」、直近ですと「Without you No life(2015/5@ここ)」他にMUやアマヤドリガラス玉遊戯など印象深いものが多い。

    辻さん「爆弾魔メグる(2014/11@王子)」「新春玉山福袋(2015/01@王子)」

    山岸さん「木(2013/8@サンモール)」。

    坊薗さん「ファニー・ガール(2013/10@星のホール)」。
  • 初日を観ました
    不器用な人たちの話。もう、不器用な人しかいない。そのダメ人間っぷりにイライラする。人の気持ちを推し測ることができない人ばかりで悲しくなる。悲しみに暮れる長女を三森麻美さんが好演。静かに怒りを表現し、葛藤を立ち上がらせた。散歩のシーンが美しく切ない。●マスオさん的な夫を辻響平さんが爽やかに演じた。散歩のシーンで、悲しみの底から妻を救い出そうとする優しさが滲む。その優しさを照れ隠しにおどけて見せる心情がリアルに立ち上がった。アマヤドリの宮崎雄真さんは苛立ちと戸惑いを漂わせる。ダメな方を選ぶ人のよさが切ない。

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