宝島 公演情報 宝島」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-6件 / 6件中
  • 戯曲が良かった
    シナリオがよく練られていて、一筋縄ではいかない、見た目ではなくその裏側にあることをうまく想像させられる内容になっていたと思いました。

    ネタバレBOX

    演出は正直よくわからなかった。途中の「これは私の妄想です」で、いちいち集中していた世界観を壊されてしまい、戸惑ってしまった。それも慣れれば「またか」と思ってなるべく考えないようにしたのですが。
    飽きさせない舞台でした。面白かったです。
  • これは・・・・
    良かったですね。当分、忘れないと思います。

  • 満足度★★★★

    吹き溜まり
    宝って何だろう。雑然としているけど綺麗なゴミの部屋。様々な人たちが集ってくる不思議さ。空間も魅力的でした。山は良い。以下

    ネタバレBOX

    前説でゴミは洗浄してあるというのが面白かったです。綺麗だけど、ゴミ。人間見た目から把握してしまうものだなと。海洋実験場は原子力に絡めたものですかね。孤立した場所から解放を切に願う人々。それは田舎から抜け出せず都会を夢見る若者に似たものを感じました。やり取りの軽快さや回想の織り交ぜで話が進んでいくのは楽しく見れました。失踪、不妊、不倫、売春、痴呆、色んな社会の問題が登場人物たちによって集約されているのかなと感じたり。妄想がどこまで妄想で、最後はどういうことだったのかが分かりませんでした。謎であったけど嫌な感じはせず。ひとつの行為は理解しがたく許されないものだとしても、人や場合によっては救いであり、宝として目に映るものだと考えました。
    臨場感では、セットを共有して雪山を進むワンゲル部の出す空気感、生々しさが何とも言えない凄みを受けました。装備は勿論、メガネ、ヒゲ、ありそう。ステッキのライトが逆向きになってる時があったのは、単純にミスなのか酸欠で意識朦朧としてる状態まで表してしるどちらでしょうか。廃墟のようなSPACE EDGEを活用されていると思いました。ありがとうございました。
  • 満足度★★★★

    宝島というより・・・
    小さな町の汚部屋が、冬山で避難小屋を探す登山者たちと交錯する構成がおもしろかった。

    ネタバレBOX

    汚い部屋でテレビばかり見て、ビール飲んで、Hopeを吸ってるただのオヤジにしか見えないウッチーは、なぜにこの町の女を引き付けるのか?なぞだ。同じ避難小屋でも、汚部屋の方は弱い人間が集まり、山小屋はちょっと精神的に強い人が集まってるような気がした。二つの接点がウッチーかな?帰ってきたよね。
  • 大冒険
    ワンゲル部3人が歌いながら行進する様は正に大冒険でした。窓の外に雪が降る演出は秀逸! ゴミだらけの部屋もお弁当を本当に食すシーンも気に入りました。 で最後のシーン、失踪した男は結局? 私にとってこの物語はミステリーです。

  • 満足度★★★★★

    謎だ。
    謎でした。なんでここで涙が出てくるのなって思って。不思議でした。最後の場面です。
    でも後から考えると、謎というわけでもないのかもとも。

    サスペンス風の物語なのかと思ったら、実はそうではなくて、いろんなイメージを積み重ねていった先に出来上がったものが、この芝居ということなんでしょうかね?

    お弁当や、ケーキ。ちゃんと食べてるのが、リアルでよかったな。あとゴミだらけの室内とかも。その辺がリアルだから、リアルからちょっぴりずれた会話(や幻想)がより生きて来るというか。

    それからまたちょっとずれた三人組登山者の演技と歌がいい味を出していて。シリアスだけど笑いを誘うっていう。

    失踪した男の寂しくて、でも楽しくてユーモラスに見えなくもない、別な視点から見ればうらやましくもある、そんな人生が浮き彫りになったお芝居でした。


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