慣れの果て 公演情報 慣れの果て」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-17件 / 17件中
  • 慣れの果て
    タイタスで共演した、高橋努さんの舞台です!!!
    なんと作・演出も努さん!
    すごいなーー。
    僕もいつか、自分の作品というものを作ってみたいと思いました(^O^)/
    舞台は最後、衝撃的な感じでした。

  • 満足度★★★

    静かで熱い舞台
    事情があって施設暮らしの少年少女、青年達が町の片隅の何かの工場で働いて暮らしている。そんな彼らの家族、友情、日常の葛藤やせめぎ合いは常に起こっている。
    前半というか話の導入から中盤まで静かに話が進んでいたので、このまま行くのかと危惧していたら終盤に全てが凝縮されていた。

    彼らは幸せなのか、不幸せなのかと考えたが、でもどこか煮え切れない部分も見え、それは自分が彼らより年代がずれている上の世代だから?とか不毛な考えがつきまとってしまい、誰かに手引きしてもらいたくなった。

    客席から登場した彼がメインになるのかと思いきやそうでなく、舞台上で出演者がそのまま、演技というより待機しているように見えた。
    また、誰でも主役になれる立場に見えたので、役名の一覧表を添付して欲しかった。

  • 満足度★★★★

    淡々と
    ゆっくりとした時間の流れを感じるステージでした。
    ごく狭い地域の狭い人間関係の群像劇、プロローグ的なものがあったら、もう少し早くから物語にはいれたのかな!?と、思いました。
    あと、描ききれてない部分が多少あったのも残念でした。

  • 満足度★★★★★

    本格的
    久々にしっかりした重厚な芝居を観た実感がある。
    最高でした。

  • 満足度★★★

    一歩踏み出そうよと
    励ましたくなるような話。本当の親子だって一緒にいると息苦しくなる時期があるんだから。何の工場なのか最後までわからなかったが、セットは本当に良くできていた。床に敷き詰められていたのは何か特別な土?じょうろで水を丁寧に撒いていたが、それにしてもほこりは全然舞ってなかった。

    ネタバレBOX

    あの工場で働いてる女にしては、きれいすぎる。
  • 満足度★★★

    期待は次回に持ち越し
    町工場で働く施設育ちの面々(+α)の現在と過去を描いた「オトナの青春もの」。
    じっくり丁寧にリアルに描いてはいるが、なかなか核心に迫らないのでじれったい上に、過去2作品のような「じわじわと来るモノ」がなく、期待が大き過ぎたか、的な。
    期待は次回に持ち越し。

  • 満足度★★★★

    良かった
    日常の描写がとても細かく丁寧で、伏線の張り方が上手くて引き込まれた。
    前半の丁寧さが一気に加速したラストを盛り上げてお見事だと思う。
    ただ個人的には、ラストが予想通りなので観客の想像に任せても良かったかなとも思う。実際に説明不足のキャラもいたと思う。
    でも、とても面白かった。

  • 満足度★★★★

    高橋努、藤澤恵麻
    たまたま機会があって初日観にいきました。心に残りました。良かったです。
    町工場の一角を舞台にそこで働く若者たちを淡々と描いていきますが、最後に一気に盛り上がり、圧倒されます。見事だったと思います。
    「慣れの果て」というタイトルは良いと思います。何だろうと考えさせられ、観終わると納得させられます。高橋努の今後に期待したいと思います。
    役者の中では、やはり高橋努がしっかり存在感を発揮し、舞台を締めています。しかし、最も奮闘しているのは藤澤恵麻です(主演として当然ですが)。終盤の盛り上がりは藤澤の腕にかかってます。熱演です。他の出演者も皆頑張ってますが、中でも勝矢が良い味を出してます。
    毎朝繰り返すラジオ体操。これが「慣れの果て」のテーマ曲でしょうか。(そういえば高橋演じるハジメはラジオ体操やらなかった)

  • 満足度★★★★

    とある、町工場
    切ないけど、温もりと優しさに溢れる作品でした。同じ痛みをもっている仲間ならではの、真の優しさやいたわりが、心にしみました。拘りの美術とハイレベルの役者陣に、魅せられました。配役表は、欲しかったです。

    ネタバレBOX

    寂れた町工場の従業員達の群像劇。
    同じ環境で育った者達だから言える事、痛みを知っているから、気付かないふりや言わない事、・・・だから言えない事が・・・どこか空虚になってしまった人間関係の様で、その理由も、優しさからなのだが。。。
    仕事、状況、生活、環境、自分自身が持つ想い、全てが満たされる訳でもなく、切ないけど、優しい気持ちになれる作品でした。

    群像劇でありがちな、極端過ぎる人物像もなく、ごくごく自然で実在しそうな人々でした。繊細で丁寧なキャラ立てを壊すことのない役者陣が、誰も出過ぎず埋もれる事もなく、とても良かった。

    全員が親友ではなく、仕事仲間と言う距離感は、ほどほどの親密感であったり、やっぱりほっとけなかったりする情の見え隠れが、繊細で良かったです。
    ヒロちゃんが、他の職場から、帰ってきたときや、、、
    フクコが自分の名前が、好きでないことを、カップラーメンのシーフード味食べながら、諌めたり、、、
    ラストのフクコとナオの元彼の取っ組み合いのけんかも、、、
    弟が浮浪者の様な格好で住み込みであろうか?が、なぜそうなのか、ちとモヤモヤが残ったが、フクコ達の取っ組み合いを止めるわけでもなく、理由を聞きもしないが、ただタバコを吸いにでるだけ、、、、それも、フクコたちの想いを労わっているかのようで、優しさを感じました。
    ナオ夫婦が居なくなっても、変わらず工場は稼働する、毎朝のラジオ体操では、割り切れない彼が泣けた事で、新たな一歩を踏み出せそうな感がしました。
    体操や仕事に対する姿勢を変えていこうとする人や、それぞれの人生が動き出した感が、感慨深かったです。

    回想シーンと現実シーンへの切り替え時の効果音、イメージ通りで、解りやすく良かった。

    寂れた町工場の中庭の造りが、とても雰囲気があり、良かった。ドラム缶やトタンの錆、つたのからみ加減に、埃っぽさ、地面には本当の土がひいてある。
    いかにも間に合わせらしい、板を置いただけの机やイス逹。庭と呼べる程、手入れは行き届いてはいないが、従業員にとっては、一時のオアシス場としている感が、とても良かった。
  • 満足度★★★★★

    演出、美術、そして着眼点!
    ものすごく良かったです!俳優陣も適役でしたし、今年いちの芝居でした。楽日までさらに多くのお客様を魅了してくださいm(__)m

  • 満足度★★★

    閉鎖環境での人間関係がよく出ていた
    のだが、息の詰まるような閉塞感が観ていて辛い芝居であった。
    役者さんは上手で、舞台セットも丁寧に仕上げてあったが。
    誰が誰やらの表現(はっきりとした性格や格好などでの)分けと、
    過去・現在の表現の仕方など、判り易くして欲しかったかな。

  • 満足度★★★★

    イケメン演劇
    優れた役者、スタッフでした。ただし、前半冗漫にながれ、群像劇で感情移入しずらい。ラストはあと20分ほしい。感動のミッドポイントの場所がズレてます。戯曲完成時点で他の作家に有料でよんでもらうようにして、てなおしする習慣をつければ、今回のようなことはさけられる。

  • 満足度★★★

    役者&舞台美術がグッド!
    個人的には、なかなか楽しめた。
    役者陣の自然な演技が素晴らしい!
    上演時間約2時間。

    ネタバレBOX

    内容は説明文のとおり。

    <良かった点>
    ・役者陣の芝居!本当に自然に芝居する役者陣は
    なかなかレベルが高い!噛む人は誰もいない。
    ・舞台美術も見事なもの。古びた工場の雰囲気がとても良かった。
    ・全てを観劇してみると、「慣れの果て」という題名はなかなか味わい深い(笑)。

    <残念な点>
    芝居の焦点が見えてくるまで、時間を要する。
    最初の1時間位はダラダラと物語が進んでいく。
    あまり芝居を観ない人は飽きてしまう可能性があるように思える。
  • 満足度★★★★

    鮮烈なラスト
    10分間のためにあるような劇ですね。すべての情景やエピソードがそこに集約していく、見ごたえのある劇でした。なのでどうしても前半冗長に感じてしまうが、
    そんなものを吹き飛ばすぐらい、さまざまな問いかけとテーマを抱えたラストでした。若くて美形の役者さんが多いので、こんな思い切った演出ができるのだなぁ、とつくづく思った。

  • 続編がみたいです。
    よかったです!
    登場人物の描写もしっかりしていて、それぞれの役者さん達の演技もなかなかのレベルとみました。
    演技と演出と舞台(古くてパットしない下町の工場だから当然ですが)に華は
    ないのに、個々の人物が丁寧に描かれてたし、何と言っても役者さんが
    汚い作業服にもかかわらず、輝いて見えました。

  • 満足度★★★★★

    切ない!
    生き生きと、そしてとても自然な演技で、切ない青春を描いた素晴らしい群像劇でした!

    ネタバレBOX

    同じ養護施設出身者が大半を占める町工場が舞台、一つの事故によって運命が変わってしまった男女を中心にそこで働く若者たちの群像劇。

    高校生のとき、なんであのとき自分が最初に棒なんか持ってしまったんだろう。あれが無ければナオと順風満帆に行っていただろうに、悔やんでも悔やみ切れない思い。

    友人とじゃれた際に友人の持った棒でナオが片方を失明してしまい、友人は償いの気持ちが次第に愛に変わり、二人は結婚することになり工場を辞めておじさんを頼って去っていく。本当は彼は今でもナオを愛しているのに追いかけることができない。

    ふくこはナオの友だちで、元々はナオと結婚する男が好きだったのかな、ここはちょっと確信まではないけれど、ナオの事故によって結局男を盗られてしまったような形になったのかな。

    送別会の後、ふくこはうじうじしている彼に水をぶっかけどろんこになりながらナオに告白する最後のチャンスだと言ってそそのかしますが彼は動かず、逆にお前も同じだろうと痛いところを突かれます。

    二人がいなくなっても工場は稼働する。朝のラジオ体操、彼は吹っ切れずに泣いている、それでも日常は動き出すということです。

    先日観た宝塚のトルストイ作『復活』では、償いの愛は負けました。このお芝居の彼にも真実の告白ができていれば別の展開になっていたでしょうが、それだけに切ないです。

    役者さんの動きがとても自然体で素晴らしかったのと、廃墟マニアじゃないですが、工場のトタンの錆具合がなんとも美しかったです。そして、ふくこは細くて美人さんでした。
  • 満足度★★★

    えーっ!?
    登場人物が一気に出てきたと思ったら、いろんな人の名前を言うから、いったい今誰のことを話してるの?と、さすがに最初は戸惑った。
    誰に感情移入したら分かりやすくなるだろ…?

    それが、だんだんみんなの関係性とか分かってきて、でも、相変わらずこの空虚感なに?な状態が続いた。

    今回、あらすじを知らずに観たから特に…

    不慮の事故が起きたときの、私の頭の中ときたら、いろんな場面がフラッシュバックするし、みんなの感情を再検証。
    ここでやっと合点がいく。たぶん、最後まで感情移入はできてないと思うが…

    最後の藤澤さんと井阪さんのやりとりは、圧倒されました。
    藤澤さんの言葉は、私の心にもかなり響きました。

このページのQRコードです。

拡大