レストラン ル・デコ 公演情報 レストラン ル・デコ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.3
1-19件 / 19件中
  • 満足度★★

    食傷気味
    角角ストロガのフの「食皮俗」はシュールな設定にライトなグロと暴力を組み合わせて初見であった『人間園』と通ずるテイスト。ほわ~んとした天然っぽい人物(失礼!)がこういうものを書くんだぁ、なミスマッチ感が独特。
    犬と串(初見)の「ロマンス」もシュール系。「組んだ脚に似た大根」などから想を得たようで「んなワケあるか~い!」的な可笑しさと一抹のブキミさアリ。
    elePHANTMoon の「アイノユクエ」は当日パンフにもあるように劇団員が出演していないにもかかわらず、まぎれもなくelePHANTMoon 作品。やはりこれに一番共感したかな。
    かくて、テーマが共通ということで全体に統一感はあったものの、どれも味が濃厚と言おうか脂っこいと言おうか、暑いさなかに観るにはちょっとヘヴィー。いわば量は少なめ(3本+転換で100分)ながら味の似たメーンディッシュを3つ続けて出されたようで食傷気味。コース料理の如くオードブルやサラダみたいなものも挟む余裕はなかったのか?
    そういえば、デザートもなかったような…

  • 満足度★★★

    デザートは??
    3団体による企画公演といっても、長編のお芝居ではなく、それぞれの短編ストーリーを味わう公演となっておりました。

    ネタバレBOX

    角角ストロガノフ「食皮俗」
    動物の皮を食べることが流行りだし、その副作用?によって狂っていく・壊れていく人々を描いた物語。
    いやー1番目だというのに、濃い濃い(笑)。さらに小道具もなかなかリアルで(笑)
    ダメな人はダメかなーと思いますが、オイラは面白かったです。
    短い時間でしたが、角田ルミは角田ルミでした(笑)。角田ワールドを堪能させていただきました。


    犬と串「ロマンス-ふぞろいな野菜-」
    内容はエロイ大根を奪い合うことだけしか覚えておりませんが(笑)、なんか理由はわからんが面白かったです(笑)
    後、ラスト前に何故ここで殺陣になるでしたが(笑)、それはおいといて、殺陣はなかなかの腕前でした。
    時間が合えば、本公演見たいかも。

    elePHANTMoon「アイノユクエ」
    いつものelePHANTMoonより抑え目だたっと感じましたが、elePHANTMoonの公演でした。
    静かなる恐怖と言ったところか。ただ、物語はよく聞くような話だったかな。
    後、思ったより短かったです。ここからさらにあると思ってたのにあっさり終わっちゃったのは少し残念でした。

    チラシでは90分(30分×3団体)+αのフルコース(デザート付)と書いてあったので、
    3団体合同で+αがあると思ってたら、なかった(笑)
    結局+αは何だったの??(アフタートーク?でも全公演あるわけではないし・・・)
  • 遅くなりました。
    コメントしたつもりでいた・・・

    ネタバレBOX

    三つとも初見であったけども劇団名から想像した通りのお芝居で、劇団名だけで行く行かないって決めてしまう方なので、作風って名前に出るんだなあと。

    elePHANTMoon。の「アイノユクエ」は子を亡くしたショックよりも、恋人の裏切りを目撃したことのショックの方が大きかった、と解釈して観ました。最後抱いている缶の中から骨が出てきてびっくり。それを食べるというのも愛があれば口に入れても平気でしょう。骨を本人と考え、灰をペンダントに入れてる人の感覚とそれほど違いはないと思うのですんなり受け入れました。

    犬と串。劇団名にある犬、を串焼きにするのかと思いきや、人の形した大根を主役に最後まで・・・・学校向きかも。

    角角ストロガのフ。これもイメージ通り過ぎるくらいイメージ通り。狭い会場だけどスピードがあった。私は銀座アスターの北京ダック、真鯛の皮が食べたい。男性器をネタに入れて芸術にみせるのは難しい。


    とっても狭い客席なので時間はもう少し短いと有難いです。
  • 満足度★★

    アイノユクエ
    根岸絵美さんの瞳がいいですね。全部解っているぞうみたいな瞳。悲しい瞳。怖い!

    ネタバレBOX

    「食皮俗」 怒涛の展開。観終わったら肩で一息フー! 仮チラシの時のタイトルは「包茎☆センチメンタル」でしたね。こっちのほうが好きですね。あの皮、リアルですね毛まで付いていて。

    「ロマンス~」 エロ大根一本でここまで展開するかって感じ。

    「アイノユクエ」 他の2本に比べ時間短かいような気がしましたけど?
  • 満足度★★★★★

    30分だからこそ、出来る芝居。
     30分のドラマというのは、見本市のようなもので、将来本公演を観る前にどんな劇団かということを知るための場かと誤解をしていた。3作品とも立派にひとつの作品として完結をしていたし、30分だからこそ出来る新しい芝居のありようだと思った。

     まず、角角ストロガのフ。とりあげられたテーマ、そして、シーンとシーンが交錯していくめまぐるしい演出、その全てが前衛的であり刺激的だった。続いて犬と串。今まで早大劇研アトリエという学生劇団の中でもっとも恵まれた環境の中で、照明や装置に懲りに凝った芝居を繰り広げていた。その劇団が、そういったスタッフワークを捨てて、純粋に役者の演技で見せた芝居。従来の犬と串とは全く違う方向で十分楽しめた。最後にelePHANTMoon、真打ちとしてトリを務め、真打ちとして王道の芝居を見せてくれた。あのミルクの缶(?)が確かに赤ちゃんに見えた。その演技力に脱帽だ。

     このような楽しい公演を企画してくれた角角ストロガのフの角田さんに感謝だ。

  • 謎…。
    なんでみんな、この三本を並列して語れるのだろう?
    自分は、elePHANTMoonの『アイノユクエ』についてしか、まるで記したくないというのに…。

  • 満足度★★★★

    elePHANTMoon「アイノユクエ」
    ここ最近、すっかりelePHANTMoonがお気に入りなのですが
    わずか3名のショートストーリーでも魅せてくれました。
    elePHANTMoon色の強い部分を切り取って見せられた感じ。

    劇中で殴られた芝さん、すごい鼻血を出されて、その様を
    一部始終観察してしまったものだから、通常の演出以上に
    生々しいリアリティを感じてしまいました。# 演出じゃないよね?

    秋の本公演も楽しみだなあ。

  • 満足度★★★

    犬と串「ロマンス」
    まあ、よく大根だけでこれだけ話を拡げたな、と感心。

    基本的にはどうでもいい話で、込められたメッセージもよくある類。
    # それが狙いなのかな?
    個人的には、中盤あたりからの展開がややあやしく、後半からは
    話の収拾がつかなくなってきた感が気になっておりました。

    どこまで劇団のカラーを出せてたのかが判らないのですが、
    角角ストロガのフの次の演目だったため、ややインパクトに
    欠けたような印象になったのが残念。

  • 満足度★★★

    角角ストロガのフ「食皮俗」
    3劇団の共同公演、ちょっと評価が割れるので面倒だけど別々に。

    すごい勢いで駆け抜けてゆくジェットコースターストーリー。
    「なぜそのような行動を?」などと考えてる暇はありません。
    たたみかけるような展開、嫌いではありませんし、飽きることなく
    観劇できましたが、それだけにちょっと印象も薄くなった気が。

    狭い舞台なのにあらゆる工夫で、何層にも重ねる演出は上手。
    ちょっと長編も観たくなりました。

  • 悲しくて涙も出ない
    「アイノユクエ」 が観れて良かった。
    正直「アイノユクエ」 のことしか残っていません。

    ネタバレBOX

    「アイノユクエ」 があってよかった。
    時間を無駄にしなくてすんだ。

    姉はあのあと、どうなるのでしょうね。
    入院して治療するのでしょうね。
    治療したところで悲しいですけどね。

    自転車でルデコに行ってのですけど、
    観劇後しばらく色々思い浮かべて
    ああ、かなしいと思っていました。

    はー。悲しかったぁ。
    「アイノユクエ」 だけで、★★★★★。

    サンモールスタジオで拝見した本公演よりも好きです。
  • 満足度★★★★

    強烈!
    最初の角角ストロガのフの芝居が強烈過ぎて食あたりしそうになりましたが^^;,犬と串の芝居で持ち直し,elePHANTMoonの芝居でほどよい食後感となりました。チラシにもあったとおり elePHANTMoon は劇団員は出ていなくても elePHANTMoon の芝居になっていましたね。見事です。それぞれの劇団の特徴が出ていて,今後の観劇の参考にすることが出来ます。また,アフタートークではマキタカズオミさんの芝居に対する真摯な意見が聴けてとても良かったと思います。

  • 満足度★★★★

    狂気の面白さ
    角角ストロガのフ「食皮俗」はテンポがよくて楽しめた。どちらかというとホラー。elePHANTMoon「アイノユクエ」は狂気を装った正気の世界。犬と串「ロマンス」は30分という制限の中、カシスと比較するとどうしても物足りなかったが、相変わらずの楽しい世界。

    以下はねたばれBOXにて。。


    ネタバレBOX


    ☆角角ストロガのフ「食皮俗」

    冒頭、皮を食べるシーンから始まる。馬の皮、魚の皮、大蛇の皮、河馬の皮、男性器の皮。特に動物の包茎の皮は最高の珍味とされ、それに魅了された人たちが行き着くところは人間の包茎の皮を食す「食皮俗」となる。狂気と化した食皮俗となった会社の部下と部長とのやりとりが面白い。舞台上で二つの場面を同時に見せるのもハイテンポで楽しい。

    包茎部長と事務員のイシイは付き合っていたが、ある日イシイの出演しているAV「ほうけい天使」を部下たちが見つけてしまう。イシイが包茎好きだと勘違いした狂気な部下たちは次々とイシイを強姦してしまう。それを知った部長はイシイが好きなのは包茎なのか、自分なのかと疑心暗鬼になってしまい、包茎を切ってしまう。そしてイシイに事を話すと、「男の人ってダメね。こんなものがあるから、つまらない事に振り回されるのよ。」と言って、ペニスを食いちぎってしまう。正に「食○俗」
    結構、過激!笑



    ☆犬と串「ロマンス」

    どうしてもカシスと比較してしまうが30分では独特の劇団の味が出せなかったように感じる。特に今回の主役はマリリンという女体大根が主役だった為、ちょっと幼稚だった。だからか、大人な女性のワタクシには物足りなかったのだ。小学生でこれを観たらきっと物凄く楽しめたと思う。笑
    それでも、マリリンの奪い合いでトンファーを武器にするもの、鮫のDNAを持った戦士、桃太郎侍、ナギナタ女、ジョーカー、死を呼ぶ音色のヴァイオリンなどの登場は相変わらずで面白かった。この劇団はファンタジーな要素が満載なのに、それに反して破壊や不条理を持ち出す世界が好きだ。
    あんなに引っ張りだこだったマリリンが、「ちわわに似たさつまいも」の登場であっけなく忘れ去られる終わり方も世の常を意識していて流石。



    ☆elePHANTMoon「アイノユクエ」

    夫と実の妹(加奈子)の情事が原因で水死してしまった子供(俊介)を失ってから狂ってしまった妻。ミルク缶を抱えてあやしながら毎日を過ごす。しかし、妻は狂ってはいなかったのだ。それを知るのは妻が入院する当日、あの日の二人の情事を暴露する。そして、「私はもう子供の生めない体だから、加奈子、貴女が俊介を生んでくれる?貴方たちしかいないでしょ。俊介を生めるのは。」といって加奈子の口に骨を押し込む。
    妻は二人の情事を全て知っていて長い間狂人のふりをしていたのだと思う。じわじわと復讐するために。そうして骨を二人に食べさせることでその復讐は完結に近づく。本当に末恐ろしい物語だと感じた。もしこれで二人に子供が生まれたなら、俊介の身代わりを生んだことで、二人の罪の意識はずっと続くのだ。その子は地獄の底から這い出てきたような悪魔の子のように・・。
    情事を犯した二人に精神的に圧迫させるという暗の世界。
    30分という制限の中、よくぞここまで演出したと思う。秀逸な作品だと改めて思う。ひじょうに素晴らしい。
    ちなみに骨はから揚げを食べた後の骨だった。ほんのりと揚げ痕が残っていたから。笑
    次回はペットショップで売ってる白い骨を使って欲しい。食べられるし。笑


    全体的に楽しめた舞台。

  • 満足度★★

    なんかついてけないです
    ついてけなかい、ものたりなさすぎというか

  • 満足度★★★

    3劇団顔見世興行
    3劇団による30分三本勝負の顔見世興行という趣向。
    今までのこれらの3劇団を見たことのない人には、一度で、その劇団の特徴を理解できるので、お得なのでは!?

    ネタバレBOX

    個人的には、角角ストロガのフが出色。
    あらゆる動物の「皮」を食べることが辞められなくなる人々のはなし。最初は病気が治り、健康になるといわれた「皮」であるが、そのジツは、常習性賀強く、凶暴性を増し、さらには奇病を発症という始末。
    タイトルの「食皮族」ではなく、「食皮俗」となっており、”食皮”が”俗”であることを暗示している。
    ブラックコメディーとして、十分楽しみことができた。

    犬と串は、人型をした「大根」を擬人化するというナンセンスコメディー。残念ながら、面白みを理解することができなかった。

    elePHANTMoonは、最愛の息子を事故で失った女が精神を病み、今でも、息子が生きていると信じ、ミルク缶を息子として抱き続けるシリアスな物語。ストーリーはリアリティを感じさせるものの、どこかで見聞きしたような感じがして、イマイチ、入り込むことができなかった。


  • 満足度★★★

    楽しめました
    短編の中にそれぞれの良さが出ていたと思いますし、それぞれの団体が演劇に対してどう取り組んでいるのかも見え、興味深かったです。

    ネタバレBOX

    「角角ストロガのフ」 素材はいいけれど、満足に料理できていないように思いました。やりたいことをやっているのは分かるのですが、脚本の構成があまりうまくなく、良さが100%届いてこないもどかしさがありました。

    「犬と串」 とてもおもしろかったです。見に来た人を楽しませようという姿勢に非常に好感が持てました。いい意味で、演劇って何をやってもいいんだな、ということが出ていたのも好印象でした。

    「elePHANTMoon」 主役の方がとてもよかったので、きちんとお話に乗れましたし、クオリティに関しては他2団体とは別格な印象。ただ、クライマックスに向けての一連の流れで、脚本家の作為だけが見え、3人の俳優の体から説得力が失われてしまい、残念でした。
  • 満足度★★★★

    長さの制約が良い方に
    各劇団30分という制約が
    良い方に機能していたように思います。


    それぞれの劇団の個性が
    がっつり抽出されていて・・・。
    時間によって何かがそぎ落とされるのではなく
    30分にこめられた密度から
    常ならぬ突き抜け感が醸成されているのを感じました。

    ネタバレBOX

    ・角角ストロガのフ
    男性のコンプレックスを扱っているのに
    女性的な閉塞感を感じてしまいました。
    下世話な話の向こうに
    心理的に抜け出すことができない色使いがあって。
    じわっと残滓を感じつつ
    面白かったです。

    ・犬と串
    シュールな前提が至極まっとうに思える
    まさかの展開力に瞠目。
    芯がまっすぐに通った展開だから
    そのまま持っていかれてしまう感じ。

    まさかのグルーブ感というか・・・。

    この感覚は癖になります。
    初見なのですが、これまでの本公演を観ていなかったことが
    すごくもったいなく感じました。

    「elePHANTMoon」
    それをあやす女性の
    冒頭の違和感がしだいにほどけていく中
    観る者が抱えきれないほどに溢れだす想いのもつれに
    抗うこともできずにとりこまれて・・・。
    息をつめて登場人物の想いに浸潤されつづけました。
    物語の展開に
    一瞬立ちすくむような感覚がやってきて
    そこからさらに主人公のまっとうな狂気に引きずり込まれていく。
    常ならぬ世界に呑みこんだ息がしばらく戻りませんでした。

    ***** +++++ *****
    劇団ごとに
    それぞれの色が本当に
    しっかり出ていて
    しかもカタログ的というかおつまみ感覚ではない
    一皿の味わいがしっかりとあって。

    べたな言い方ですが
    とても楽しむことができました
  • 満足度★★★

    食テーマでも個性的な3作品。
    字面だけで言えば「骨・皮・大根」と質素な食材を食べる3作品。
    角角さんは嶋村さんを迎え、不思議な近未来?を詰め込みすぎてバタバタしてしまいましたがブラックな可笑しさの舞台。犬と串さんは、マンガ的でもあり仏教的な?のか卒業→転生→コメディ→アクション→哀愁。間延びした所もあったけど元気に楽しませてくれました。elePANTさんは、3人しかいないのにゆっくりと長い針を刺されるように、谷底へ突き落す悲劇(喜劇かも)。1時間なんだけど、ダーク系ですがカラフルなので長く色々みた気分になれるお得感がありました。(ネタバレはTBした方で)お時間があって、ブラックユーモアOKならお勧めです。(2・3番目は入れ替えした方がいいと思う。)

  • 満足度★★★★

    なんと!!
    なんと強烈な世界観・・・!狂おしく、愛らしく、繊細に異常な三団体があんなに間近で!!不思議な時間を過ごせました。

    ネタバレBOX

    角角は食皮族というエグイ内容でありつつも、場面転換の処理などのスマートさで、非常にいいテンポでした。脱帽です。
    犬串は冒頭のダンスシーンなど、らしさ全開。殺陣のシーンはもう想像を絶するお馬鹿エネルギーで、もう笑うしかありませんでした。
    elePHANTMoonは初見でしたが、狂気が静かに張り詰めた緊張感に引き込まれました。ぜひ他の作品も見てみたいです。
  • 8月18日(火)S
    三団三様。上演順番を変えた方がいいのでは・・・

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