ショート7 公演情報 ショート7」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-20件 / 41件中
  • 両方
    拝見
    振れ幅も広く
    様々な作品を堪能

    アフタートークも

  • (ベストテン投票用)
    感想は→
    http://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2010/01/post-7dab.html

  • 両方拝見しました
    トークに出たんでした、そういえば。

  • 満足度★★★★

    テリトリー
    こっちの端から、あっちの端、果てには向こうまでと、
    ありとあらゆる演劇手法を試み、きっちりと仕上げてしまう作・演の谷氏の才能に驚きました。
    それに呼応するべく邁進している役者さんといい、
    真摯で誠実な芝居を観た気がします。

    ネタバレBOX

    これからも、色んな芝居をやられるのだとは思いますが、
    観客をもっともっと意識して、
    より魅力的な作品を創っていくのを楽しみにしています。
  • 満足度★★★★

    弾けるB。
    人呼んで「ポップ」パート。
    これが谷戯曲なのか、と目を疑いたくなる作品群である。

    ネタバレBOX



    ●息をひそめて
     少しコミカルで、なかなか切ないビターなラブストーリー。
     佐野功のコミカルさと切実さのギャップに、男も惚れる。と思う。
     言うまでもなく、それは堀奈津実がいてこそのことだが。
     
    ●エリクシールの味わい
     業界初の飲尿ミュージカルと銘打った馬鹿馬鹿しさ。
     あまりにも馬鹿馬鹿しくて可笑しさと悲しさの涙がちょちょぎれる。
     小林タクシーの熱演がこれでもかと光る。

    ●藪の中
     非口語演劇の若頭・堀越涼による一人七役の一人芝居。
     軽くいなせにこなしてしまうあたり流石の一言。
     逆に言えば、これくらいやってもらって当然という気さえも。
     テキスト的に言えば、七役を見せることだけに専念しすぎたきらいも。
     演者・演出のがっぷり四つが観たかった。
  • 満足度★★★

    鈍色のA。
    人呼んで「ダルカラー」パート。
    谷戯曲の傾向として幾分まとまりのあるような作品群ではある。

    ネタバレBOX


    ●ソヴァージュばあさん
     黒沢世莉演出との差違が際だった。
     私が選ぶのであれば、朗読なら黒沢演出、演劇なら谷演出だろう。
     俳優陣にしてみれば、こちらの方が人物が生きている。
     それが良いか悪いかは判断つかないが。

    ●Bloody Sauce Sandwitch
     谷流の不条理とはこういうことか。
     ハマカワフミエが病的なまでに印象に残る。夢に見そう。

    ●15分しかないの
     取り立てて何と言うことはない短篇。
     だが、「自分の時間が15分」と決める女がどこか谷作品ぽい。
     堀奈津美、桑島亜希、境宏子。この並びに文句の言いようもない。

    ●アムカと長い鳥
     人呼んで憑依役者・清水那保の本領発揮の一人芝居。
     ただ、その憑依のコントロールが聞かないのは玉に瑕。
     私の観た回は割と走ってしまった印象。
     若干わかりやすすぎるきらいはあるが、それでも記憶に残る作品だ。
  • 満足度★★★★

    濃密な時間……。
    A・B両プログラムをそれぞれ複数回、拝見した。

    7本とも、よく練られた完成度の高い舞台であり、しかもとんでもなくバラエティ豊かなラインナップで、やや息苦しさを感じるほど。

    中でも、他の方と同様「エリクシールの味わい」がやはりひと際印象に残る。猥雑なテーマをこれほどピュアな純愛の物語に作り上げた力技に脱帽。

    「藪の中」では、役者の力に息を呑むと共に、観る者に確実に物語を届けようとする脚本の企みにも感心する。

    どの作品も、人の心の暗い部分を描きながら、きちんとエンターテイメントとして成立していることに驚く。

    観る側にも、気力体力の充実が必要なほど、濃密な舞台。

  • 満足度★★★

    Aプログラム
    『ショート7』のAプログラム。
    様々な作風の作品が入り乱れる。
    どれか好みの作品に出会えるはず。

    ネタバレBOX

    『ソヴァージュばあさん』
    翻案・演出 谷賢一
    原作 ギ・ド・モーパッサン
    アクティングディレクター 黒澤世莉(時間堂)

    これ、好き。
    わかっちゃいるけどどうにも解決しようの無い問題を抱える二つの事柄を、二つの言語を解する者が、奇妙さとやるせなさに引き裂かれながら、ただただ記述する。
    迷い・戸惑いの感覚を和知龍範が好演。


    『Bloody Sauce Sandwich』
    作・演出 谷賢一

    一人の人間が世界をどのように捉えるか。
    そこには無限の宇宙が広がっている。
    目を背けたくなる痛々しさをたたえた彼女の日常は、今も続いているのだろう。
    個人的にはとても苦手。


    『15分しかないの』
    作・演出 谷賢一

    『15 minuites made vol.5』から時間をさほど置かないでの再演。
    初演よりも濃密な空間で描かれる三人一役芝居。
    一人の人間の思考が三つの肉体で描かれる面白さは、空間が狭まった事でより増したように思える。
    特に四人目の人物である元彼との思考の混ざり具合がよく見えたように思う。
    一人の人間の持つ、様々な思考を目に見える形で描き出した作品。
    初演ほどのインパクトはないものの、斬新さは消えず。


    『アムカと長い鳥』
    作・演出 谷賢一

    憑依の芝居というものを見せつけられる作品。
    ややこしい計算などから完全に解き放たれた自由な表現体が存在する。
    そこに観る物は引き込まれてしまうわけで、後はもう言うことはない。
    長い鳥の声が本当に不快に感じ、もうどこにも行き場がない、強い八方塞がり感に襲われる。
  • 満足度★★★★★

    Bプログラム。
    贅沢すぎる2時間。もう、満腹。

    ネタバレBOX

    以下、作品毎の感想など。

    『息をひそめて』
    作・演出 谷賢一

    口語会話に独白を織りまぜるダイナミックな作品。
    以前観た初演時には口語会話が印象的であったが、改めて観てみると、独白の持つ力強さに心打たれる。
    現代の恋愛模様を描いた作品だが、独白は異様な程に力強い台詞で、シェイクスピアを想起させる迫力がある。
    恋人の話を床下で盗み聞く、という構成も、情けない話だがダイナミック。
    床下・床上の空間の切り取り方、混ぜ方も絶品で、決して映像作品では実現できない舞台の魅力を体現したつくり。
    現代日本の小さな一室に起きる、小さな恋の問題を、繊細に、かつダイナミックに描き出す作・演出に惚れ惚れする一品。


    『エリクシールの味わい』
    作・演出・作詞 谷賢一
    音楽 伊藤靖浩(作曲・演奏・出演・音楽監修)

    「飲尿ミュージカル」(業界初)という宣伝文句がひときわ目をひく、今回の企画唯一の初演作。
    とあるバーで酔いつぶれる製薬会社のサラリーマンのおやすみとおはようの間の物語。
    とにかく良かった。
    どうしても「飲尿ミュージカル」という言葉にとらわれてお馬鹿作品の様なイメージが付きまとってしまうが、そのイメージを前面に押し出すのは、これほどまでに痛々しく切ないラブストーリーを書いてしまった作者の照れ隠しなんじゃないだろうか。
    本当によかった。僕は涙目で観ました。
    飲尿を扱った大胆さ・馬鹿さと、作者が全身全霊を込めたラブストーリーの繊細さ・もろさがとてもいい具合に混ぜ合わされていて本当にいい。
    初期のDCPOPの馬鹿馬力と現在のDCPOPの緻密さ・繊細さを兼ね備えた、これからのDCPOPの可能性を改めて見せつけられる傑作。
    役者も素晴らしい。
    「くたびれたサラリーマン」という言葉が似合いすぎる小林タクシーの軽妙な存在感はもちろん、個性豊かなおしっこ娘たち、ミステリアスなバーテン(千葉淳)、感情むき出しの恐い女(清水那保)などなど、強すぎる存在感の絶妙さは何とも言えない。
    そしてその中でも極めて異質な迫力を放つ、飲尿の天使・岡田あがさ。
    「まるで、天使」なんて台詞を何の疑いもなく受け入れられる、驚異的なまでの存在感・現実感のなさ。
    この作品は、このキャスティングにより戯曲の持つ力をとことん引き出している。
    岡田あがさの登場から立った鳥肌はカーテンコールまで続いた。本当に、よかった。なんだあれ。

    そして、バーの謎の演奏者伊藤靖浩(作曲・演奏・出演・音楽監修)の手によるミュージカルナンバーが本当に心にぐっとくる。
    アホらしい歌詞なのにあそこまでぐっと来る曲がつくと、気分はまるでブロードウェイ。
    帰り道に口ずさめる覚えやすいが心にささるナンバーは必聴。劇場でCD売ってたら絶対買ってた。
    特に「ひゃくまんかい」は本当にいい。小林タクシーの異様に高い歌唱力と岡田あがさの消えてしまいそうに淡く優しい歌声に、もうどうしていいかわからない。
    そんなこんなで感動の渦に引き込まれてしまう。
    中国の古典に、お粥が出来るのを待ってる間に眠ってしまい、自分の一生の夢を見て、目が覚めたらまだ粥は出来ていない、なんて話があったが、そんな中国の古典の雰囲気を舞台で味わったのは本当に初めて。
    いい芝居観たよ。


    『藪の中』
    翻案・演出 谷賢一
    原作 芥川龍之介

    芥川龍之介の『藪の中』を翻案した一人芝居。
    花組芝居の堀越涼が出演。
    『エリクシールの味わい』ですでに夢見心地だったのに、もう一本あるという短編のグランバザールの幸せ。
    この作品も初演を観ているのだが、役者に合わせて大胆に趣を変えた作品になっている。
    漂うのは日本の伝統芸能的香り。
    狂言・歌舞伎を織り交ぜたような独特の演技スタイルは『藪の中』の時代観を出すにはもってこい。気持ちよく見得を切り、朗々と語られる台詞によって作られるピンと貼りつめた空気感は見事の一言。
    ただ、型のダイナミックさを追求する余り、感情のダイナミックさ・目に見えない迫力がやや犠牲になってしまっている印象を受けた。
    型のダイナミックさで見せる今回よりも、目に見えない爆発力があった初演の方が僕は好み。
    本当に、ただの好み。
    これはこれで素晴らしかった。
  • 満足度★★★★

    Bバージョン
    なぜか今でも、あの「飲尿ミュージカル」の歌が頭から離れない。という苦しみに悩んでいます。(^0^)

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    「息をひそめて」
    同棲をしている彼女の様子がどうもオカシイ。浮気をしているようだと疑心暗鬼になった男は床下に隠れて様子を伺う事にした。案の定、彼女は3人の男と浮気をしていた。男は一瞬、殺意を抱いたが、殺す勇気もない。だからって別れる勇気もない。たぶん、この先も何事もなかったように暮らす所存。
    女が友人と話すシーンで「浮気って案外、バレないものなんだ・・。」って言葉は現代の女性像を象徴してるような背景が見え隠れして、リアルだった。


    「エリクシールの味わい」
    他人と深く関わりたくない会社員はとあるバーで女性のおしっこを飲むのを趣味としていた。おしっこの味、色、芳醇なまでの香りで、女子高生のおしっこ・人妻・バイトガール・幼女・女王様(SMの)と区別できる。ある日、エリクシールと呼ばれる不老不死なるおしっこを飲尿した。その味に惚れてしまった会社員は天使みたいな女の子のおしっこを自分のものにしたいと切実に思い、彼女を迎えにいく。彼女はセックスが嫌いで働くのも嫌い。何も出来ない女の子だったが、会社員は言う。「愛とかセックスとか、もう、そういうのはいいんだよ。でも一人じゃ嫌なんだ。50cm位離れて傍に居てくれるだけでいいんだ。そんなに近いのって嫌だろー?」
    こうして、会社員は彼女のおしっこを飲み続けながら妄想の世界で彼女の虜になっていく、というお話。
    とにかく面白い!ばかばかしいけれど、その発想と言い、大真面目に「飲尿ミュージカル」を歌う役者陣にもウケル。
    現代社会の若者を風刺したようなブラックコメディ!

    「藪の中」
    芥川龍之介の作品。物語の軸を残し、登場人物を脚色して藪の中で起こった出来事を女の証言、夫の証言、男の証言、おばばの証言・・・と8人の視点から表現して一つの物語を完成させる。役者のレベルは相当高く、完璧に演じてました。むしろ、こういう古典的な事も出来るんだな。と驚く。

    なんといっても目玉は「飲尿ミュージカル」です。
    機会があったらもう一回観たい作品!(^0^)
  • 満足度★★★★

    A&B
    ・4月30日Bプロ
    ・5月06日Aプロ

    7作品、堪能させて頂きました。
    とりわけ「エリクシールの味わい」は抜群に面白かった。
    ミュージカルをやっている人は全員見るべきだと思いました。
    ありがとうございました。


  • 20090502
    、ン、)ノ Aプロ

  • 満足度★★★★

    まさに谷賢一展覧会
    1600Bプロ、1900Aプロ観劇。
    pit北/区域、初めての劇場でしたが泣きたくなる狭さ。Bプロ観たときは
    奥に暗幕掛けてるセットに半分身体が埋もれてました。忍耐との勝負w

    お芝居の方は、もう谷さんの頭の中にあるあらゆるベクトルのものが
    どさっと山積みになったって感じで、それはそれは楽しめました。

    あと関係ないんですけどAプロの間、ずっと谷さんが隣で箱に座って
    厳しい目で舞台をご覧になってました。時にうなずき、笑い、鼻息荒げ。
    舞台とその演出家を同じ視界に共存させるのも、おもしろいもんです。

    楽を過ぎましたが、一応ネタバレにて。
    「ソヴァージュばあさん」は会心の一撃!でした。

    ネタバレBOX

    観た順に。

    「息をひそめて」
    これはおもしろかったなあ。恋愛観でも「そうそう」って思うところが
    多々あったし。他の演目は「現実にはあまり身の回りにないもの」が
    背景になってるけど、これだけは同じ目の高さにある出来事が
    題材になってて、それだけに感情がリアルに伝わってきました。

    「エリクシールの味わい」
    ぼく谷さんはエロスをやっても下ネタはやらない人だと思ってましたw
    観てるうちに飲尿がまるで普通のことのように錯覚させられてました。
    劇中歌も素晴らしい!最後、飲尿でホロリさせられた自分が悔しい。

    「藪の中」
    堀越さん、すごいなあ。暗転して役が変わるはじめの部分だけは
    前の役の印象が残ってしまってとまどいを感じるけど、達者ぶりを
    堪能できました。ひとつの出来事を複数人が語ると少しずつ事実と
    異なる。その真実は?なんかそんな映画もありましたね。

    「ソヴァージュばあさん」
    黒澤さん演出の 4x1h で初見。ストーリーが判っていたからかも
    しれませんが、今回の方がとても分かりやすく心に伝わりました。
    4x1hのアフタートークで「机を使いたい」「火事のシーン」について
    語っておられましたが、その答えが観れて良かったです。
    堀川ばあさんは、ちょっと優しすぎるイメージだったかなあ。
    もう少し偏屈に閉ざしていた心が開く感じが出てもよかったかも。

    「Bloody Sauce Sandwich」
    興味深く観させていただきましたが、とても不可解な作品。
    でもぼくの中のダルカラのイメージってこんな感じ。

    「15分しかないの」
    初観。堀さん頑張ってます。桑島さんが「本音」で堺さんが「体裁」
    という心の葛藤として観てましたが、リズムよく小綺麗な仕上がり。
    演者全員が客席向いてシンクロさせるのは大変だっただろうなあ。

    「アムカと長い鳥」
    ちょっと「Bloody Sauce Sandwich」とカブるのはこちらも女性の
    「性」を描いているからか?テーマ的にちょっと苦手な作品でした。
    アムカが「アームカットの略」ということを観終わってから知った。

  • 満足度★★★★

    A&B観劇
    Aプログラム&Bプログラム、観劇。
    不条理ものはフーンという感じでピンとこないけど、他の作品は面白かった。
    A:「15分しかないの」・・・お見事
    B:「藪の中」・・・リキ作
    B:「エリクシールの味わい」・・・笑い。ちょっと引きw

  • 満足度★★★★

    ミュージカル!
    エリクシール~はいいですね、単純に楽しめてかつひくこともなく、役者もぴったし、みたいな。

  • エリクシールの味わい
    が突出。アフタートークでもゲスト出演したときもお話ししたんですけど、作家である谷くんの現在進行形の最新作が一番面白かった。

    小林タクシー、佐々木なふみ嬢、清水那保ちゃんとゴソッと5/26から始まるMUにも出演してもらうんだけど、すんごいやる気に火が着いた。飲尿なのに火がついた。笑。下ネタでごめんなさい。

    ネタバレBOX

    内容は、飲尿すら「血と同じで汚くない!」と豪語する変態役・小林タクシーが、BARで「ここで尿が飲めるって聞いたんだけど」って設定で始まる。もうこの時点でなんかのパロディ越えてて危ないだろ(笑)そのまま最後まで怪演して歌い上げるミュージカル。

    大人計画の成功以降にフォロワーが蔓延し、変態や過激さをひけらかすのがちょっと前に流行ったけどそれも終わり、00年代の「いま」のモードで自分が生きてると「変態は普通」と青筋立てて力説するカジュアル感の方がフィットしちゃうんだよね。だから、これはシンプルに変態を力説、しかも歌い上げた勝利だと思う。

    ちょうどこの前観た映画『ミルク』も、ゲイの政治家の話なんだけど。マイノリティが「普通であること」を求める叫びで。俺ビービー号泣しちゃったのね。まあ、そういうシンクロもあったってことです。


    <蛇足ゾーン>

    「いま」のモードがまぶしすぎたので、過去の作品との(作家としての)タイムラグが若干気になった部分もあり、個人的に『薮の中』はリライトしちゃってもいいじゃないかしらと思った。KERAがゴーリキーの『どん底』をリライトしたように。どうしてもこの短篇だけ様式に目が行ってしまったので。本当、蛇足ですが。谷くんなら翻訳モードでリライトしても絵になるかなと。
  • 満足度★★★★★

    和の心
    を感じた。

    ネタバレBOX

    両面観ました。心に(芯に)細胞に、響いたものはAプログラムと「薮の中」
    ダルカラは本気でキレてるポップ。ビールの宣伝みたいだけど。巧いビール。どの作品も濃密でミリ単位よりも小さく感じるきめ細かい作り。

    『息をひそめて』
    昔、「床下仙人」という新築建設の間にこっそり床下に住んじゃおうっていう短篇があって、セットを見てそれを思い出した。女の下に男がいる図が、尻にしかれてるみたいで面白い。Bの中ではこの話が一番好き。

    『エリクシールの味わい』
    今回観たい人が結構いて、小林タクシーさんと伊藤靖浩さんを堪能できて良かった。伊藤さんがどんな風に歌うのかも見たかったので満足。あがささんはかすれた声がまたいつもと違う雰囲気で可憐。いきなり話の方向が変わってニクイ。歌詞カードが会場で見た時はピンクだったのに家に帰って見たらバイオレッドだった。いい夢をみたんだきっと。

    『薮の中』
    これは堀越涼さんの演技にあんぐり。襦袢はどんなの着てるのかなって袂をじっと見つめていましたら、次の瞬間女性になったのでわっとなりました。

    『ソヴァージュばあさん』
    今回、一番観たかった作品。机とスープとパン。これが揃った絵で観たかったのと火事のシーンに納得。小柄で可愛らしい堀川さんが、どんなばあさんになるのかと失礼ながら不安に思っていたのが、登場2秒でそれは無くなり・・・・首のラインを老けさせるために顎を引いて虚ろな目のその人はまさしくばあさんで。びっくり、こういうのが小劇場で観られるって。指をくっつけるシーンの堀越涼さんもまた印象的。

    『BIoody Sauce Sandwich』
    前回よりも今回のほうが断然いいと思います。ネタバレ読んでから挑んだのでドグラ・マグラのイメージを持って観劇。これこそ本気でキレてるポップな作品かも。万人向けではないにしろダルカラファンの友人二人はこれが一番好きだと言っていました。明るい不気味の面白さ。台詞のしっくり度がより高く感じたのはこれと「息をひそめて」

    『15分しかないの』
    前回の池袋15分祭りより更に、パキッと切れ味抜群な仕上がりに。もうすんばらしくて鼻血が出るかと思いました。前回は「元彼」が舞台の奥にいたので聞き取れない台詞もあったけど、今回千葉さんは前に出ていたので大丈夫。もう一回観たい。

    『アムカと長い鳥』
    衣装が話題になったようですが特に気にしない、ならなかった。風呂場なのに着ているのが不思議に映るのはあるけど30分はあっという間。実際淋しさで気が狂うと水に浸りたくなる。母体回帰?回によって全然違う印象がありそう。私が観た時は想いが本を超えた瞬間があって・・・・


    格好いいポップも存在するんだけど底の方では倭の感覚があるというか。谷さんの仕事の細かさに多く触れました。旅館の女将。
    ★は全作品の平均。5を超えるものがあるのでこうなりました。
    血を一杯抜かれた気がするなあ。面白かった。
  • 満足度★★★★★

    いい(≧∇≦)b
    A,B観ました。谷氏の多彩な作風、演出に感心。名実共に珠玉の短編集といっていいでしょう。団体メンバー、客演陣も皆さん素晴らしかったなかで、「エリクシールの味わい」の岡田あがさ、「Bloody Sauce Sandwich」のハマカワフミエ(国道五十八号戦線)、「ソヴァージュばあさん」の堀川炎(世田谷シルク)、「藪の中」の堀越涼(花組芝居)は、特に素晴らしかったです。

  • 満足度★★★★★

    Bプロ
    なんといっても「エリクシール」が傑作だった。
    美人女優たちが、あんなこともしちゃう(!?)というのは、ホンのすばらしさと同時にやはり主宰・演出家の谷賢一の「カリスマ」がまばゆいのだろうなぁ。

    まだまだ、演劇には未開拓の平野があります。豊かな鉱脈が隠されている。
    残されているのが「荒地」ばかりとは限らない。

    あー、満足、満足

  • 満足度★★★

    Aプログラム
    「ソヴァージュばあさん」必見。どこかで観た事がある人も、初めての人も。

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