浮いていく背中に

原田ゆう（東京都）

公演に携わっているメンバー：5人

団体紹介

実は団体ではなく、個人です。本当は劇作家として劇作に専念したいのですが、いかんせん劇作家としても無名なので僕の戯曲を演出してくださる方があまりいません。
なので、まず自分で演出をしています。

原田ゆうプロフィール：玉川大学芸術学科、日本大学芸術学部の大学院で演劇を専攻。
卒業後、APE、ニブロールなどコンテンポラリー・ダンスの舞台にダンサーとして出演。2008年『排気口』よりイデビアン・クルーに参加。続く『大黒柱』(イデビアン・クルー・オム)、『挑発スタア』、『出合頭』、『麻痺 引き出し 嫉妬』、井手茂太振付作品『KOKASHITA』（タイツアー）に出演。 並行して劇作活動も続け『キッチュ』が第5回かながわ戯曲賞の最終候補に選出。『見上げる魚と目が合うか？』で第18回劇作家協会新人戯曲賞を受賞。

応募公演への意気込み

この作品は応援してくださる方々のおかげで、初演から4か月で再演となりました。
人生の意味やら無意味やらを、わずかに進みながら考えた作品です。

この戯曲が、よりたくさんの人の手によって今後演出され、さまざまな地域に住む人たちに届けられたら本望です。

将来のビジョン

最終的には劇作に専念したいです。
なので劇作家としてどうなりたいか、について書きます。
敬愛する小説家が、小説とは？という問いに対して「小説は現実を探るものではなく、実存を探るものです。そして実存は生起したものではなく、人間がなりうるあらゆる状態の人間がなしうるすべての事柄の、つまり、人間の様々な可能性の領域なのです」と述べています。これは舞台にも言えることだと思います。
これからもこんな人間がいるのかという実存、新しい人物像を追い求めていきたいと思います。