CoRich舞台芸術アワード!2017

「15 Minutes Made Anniversary」への投票一覧

1-9件 / 9件中

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投票者 もらったコメント
byassistbyassist(843)

1位に投票

25日19:30の回(約2時間、途中休憩10分間)を拝見。
個人的には、2015年7月の『15 Minutes Made Volume12』以来となる、この催し。Mrs.fictionsさんも含めて、出場6団体中5団体が初見だった『12』と違って、16回目の開催となる『Anniversary』では全くのお初は2組のみで、他の4団体は概ね手の内は承知、といった状況での観劇です。

『フランダースの負け犬』~柿喰う客
あの名作アニメの有名なラストシーンをモチーフに、登場人物を第一世界大戦勃発時のドイツの軍人達に置き換えての会話劇。
柿喰う客さんらしいエッセンスが凝縮された、実に手堅い作りの「ドラマ」でした。

『ハルマチスミレ』~吉祥寺シアター演劇部
公募の高校生達が、あやめ十八番・代表の堀越涼さんの指導の下、堀越さんの「追憶の中の高校生像」を、持てる力量の全てを出し切って演じた作品。
感性が摩耗した観劇おじさんには、眩しいほどの初々しさ!
今回の6団体の中で、個人的にイチバン胸打たれた舞台でした。

『BBW』~梅棒(ウメボウ)
ケーキ屋の店主?への想いを打ち明けられずにいる女性をヒロインにしたラブコメディなのに、出演者は全員男性! しかもセリフ無しでストーリーを「語る」、ダンス・ダンス・ダンス!の15分間。
今回、会場をイチバン熱狂させた、パフォーマンス演劇には、大いに刮目させられました。

『ラスト・フィフティーン・ミニッツ』~演劇集団キャラメルボックス
結婚5年目にして初の新婚旅行の旅先から、妻の両親に預けておいた3歳の愛娘に向けて、人生のラストメッセージの動画を送ることになった若い夫婦の最後の15分間を、コミカルに・でも切々と描いた作品です。
でっ、特筆すべきは、10分間の休憩を挟んだとはいえ、梅棒さんのグルーヴ感にすっかり支配された会場の空気を、自分達の世界観に染め直した脚本・役者さんの説得力…さすがは老舗劇団・キャラメルボックスさん、その実力に素直に脱帽です。

『想いをひとつに』~劇団「地蔵中毒」
かねてより評判は耳にしていた地蔵中毒さん。今回の6団体の組み合わせでは、異彩を放つエログロな作風、他人事ながら、大いに心配?!していたんですが…。
吉祥寺シアターという会場の公共性を「忖度」して、エログロのレベル、抑え目にしたのかなぁ? それでも、おいおい!と良心の呵責に苛まれつつ、素直に笑わせてもらいました。

『私があなたを好きなのは、生きてることが理由じゃないし』~Mrs.fictions
トリを務めるMrs.fictionsさんの作品は、亡くなった男の目を通して、残された両親と恋人の歳月の積み重ねを描写していく…シンプルな構成ながら余韻の残る家族モノです。
和洋中ない交ぜな趣きの芝居のフルコースの掉尾を飾るに相応しい、「渋い味わいの珈琲」でした。

2年前の『15 Minutes Made Volume12』で初めて知って、以後、今でも意識して本公演を観に行っている団体さん、3つあります。
今宵の『Anniversary』だと、お初の2団体のうち、地蔵中毒さんの、遠慮なく本領を発揮した本公演、観に行きたいな、と思いました。

naisen424naisen424(1357)

9位に投票

一本ではないので順位は下がります。
これをみて、このあと柿喰う客の流血サーカスをみました。

Lost in WonderlandLost in Wonderland(253)

4位に投票

https://blogs.yahoo.co.jp/suwansong2014/36838681.html
こちらで感想かいてます

kikikiki(521)

4位に投票

公演チラシの裏面や公式サイトに記載された上記の文章中に「予告でも試食でもない15分の可能性」というフレーズがある。Mrs.fictionsが継続して主催してきた15分の短編で綴るショーケースイベント『15 minutes made』。観に行けば、まさに『予告でも試食でもない』独立した作品としての15分を堪能できるだろう。

加えて今回は10周年の記念公演とのこと。それにふさわしい素敵な団体が集まり、15分の作品1つ観て帰っても満足できる顔ぶれとなった。そしてそれを6本詰め込んだキラッキラの約2時間。

美術やその他さまざまなスタッフワークも含め、アニバーサリーにふさわしい素敵な公演となった。

マリナマリナ(553)

4位に投票

お祭りに相応しいラインナップでした。
とても楽しかったです。

ぐまぞうぐまぞう(829)

4位に投票

1作品15分のショーケース公演も10年目。柿喰う客、新作書き下ろして欲しかった。吉祥寺シアター演劇部、初々しい。梅棒、流石。キャラメルボックス、泣いた。地蔵中毒、本当に何も残らねぇ。Mrs.fictions、ジワジワ来る。

unicornunicorn(1870)

2位に投票

休憩AT込み155分。
フランダースの負け犬(柿喰う客)
ドイツの若き将校ヒュンケル(深谷由梨香)は有能な指揮官として前線に立つが、上官(七味まゆ味)の判断ミスで舞台は窮地に陥る。上官らはヒュンケルの部下でおバカなバラック(葉丸あすか)にミスを擦り付けるようヒュンケルを追い詰めるが、ヒュンケルはバラックを殺せず暗殺され罪を擦り付けられる…。
面白い。しょっぱなでダークな雰囲気と熱くこみあげてくる感を充満させてた。

ハルマチスミレ(吉祥寺シアター演劇部)
全日制の高校生と定時制の高校生との恋とかいろいろ。
声がやや聞き取りにくいとかあるけどカラーは出てたかな。

BBW(梅棒)
ケーキ屋に恋したデブい女の恋を応援団員らが応援して、ダイエットのため天使と悪魔が戦い、ライザップして痩せ女になって告白しようとするも、ケーキ屋のそばには女がいて、結局リバウンドして、けどやっぱりもう一度痩せて告白するという話。
ノリを作り出すのうまいかと。エンタメしてて盛り上がった。ラストのケーキ屋の女にケーキをぶつける演出からのダンスとかいいし、悪魔と天使(とデブ女)の戦いとか魅せ方うまい。

ラスト・フィフティーン・ミニッツ(キャラメルボックス)
三歳の子・雪を両親に預け旅行にでた夫婦が、雪宛にビデオレターをとっている。実は宇宙旅行で宇宙船が隕石のせいで故障しもう地球に戻れない状況になっていて、ふたりは二人の馴れ初めを語り、将来雪が理解してくれることを願い、最期の15分間で想いを伝える…。
笑いとドタバタした展開から、ジンとさせる手法はキャラメルボックスらしい。不思議だけど、二人の馴れ初めあたりのウォーミングさはどこからくるのか。二人は死ぬけど、その気持ちは地球の娘に届いているといいなと思わせるチカラがある舞台だった。

想いをひとつに(地蔵中毒)
原宿にきた日体大の女子大生三人は上半身やくみつるの三人や暴力的なガンジーらに出会い、おっぱいに爆弾入りジェンガを置かれてしまったり、原宿を川崎にされそになる。みんなは想いを一つにしようとするが、結局爆弾は爆発し、原宿は地図から消えてしまう…。
むちゃくちゃな展開や設定だけど魅力のある作品。けど15分以上見るのはちょっと怖いかも。

私があなたを好きなのは、生きてることが理由じゃないし(Mrs.fictions)
久太郎(岡野康弘)…死亡し自由になった。優子に自分のことを忘れてと願うが。
優子(徳橋みのり)…久太郎の彼女。久太郎死後も、ずっとそばにいた。徹子の部屋にも出演した。
父(岡本篤)、母(森谷ふみ)、優子に見守られ死んだ久太郎に対して、少しずつ忘れよとする父母だが、優子はずっとそばにいて、生きている時もそんなしゃべんなかったからと今後も寄り添っていく…。
笑いそこそこ。メタ作品なとこもあるけど、根底は人を思う気持ちとかそんな感じ。人が死ぬ作品だけど、決して沈痛な感じにならず温かみを帯びたまま終幕するとこがいいとこかな。イマドキかどうかは不明だけど、静かで力強い愛情の示し方。

カーテンコールの深谷がチラシ衣装で登壇し、ハイテンションで奇声をあげ、アニバーサリーを祝ってた。

はるこはるこ(331)

7位に投票

梅棒、吉祥寺シアター演劇部、Mrs.fictionsを目当てに拝見。柿喰う客「フランダースの負け犬」のロング版は見たことがあったので、ショート版が見られることも楽しみにしていた。
蓋を開けてみれば、地蔵中毒に抱腹絶倒の大興奮だった。絶対に単独公演は見に行かないであろうタイプの団体だったため、セレクトしたミセスへの感謝とリスペクトが増した。

akisanakisan(1221)

1位に投票

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